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引越せない気持ち | 松浦亜弥
2007年10月10日発売の4枚目アルバム【ダブルレインボウ】収録曲
※公式動画がないため埋め込みはありません
このあたりからの彼女は
「あやや」より「松浦亜弥さん」と呼びたくなる。
曲によって思い出す(思い浮かぶ)人や出来事がある。
私は、この曲を聴いて思い出す(思い浮かぶ)人がいる。
小学~高校まで一緒だった、実家がとても近い幼馴染である。
お互いがお互いを好きだった時期があることは知っている。
でもその「好き」のタイミングが合わず、
付き合うということはなかった。
でもそれは結果的に良くて、良い友だち関係が続いている。
恋愛関係になると、別れがあるけれども
友情関係はずっと続くと思っているから。
(私も幼馴染も、別れたら友達に戻れない派)
今でも、比較的なんでも相談できる仲だと思っている。
春風の交差点 夏の海岸通り
秋色の並木道 冬枯れの分かれ道
朝焼けの青い部屋 真昼の高層ビル
夕まぐれの路地裏 夜空の下の二人
この曲の中には
春夏秋冬、朝昼晩の情景が思い浮かぶような歌詞があって
いつの時も幼馴染がいたなぁと思うのです。
地元は、歌詞にある海岸通りや路地裏があるような
都会や観光地ではないけれど
春は桜がきれいな門をくぐって通学したことも
夏休みの部活がきつかったことも、
秋になると通学路の銀杏が臭くなることも、
冬になると一気に陽が落ちるのが早いから一緒に帰ってくれたことも
早朝ランニングで一緒に日の出を見ていたことも
授業中よく昼寝をしていたことも
放課後に手紙を交換していたことも
夜に電話でそれぞれの恋愛相談をしたことも
幼馴染との思い出をたくさん思い出す。
思い出は美化されるというので
20年以上経った今抱いている上記の思い出は
だいぶ誇張されている気がする。
それでも、この曲を聴くと
涙が出るほどに心にしみる。
この気持ちはどこにも引越せない。
(何言ってるんだ私)