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番外編 2nd

夏休みが終わったからといって学童に行かなくなるわけではない。学校がある日でも、終わったあとは学童に行く。二学期の始業式は午前中で終わるため、午後からは学童で過ごすことになる。いつもと同じはずだが、今日だけはわけが違う。夏休みの間、当たり前になっていた存在がないから...。
昨日までは、「ガーキ」という不思議な音楽の精がいて、教室を歩き回っていた。でも今、その姿は見えない。

学校の後の学童は、行くとすぐに、宿題をする時間になる。その間も、ふとした時にガーキの姿を思い出してしまう。夏休みの間、学童にいる時は、朝から夕方まで毎日一緒にいたからこそ、いなくなった時に、より寂しい気持ちが強くなる。ふらふらと歩き回っている姿が今にも見えてきそうだ。

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