クッキングパパ1000話読んだ
2月7日まで講談社のアプリ「コミックDAYS」にてクッキングパパ1000話が無料とのことで読んでみたら面白くて最後まで読むつもりなかったけどついに無料連載分は読み終えてしまいました。
2月7日って明日だし良いタイミングで読み終わったねー。
実際は993話で終わり残りは特別編で作者の観光レポだと思うんだけどそれにしても読み応えありました。
あまりクッキングパパを触れないで生きてきたため、知らなかったのですがきちんと本編での時空が進むということです。最初はクッキングパパである荒岩一味は主任だったが係長、課長と昇進していきその家族も息子・まことが初登場は小学生だったのに対し学年が上がっていきました。最初の方は年代が進んでいくのがよくわかんなかってけど(たぶん進んでない…?)荒岩家の新たな家族、娘みゆきの誕生からよく年代が進んでいった印象があります。荒岩家だけではなく、一味の周りの人間、会社で共に働く社員やまこと、みゆきの友人なども時が進むにつれ変化があり恋人ができたり、失恋もすれば恋が実り結婚もし、子供も産まれ…という色んな「人生」の一部を見ている気がしてクッキングパパの登場人物の知り合いかのように自分自身も感動したり共有しているような気分になりました。みゆきなんかは産まれてまだ「うきゃー」とか言うくらい幼い頃もあったのに徐々に言葉もきちんと話せるようになったりみゆき視点での話もあったりとあんな小さかった子がこんなに大きくなって…と親戚の人みたいな気持ちになりました。そんなことだったらまことだって最初に比べたらすごく大きくなって車の免許をとれる歳までなりました。一味とまことの親と子、男同士の掛け合いなんかも家族って感じがして本当に好きなんですよね。その他にもいろんな心暖まる話あるけど個人的に頓田課長の回はいい話が多い。だいたい初登場から離れて暮らす家族のことなんだけど自分が家族のためにと仕事に専念した結果が嫁を苦しませていたというので離婚の危機までなったことがあってそこから見直すようにして部下の荒岩家のような仲良しな家族に憧れるけどすぐに、とまではいかずに彼なりの、頓田家なりの方法で家族とコミュニケーションをとりまた家族の絆を取り戻していくと言うのがすごく染みました。特に「COOC476.家族そろってタンタンメン」が好きで離婚を言い渡された課長が博多から家族が住んでる東京へ会いに行く話ですがそこで家族にはタンタンメンを振る舞うのですが長男のために辛さを控えたが全然辛いの大丈夫になっていてラー油で辛さを足して「おいしいよパパ」と笑顔になり後から次男も嫁も来て辛いのダメな次男はスープを足して薄く、嫁はお酢を足すという味のチョイスはバラバラで離れた時間があったから家族の味の好みや学校での事はわからないけど同じ物を食べているというのがエモかなりました。
きちんと本編のキャラが成長するっていいなって思いました。日常だからこそいろんな恋があっていろんな進路があって仕事があって人生がある。一年を淡々と繰り返す作中での時間が進まない作品もあるけどそれをどうこうじゃなくてこれはこれで良いなって気づかせてくれました。
読み始めたキッカケは前に一巻だけ読んだことがあるってくらいとTwitterのタイムラインでクッキングパパの“性”がすごいっていうつぶやきのおかげ(?)です。そこまで頻繁ではないけどあからさまに事前事後な“匂わせ”や“ナニ”的なものもあって普通にびっくりしたわ。でもそこがなんか面白くてクッキングパパという料理漫画、食べるということは生きると同時に子孫を残すというのもあるから食べることは“性”に繋がるのだと深読みしちゃったけどそこまで深く考えなくても良いのかもしれない…
“性”の前段階である“恋”についてもたくさん良い話があってその辺のぐだぐだとして進まないラブストーリーよりもきちんとした“恋”があって本編の時の流れもあるけど割とスムーズに進んでいる恋物語が多くて面白かった。本編のキャラも人間であってやはり好きな人を忘れられずにいるキャラもいて人間性が出てて面白かったです。
この料理漫画として見るはずが料理はもちろんあるけどその他にもいろいろあって気づいたらハマっているような感覚におちいりました。他作品の名を挙げるのですが「スローループ」という作品も釣り漫画!面白そう!で見て覗いてみたら釣りの他にも親の再婚で義理姉妹となったガールミーツガールの話だったり死んだ片親と再婚によって新たに親となった両親の家族の関係性や友達の関係性なんかもありそこも魅力的で気づいたらハマっているような…そんな感じです…
そんなこんなで1000話もあったのでこれまでずっとクッキングパパを読んでいたのが日常だったのでここからクッキングパパがない日々ですがとりあえず面白い漫画をありがとうございました。もう期限がないで宣伝にはならないけどこの作品を読んで割と感情的になったので書いた記事でした。
ちなみに料理下手でも出来そうなレシピもあったのでスクショメモしたけどぶっちゃけそれをやるかはわからない。未定!クッキングマンガだけど作中出てきた料理の話はあまりしてないな!まぁいいか!
それではさようなら👋