青春有你2で私に訪れた変化
これは、好きが高まって色々行動したおたくの二か月半の成長の記録である。
先日、大好きだった青你2がとうとう最終回を迎えた。 たくさんの感動をもらった。本当に大好きだった。出会えてよかったと何度も思った。
3月半ばからの放送で、彼女達を見ていたのは三か月にも満たない期間だった。
その期間で、私にも色々な変化があった。
中国語能力の向上
以前の記事でも書いたが、学生時代に中国語を勉強し、その後5年間ブランクがあった。
見始めたときは、「懐かしい言語だ」「なんとなく言っている方向性はわかる」「雰囲気で5割はまあ、わかると言える」程度だった。
そこから24話分見た2か月半。時間にしてみると大体下記である。
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・一話(前半・後半)…2時間 × 24 = 48時間
・weibo(見始めたタイミングが遅かった)… 約10時間
・本編以外の動画を見る…約10時間
・それ以外に関連情報や動画を見る…約10時間
合計…おおよそ80時間
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丸々3日と少し。
大学生が週二コマ(1時間90分)の中国語の授業を取っていたとすると、約半年分の勉強量である。 この時間で人の脳はどのくらい成長するのか?
それを教えてくれたのが、結果発表の放送だった。
普段は収録して、編集された動画が番組としてアップされる。 もちろん、字幕もしっかりついている。
しかし、最終回は全世界同時放送のライブであった。字幕はついていない。
わからなかったら後から字幕つけて見ればいいか、と思っていたが、ここで脳の成長を実感した。
番組内の言葉がほぼ理解できるようになっていた。
5年のブランクをたった二か月半で乗り越えたということだ。
沼にはまると脳が進化するというわけである。
ウクレレ
推しの曲が弾きたいというだけの思いで始めたウクレレ。
高校のころ、音楽のコードの授業では理解できずに放課後居残りで勉強させられた記憶が懐かしい。
世界一簡単な楽器なはずのウクレレは、しょっぱなの簡単なFコードがうまく抑えられず、正直イラついた。
でも流石にそれで辞めるのはださすぎるので、最低一日8小節(練習曲)という目標をたてて練習していた。 リビングに置いてあって、一日30秒触ったらOKルールだ。
気付けばFコードはちゃんと抑えられるようになり、ジャン…ジャン…としか弾けなかったリズムはジャンジャカウッジャッジャーン!ジャンジャカウッジャッジャーン!に進化した。 なんかすごくそれっぽい感じになっている。
一か月たった今、簡単な曲なら譜面を見てさらっと弾き語りできるようになった。 簡単なコードで構成された楽譜だが、前々々世とかも弾ける。成長がすごい。 音楽とはただ聞くものだった私が、自分の手で音を鳴らし、ちょっとだけ歌を歌う。 ただ聞いているだけの時に比べて、感じるエモさが桁違い。
楽しいから今では、暇な時に自然と手を伸ばすようになった。
ダンス
最初に決めたルールはこうだ。
1日1回(1番だけでOK。約1分半)踊る。無理だったら誰かの踊っている動画を見る。
こんなレベルだったが、なんと、一曲最後まで踊れるようになった。
テーマソングであるyesokは結構ダンスがややこしくて(初心者的に)、最初は本当に覚えられなかった。 海の向こうの人たちもレッスン動画に「覚えられない」「やる気が死んだ」などとコメントしていたので、多分簡単ではないんだと思う。
覚えたつもりでも覚えていない、頭で思い出しても途中で止まる。
別にこれ、やらなくてもいいじゃん、という気持ちに何度もなったが、まあ一回やっても3分だし。気分転換で。くらいの気持ちでじわじわ続けた。
その結果、 なんと、最後まで完走することが出来た。 結果発表の舞台より前だった。
結果発表、メンバー全員で私が練習した曲、YES!OK!を踊る。
私の知っている曲をみんなが踊っている。
ここ難しいとこだ…とか、この子こんな風に踊るんだ!とかわかるようになっていた。 色々な感情が溢れてきて、泣いた。
こつこつ積み上げることの大切さを、身をもって理解することができた。
文章
これのこと。
前回の記事を書くとき、本当に苦労した。
私は文章を書くおたくなので、それなりに文章を書いてきたつもりでいた。 が、どうもそれは小説に限定されていたようだ。 エッセイ調?の文章が書けなくて、書いても支離滅裂すぎて、文章の書き方の本を買った。
今のところあまり活用できていないが、じわじわうまくなっていったらいいなあ~くらいで筆を進めることにする。
筋トレ
推しがあんなに頑張ってるのに、私の身体はこんなに貧弱なままでいいのか? ダンス踊るのにも筋肉があった方が絶対いい。
そんな理由だけで筋トレも始めた。
1日5分とかそんなレベルだけど、ちょっとだけ健康的になった。 仕事中、トイレでスクワットを10回くらいやるようになった。 リフレッシュにもなって、結構いい。
やらないよりもちょっと良い、くらいでゆっくり続けていきたいと思う。
白湯を飲む、水を飲む
推しが 「たくさん水を飲んで早寝早起きしてね!」って言っていたので 朝起きたらまず白湯を飲むようにした。
ゆっくり飲んだ方がいいみたいなので、白湯を飲みながら15分ほど勉強をするようになった。朝起きたらベッドでtwitterを見てしばらく過ごしていた私がである。
すごい。
字幕をつける
推しの好きなシーンに日本語字幕をつけてTwitterにアップしはじめたのが二か月前。 日本語字幕がついていないものだから、推しのかわいさを少しでも伝えたかったのだ。
これってこの表現でいいかなあ、誰かに「おかしいです」って言われないかなあ、全然間違った意味書いてたらどうしよう… そんな感じでおっかなびっくり始めた字幕だった。
未だに本数も二桁には届いていない。
が、その中でも、たくさん見てもらった動画があった。 いいねが100ついて、リツイートが30を超えていた。
推しのかわいいところを見てもらう助けが出来たこと、何かをやってみると結果がついてくることがある、ということを体験した。
嬉しい。
副業
いなかの薄給OL、お金のなさをいつも嘆いていた。 副業もちょっとだけ手を出し、すぐやめるを繰り返しては残高は何も変わらない日々。
でもさ、もし、中国でコンサートやるとして、もしチケットがとれたらさ、行きたくない?その時にお金がなくて断念するのは辛すぎない…? その思いで再び副業にトライし始めた。
以前テストを受けて、割と自信があったのに落とされた副業があった。 一回落とされて「もう無理だ!」とあきらめたのだ。
でも私はもう、知っている。
続ければレベルアップするということを。
無理だと思っても、続ければなんとかなるかもしれないことを。
中国語とダンスとウクレレと字幕をつけた経験で理解していた。
今度はもう少し簡単そうなものに挑戦した。 どうもうまくいきそうな雰囲気である。 うまくいかなくても、とにかく歩みを止めないようにしたい。
私の推しが歩みを止めないと言っていたので…。志だけでも真似してみようと思う。
以上が、私のここ二か月少しの変化だ。
この二か月の挑戦で、色々なことを理解することができた。
・継続は力なり
・小さく初めて続けると、いつの間にかレベルが上がっている
・やってみると何かが変わるかもしれない
・好きなことだと続けられる
こんな当たり前のことを、私は今までちゃんと理解していなかった。
気まぐれでわっ!と時間を投入して、満足して、すぐにやめて、一年後には何も残っていないタイプの人間だ。
それが、一日5分でも続けることの大切さに気が付いた。 少しずつ色々なことが変わっていった。
生活が変わって、自分が変わった。
積み重ねると景色が変わるということを知った。
番組のコピーはこうだ。
多遠都可以到達。 どれだけ遠くてもたどり着ける。
これは、選ばれた人にだけ向けたメッセージではない。
そんなことを、この二か月半で実感することができた。
「谢谢你的陪伴」
日本語で言うと、付き合ってくれてありがとう、だろうか。
番組中で何度も私たちに向けてかけられる言葉だ。
聞くたびに、それはこちらのセリフだと思う。
出会えたことで、本当に色々なことが変わった。
オーバーかもしれないけれど、本当にそう思う。
私は、好きなものに、背中を押されて生きている。