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心配・回復・素直な梅
つぐみには3本の梅の木があります。
手入れして、開花を迎えてわかったのは、
1本は花梅、2本は実梅ということ。
純和風な庭に興味がなかなか持てず、知らなかったことはたくさん。
当たり前に育って、咲いて、なんとなく綺麗で、、
そうやって見てるだけだとなんもわからないもんなんですよね。
古民家の延長で、庭の木にも興味がわくようになって、
これはなんの木?開花時期は?どんな落葉の仕方?
この木につきやすい虫は?寒さで弱ってしまうのは?対処法は?
いろんなハテナがおしよせて、項目に分けて植物ごとにリスト化して
どんどん詳しくなる。そうすると、元気がない種や、
虫に取り憑かれてるけど元気な種、どうにかしなきゃいけない種など
わかってきました。
今回は梅にフォーカス。
1本目の和室から見える3mほどあるウメコ①
とーーっても濃いピンクの花梅
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梅は、地中の水分をたくさん吸い上げてしまって、
幹が腐りがちらしいです。
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この状態を見た時は、へっっっっっっっっ?!枯れるの?!と思いましたが、中の大事な部分まで達していなければ、幹や枝がペラッペラになっても
ちゃんと生きていて、その先の花もちゃんと咲きます。
だけど、このぺらっぺらを支えていたのがペラッペラの支柱でした。
もう、土に還りかけている、、。
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応急処置で左側に置いた、同じくらいの支柱を見つけましたが
意味なさそう、、と思い
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お世話になっていた樹木医さんに頑丈にしてもらいました。
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はじめ組み立てもらったのが、あまりにも座敷から見た時に
支柱が目立ちすぎていて、だけど庭を通るとき石の上をスムーズに渡れるように、という要望に試行錯誤してもらい、ベストな位置を探ってもらいました。
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見るからに、とても頑丈!
強風でも台風でも、まだ安心できるようになりました。
それから気になったのは、ウメノキゴケ。
これは苔ではなく地衣類。見た目きもちわるいけれど、
華道の世界では、長年寄り添ってるとしていい意味を持つ。
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なんとお正月飾りにも寄り添ってたりする、、!
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空気の綺麗な場所、そして弱った樹木につくのが特徴。
環境がいい指標になるのはいいけれど、あまりにもたくさん。
石や岩にもたくさんついていて、目につくとそればっかり気になっていて、
植物にとって覆われすぎていると呼吸も光合成もしづらくなるので
取ることをきめた。
ケルヒャーの高圧洗浄で飛ばす、たわしでこする、軍手してこする、
手強い、、いろいろ組み合わせて完全にではないけど
樹肌が見えるくらいには取れた。
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ウメノキゴケ完了。
次はカイガラムシ。こちらは羽みたいな白いふわふわな幼虫から、
甲冑みたいにかったい成虫に変化する。
使う気もないけれど殻をまとえば殺虫剤も効かない厄介さん。
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樹液を吸って弱らせ、甘い排泄物でアブラムシが来る。
なので、幼虫の時期なら牛乳スプレーで窒息。
成虫になっていたら手や歯ブラシでとる。
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取ってもとっても、風に乗って幼虫は来てしまうから都度チェック。
見つけたら取る!
そして、土も改善。
近くで馬の堆肥をたくさんもらってきて地中に施す。
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続きは次の投稿で。。