アイドルが羨ましい
少し前から、アイドルにはまっている。
中国のアイドルなのだが、最初に女の子にはまり、今は男性の俳優さんにはまっている。
すごく好きで、ずっと見ていられる。
推しである。
推しのことを見て、考えているのは楽しい。
今まで二次元ばかり追ってきたから、推しと同じ世界に存在するということが新鮮で、二次元と違った楽しさがある。
しかし、それと同時に嫉妬と劣等感もわいてくる。
ほとんど同じ年なのに、彼らはこんなにも輝いて、楽しそうで、結果を出して、ファンがたくさんいて、お金を稼いでいる。
片や私は、やりたくもない仕事をやって、小銭をかせぐのがやっとである。
楽しくもないし、やりたいことがこれといってあるわけでもないので、いやいや働いて、土日はぐうたらして、で時間が過ぎていく。
羨ましいなあ…という気持ちを推しに持つなんて、自分でもびっくりした。
純粋に好きだけではいられない自分の感情が残念だけど、嫉妬めいた気持ちがわいてしまうのは自分でもどうしようも出来ない。
この気持ちがなぜなのかを、考えてみた。(私も芸能人になりたい!とかいう理由ではない。)
楽しそうにお金を稼げて羨ましい
本音であって半分本音ではない。
何故なら多分、楽しそうなのは私が見える範囲だけであって、彼らが本当に楽しいだけだとは思えないからだ。
私はもちろん芸能界のことをよくわかっていないが、ただきらびやかで華やかなだけの世界だとは到底思えない。
努力も必要だし、運も必要だし、頑張ったら報われるという世界でもおそらくないだろう。
ただ、それでも楽しそうにお金を稼げて羨ましい、というのはかなり真剣に思う。ただこれは、生存バイアスなんだろうな…
自分の分野で結果を出せて羨ましい
これは完全に本音だ。
私は「これが私の分野です」と言えるものが存在しない。
どれもこれも中途半端だ。器用貧乏と昔から言われてきた。本当にその通りで、色々かじってはいるものの、どれもそれで食べていけるほどの深さもなければ、そこまでの情熱もない。
リスクを冒してその道に進む!という情熱もない。情熱さえあれば行動し、結果につなげることも出来そうだが、情熱がないのである(一番の原因)。
一方、彼らはこれでやっていく、と心に決め、時間を費やし、実際それで食べて行っている。
しかも認められている。
実に羨ましい。嫉妬だ。
好きなことで生きていく、を体現している。
やりたい分野に打ち込んで、人から認められていて羨ましい
結局これだ。
ひとつ前と似ているが、この「やりたい分野」というのを見つけられているというのがとにかく羨ましい。
しかもそこに全力を注ぎ、結果を出せて、今の地位を築けているというのが羨ましい。
彼らが頑張れば頑張るほど前に進み、ファンは喜ぶということも羨ましい。
やりたいことがない自分にとっては、とにかくキラキラキラキラして見える。
まとめ
やりたいことがなくくすぶっている自分からすると、
・やりたいことがあり
・実際にそれを仕事にし
・結果を出し
・周りも喜んでくれる
という状況がとにかく羨ましいのであった。
なんていうんだろう、地に足がついている感じがする。
全力で走れば、走っただけ進むんだろうな、という感じがする。
私は水の中でおぼれていて、ただもがいているだけなような気がする。
もちろん辛いこともめちゃくちゃあると思う。
それがどんなことなのかは表面的にしか想像できないが、本当に大変だと思う。
ただ、頑張りたいことで頑張って結果が出る、そのことが羨ましくてたまらない。