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旅の写真日記(加賀・金沢)

というわけで、先日北陸に行ってきました。加賀と金沢で3泊4日。恒例の写真マシマシ旅日記です。写真数えたら97枚だった笑。

一泊目の宿が山代温泉だったので、延伸した北陸新幹線「加賀温泉駅」に降り立つ。東京方面からは便利になりました。まずはランチで「亀寿司」へ。
当たり前というか言うまでもなくというか、信じられないくらい美味しかったです。ランチは11貫で4,400円という破格のお値段(要予約)。この満足感であれば5倍でもおかしくないと思った。
バイ貝(ひとつ前の写真)やノドグロ炙りなど、さっそく北陸の(美味しい)洗礼を受ける。ノドグロおかわりしました。
宿のチェックインまで時間があったので、山代温泉「古総湯」に入る。古き良き洗い場なしタイプ。といっても拍子抜けするほど清潔でした。お湯につかりながらステンドグラスの窓を見つめていると旅の気分が盛り上がる。
2階が休憩室になっていたので、しばしチル。
GW前だったからか、落ち着いた温泉街という印象。基本的に宿が目的地ということなんだと思います。
「べにや無何有」へ。なかなか気軽に泊まれるような金額じゃないけど、いしかわ応援旅行割のおかげで泊まることができました。
部屋でもロビーでも、圧倒的な新緑の美しさに囲まれる。
チェックインからチェックアウトまで、一度もホテルの外に出ることなく、完全に目的地になる宿でした。
コンセプトの違うライブラリーが3つあって退屈しません。
宮島達男氏の作品も。最近よく見る(由布院でも見た)。
晩ご飯でもノドグロきたー。
しかも2品。ノドグロ大好きなりました。
筍まるごと蒸し。
合鴨つみれ鍋。終盤に重ためのお肉が出てきくると苦しくなってくる年齢なので、このメニューは嬉しかった。
夜ご飯の時は暗くてわからなかったけど、朝食の時に周りをみると、お客さんのほとんどが外国人でした。
大満足。また冬とかに行きたい。
加賀を後にして金沢へ。21世紀美術館(一部休場中)と兼六園はサラッと見る感じで、あとは街中や茶屋街で時間を過ごしました。
金沢は本当にコンパクトな街なので、基本タクシーとバスで移動。
タクシーでさげてあった水玉のお守り。後で調べると「石浦神社」という神社で買えるみたい。
金沢といえばカレー。ターバンカレー。
カレーやっぱ間違いない。安い舌なので安心する・・・。
「鈴木大拙館」へ。思索に浸れる静かな場所。「禅と日本文化」が積ん読になっているのを反省する時間となりました。なぜ人は積ん読を消化できないのか。そもそも消化する必要があるのか。
思索したので糖分補給。「kakurezato coffee」のアップルパイ。激うま。
2,3泊目の宿は主計町茶屋街の「空知 -koochi-」という古民家ホテルへ。
この主計町(かずえまち)茶屋街が最高でした。後ほど写真たくさん。
金沢といえば、おでんも行っときましょう。香林坊の「高砂」へ。
この車麩という具が珍しかった。あと1日目のお寿司であったバイ貝も。
2週目にカレーおでんを注文して、締めのご飯という、総じてトリッキーなおでん体験でした。いや美味しかった。
古民家ホテルで迎える朝。寝室のある2階の窓から浅野川大橋。
目の前のガス灯がまだ点灯している朝5時頃。
キャビネットにマディ・ウォーターズの「HOOCHIE COOCHIE MAN」のレコード発見。宿の名前「風知空知」とかけている。
でも音響はカセットでこれがまた良い感じ。カセットプレーヤーちょっと欲しくなった。
写真を撮りに朝活。金沢には主な茶屋街が三つあります。東茶屋街、西茶屋街、そしてここ主計町茶屋街。
良い階段。
「暗がり階段」と「あかり階段」がある。
主計町茶屋街には他の茶屋街と違ってお土産屋がなく(出店できない)、どの時間帯でも落ち着いている。
浅野川大橋を渡って東茶屋街へ。
昼間は観光客でごった返す東茶屋街も、早朝はこの通り。
路地好きにはたまらない感じ。
猫も発見。最終日までに4匹発見した。
宿は一棟貸しで素泊まりなので、食事は周りのお店で。選択肢は豊富すぎて迷うくらい。前日の散策で発見した台湾飯店「四知堂 kanazawa(スーチータン カナザワ)」。朝食のお粥をいただく。
良い雰囲気。
金沢の街へ。「KAMU KANAZAWA」現代アートが展示されています。
レトロな新天地商店街。夜も良さそう。
「KAMU KANAZAWA」の企画で、森山大道のモノクロ写真がサイネージ展示されている。面白い試み。
バーの一室を森山大道の写真がジャック。なかなかインパクトが笑。街歩きしてもらえるような企画になっていて、こういうの良いですよね。
移動はバスも活用する。
近江町市場でお土産を買った後に、近くの「東出珈琲店」へ。
絵画のような光が入る。
運良くすぐに入れたけど、列が出来てました。常連さんらしき方と、観光客の半々という感じ。
宿の「空知」は2泊だったので、最後は家みたいな感覚に。観光地へはすぐにアクセスできるし最高でした。Instagramストーリーズで写真をアップしたら、なんとオーナーの方からDMが来て、USETSUプリセットを購入してくれていたとのこと。こんなご縁もあるんですね。
今回の旅のお供はジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」。サピエンス全史の認知革命のようなキャッチーさはないけど、こちらはより現実的というか、生物学的な視点で人類史を俯瞰できる。著者のニューギニア島でのフィールドワークの経験で得たひとつの疑問が、推進力となっていて読みやすく面白い。「三体」を読んだ後だからか、スケール大きめの本に手が伸びがち。
東茶屋街の中にある「自由軒」。洋食も美味しかったです。
4日間、食事の充実度がハンパなかった。
総じて天気も良く、食事の選択肢の多さやコンパクトで清潔な街並み、石川大好きになりました。

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