撮って出しの開放感
先月下旬にドイツから帰国後、体調がずっと60〜70%の状態だったのですがようやく完全復活しました。数年ぶりの海外でテンション上がりすぎたか。いい歳してアホすぎる笑。
さて、先日(10月10日)発表があったXiaomiの新しいスマートフォン「Xiaomi 14TPro」。最大の特徴はなんといってもLeicaレンズ搭載ということで、一ヶ月ほど前から使用して作例を撮影してきました。
今まで仕事でもプライベートでも、スマートフォンで写真を撮ることはありましたが、いよいよ決定版が出てきた感。あ、念のため、今回の作例撮影は Xiaomi Japan のご依頼によるお仕事ですが、このnoteの記事は勝手に書いているため、完全主観の内容となります。
14TProを使っていて個人的に衝撃だったたのが、撮って出しの色。
このモノクロの艶やかさ、カラーの控えめな緊張感、どことなくドキュメントの遺伝子が入っているというか、とにかく「Leicaっぽい」のです。これは正式に発表されてる情報かはわからないのですが、Leica側から撮って出しの色に関しても監修が入っているとしか思えない。
そして、撮影していて面白かったのが、結果の写真にすごく驚かれるというのがありました。正直自分も驚いていたので現場が盛り上がる。「スマートフォンで撮影」という前提があるため、カメラで撮っているときと違った空気感になるという。仕事というより、遊んでるような感覚なんですよね。
ご存じの通り、自分は基本的に撮って出しの写真を公開しません。ある程度自分の理想とする色やトーンがあるため、カメラ(Leica M11 , SL3)で写真を撮っても、例外なくLightroomで編集してから写真を公開します。
ある意味、このLightroomで編集する作業は自分にとって、撮った写真が作品に生まれ変わる「通過儀礼」のような意味合いがあります。
それが約一ヶ月 14TPro を使っていて、この通過儀礼を経ないことの開放感を存分に味わいました。「撮って出しの開放感」といえるか。
ただスマートフォンの写真は、その内部でとんでもない演算が行われた結果なので、それを「撮って出し」といっていいのか問題はあります(それはカメラで撮ったJPEGも同じ)。もちろん、これでカメラが必要なくなるとは全く思わないけど、Leica M11 のサブ機としては、決定的な選択肢と思われます。
そして、スマホで日常的に写真を撮るようになったためか、前々からつけようと思って先延ばしになっていた日々の日記をつけることにしました。
基本的には、その日に撮った写真で締めくくる形式。やっぱりこういう日記には、上記の通過儀礼を経た写真よりも、撮って出しの写真が圧倒的にらしい感じがする。
日記の内容はほぼスマホで入力。ぶっちゃけ今はiPhoneを使っているので、DropBox経由で写真を送って・・・という変なやり方になってますが、14TProが発売されたらそれも解決するわけで。発売が待ち遠しい。
写真集「PERSONAL WORK」を出版しました。 http://usetsu.com