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テラミスティカ『Age of Innovation』ルール斜め読み テラミスティカとの違いまとめ

2022年のGenConで発表されて以来音沙汰のなかったテラミスティカ独立拡張『Age of Innovation』だが、つい先日BGGのページが作成された。
また今朝方確認したら英語・ドイツ語のルールが投稿されていた。
絶対に買うので、今のうちに読んでおいてテラミスティカとの違いをまとめておく。
(気になるところは概ね書いたが網羅しているわけではないので注意)

https://boardgamegeek.com/boardgame/383179/age-innovation

なお記事中での用語はテラミスティカに存在するものに関してはテラミスティカに合わせる。

PDFが画像だったために機械翻訳も使わず素読みなため間違いあるかも。
あったら直すので教えてくれるとありがたいです。


リソース

4色の本(ブック)リソースの追加

  • 灰色の本を得る場合色を選択する。

  • 灰色の本を支払う場合色はなんでもよい。

セットアップ

  • 1-3人用マップと3-5人用マップ(2人の場合追加ルールあり)

  • 6ラウンド目の得点が2種類(得点タイル右側に4種類からランダムで1つ)

  • 6種から3つランダムに選択される、本を消費するブックアクション

  • 砦の能力を決めるタイルがランダムで人数+1と固定で1つ(=人数+2)

  • 恩恵タイルに当たる能力タイル(宗教欄で後述)のランダムセットアップ

  • 18枚の革新タイル(後述)からプレイ人数に応じてランダムにセット

  • モジュール式個人ボードの準備(後述)

最終ラウンドの得点タイルは右にも得点要素が入る


ブックアクション

個人ボード

  • 種族ボードがモジュール式に変更

    • 種族、色、初期のボーナスタイルの7つの組み合わせを作る

      • 手番順を決めた後に逆順でピック

      • 種族はもちろんのこと、色ごとにも違いがある(例えば黄色は初期住居を置いた後に1スコップ使える)

    • 砦能力は砦を立てたときに決める

      • 先取要素あり

  • 住居が8→9

  • コストの調整

    • 神殿に必要な労働者が3

    • スコップレベルを上げる:司祭+1労働者+5コイン

    • 砦は4労働者6コイン

    • 聖域は5労働者8コイン

中立の建築物

中立の建築物

自分のボード上にある建物以外に、中立の建築物が追加。
通常と同じものが各1種類に加え5つのタワーと1つのモニュメント。

中立の建築物を得た場合は即座に自分の間接隣接する居住可能な土地に置き、自分の建物の一つとして扱う。その際にスコップを支払って土地の変換をしてから配置してもよい。ただし使用できるのは労働者の支払いによるスコップのみ
配置できる地形がない場合は破棄

モニュメントはモニュメントを含む2つの建物で町化が可能

宗教関連

  • 司祭に当たるリソースは継続

  • 宗教レベル8にするためには鍵が必要

  • レベル9で追加収入

  • MAX10→12(最大値の専有は変わらず)


宗教の代わりの科学ボード
恩恵タイルの代わりの能力タイル

種類固定だった恩恵タイル、宗教の色、得られる宗教レベル、得られる能力の3つの組み合わせのランダムセットアップに変わった。
能力タイルは12種類各4枚なので、出てくるもの自体は毎回同じ。

革新タイル

革新タイルを取得するというアクションが追加。以下のリソースが必要。

  • 本5冊(本の色の指定もある)

    • 2枚目は灰色+1冊、3枚目は灰色+2冊必要

  • 砦を建てていない場合は追加で5金

各スペース1枚なので先取り。

4人プレイ時の革新タイル置き場

【メモ】
中立の建築物は主にここで取得する。
また得点に関するものが多い。

その他

  • パスを表すアイコンが巻物から封蝋付きの手紙に変わった

パスアイコン
  • ラストのリソース点が3金1点ではなく5金1点

  • ゲーム終了時に点数が同じ場合は、テラミスティカで決着をつけない

    • テラノヴァにはテラミスティカで決着をつけるという記載がある

    • 点数が同じ場合は勝利を分かち合います

雑感

(ほぼテラミスティカなので当たり前だが)面白そう。

テラミスティカではジャイアントなどの砦種族以外はほとんどの場合1ラウンド目で神殿を作っていた。しかし砦能力が選択式になったり、神殿の労働者数が3に代わっていたり、宗教レベルを8に上げるには鍵が必要だったり(=宗教ボーナスで2スコップ得るには先に町が必要)、そこらへんで1ラウンド目の争いがどうなるかに注目したい。
砦能力が先取りなので強いタイルがあれば先手が砦、後手が神殿とわかれるのが自然に感じる。そうすると急がない後手がパワーアクションを抑えるだろうか。
砦の有無が革新タイル取得のリソースにもかかわってくるので、テラミスティカのように最後まで立てない場合も多いものじゃなくなっているのは非常にいいと思う。

色と種族だけではなくボーナスタイルも含めて初期セットに含めたのは結構よさげに感じる。
4番手が2金1スコップをとるというのは良くも悪くも鉄板だったので。
ヤバい組み合わせが来る可能性もあるが、確定完全情報ゲームは競りと相性が良いので、それがわかるぐらいのプレイヤーが集まったら競りをしてみればいいんじゃないだろうか。

マップは固定な分ガイアプロジェクトよりはすっきりしているイメージがあるが、最低でもテラミスティカの経験がないと情報量に圧倒されそうだ。
無限に回せる環境があって、パッと盤面見て今回はこの初期セットがよさそうだと思えるぐらいに習熟したら滅茶苦茶評価高くなりそうなのだが、実際は周りがリプレイより新作環境なのでやっぱりテラミスティカがちょうどいいってなる気がしないでもない。
新作たくさんできるのは非常に恵まれていると思うので贅沢な悩みだが。

用語比較

左:テラミスティカ
右:Age of Innovation

建築物

  • 住居-作業場(ワークショップ)

  • 交易所-ギルド

  • 砦-宮殿

  • 神殿-学校

  • 聖域-大学

リソース

  • 労働者-工具(ツール)

  • 司祭-学者

宗教関連

  • 宗教-科学

    • テラミスティカ:火、水、土、風

    • Age of Innovation:金融、法、技術、医療

  • 恩恵タイル-能力タイル

修正

宗教の鍵が必要なレベルが8ではなく7になってたので修正(2023/04/03)

中立の建築物のニュートラルをナチュラルと読み間違えてたので修正(2023/04/06)

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