いつまでたっても

この歳になって、自分のダメさや、バカさ加減、できることの少なさや、感情の欠如に、毎日のように気がつく。

若い時に、自分はいい人間だとか、頭がいいとか、何でもできるとか、感情豊かだとか、そんなふうに思っていたのは、心底ほんとうにダメでバカな人間だったのだろう。

いい気になって人に説教したり、自分のわずかな知識をひけらかしたり、自分だけが正しいと信じ込んでいたり、わかったような気になっていたり。

「ああそうですか、それはよかったですね。ほんとうに、お疲れさまでしたね」と当時の自分に伝えたい。

まあでも、10年後に今を振り返ってみても、また同じように感じるのかもしれない。いつまでたっても、ダメでバカな人間のまま、歳を取って、そして死んでいくのだろう。


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