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10年遅れ

最近は Instagram の滞在時間が長くて、一周どころか五周くらい回って自分のなかでブームがきてます。というのも発見(explore)タブがとにかく良すぎる。つい先日も発見から見つけた写真家の写真集を買ってしまった。

Greg Girard  / Under Vancouver 1972 - 1982

アルゴリズムって、ある程度は育てていくみたいな意識が必要ですね。めちゃくちゃ良い写真ばかり流れてくるし、リールも一時期の面白動画ばかりだったところから、最近はクリエイティブな動画が多く流れてきて、刺激を受けます。やっぱり発信する人が多くなったのかな。

たまに撮影のビハインド動画で、「おお、こうやって撮るのか!」と目を見張っていると、結果(写真)を見せてくれないやつがあって、それだけは不満かな。結果見せてくれー!

それはさておき、写真集といえば先日、東京写真美術館で開催していた木村伊兵衛(神)の展示を見た後、ふと思い出して写真集「中国の旅」の復刻版を買おうと思ったら、ネットでどこも在庫切れになっていて大焦り。慌てて銀座の蔦屋書店へ駆け込みました。無事に買えたのだけど、いやほんと、写真集は買おうと思ったときに買っとかないとだめですね。

自分が写真を始めたのが30歳の時で、それから13年ちょっと歳月が流れたわけですが、撮るのも見るのも読むのも、写真にますますのめり込んでいってる感があります。

大げさではなく自分の人生は30から始まったと思っているので、感覚としてはまだまだ若者(43)。普通の人が20代とか30代前半で経験する地点に、遅れて今やっと辿り着いたようなものなのです。

それこそ、幼少期から写真をやっていた木村伊兵衛だって、初のヨーロッパ撮影にてブレッソンやドアノーらと交流したのが54歳の頃、そして中国への旅は63歳。それを思うと、自分なんかまだまだ若輩過ぎて、両手に抱えきれないくらい余りある時間を思って天を仰ぐような気分になります。

写真家の回顧展を見ていても、初期の10年なんて、作風が定まっているような定まっていないような時期であり、まだまだこれからということですよね。

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写真家の日記

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