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淡水魚水槽_1

私は10年以上、アクアリウムを楽しんでいます。単に自然や生き物が好きということでやっている趣味ではあるのですが、これにはきっかけがあります。15年くらい前にメダカをもらってきて、家にあった水槽に入れました。釣りの時に持っていく電池式のエアがあったので、それだけを入れて何の気なしに飼い始めたのですが、数日で水が白く濁り、メダカも全滅してしまいました。子どもの頃に虫や小魚、トカゲ、ザリガニなどを近所で採ってきて飼っていた経験は多く、何かを飼育する方法などの情報や特別な装置等がないままでも普通に色々な生き物を飼っていたこともあり、子どもの頃から生き物好きという自負の様なものがあったので、メダカを全滅させたことがとてもショックでした。

負けず嫌いでもある私はすぐにネットで調べました。そこで、「生物ろ過」の仕組みを知りました。水中に微生物が繁殖することで魚の出す糞尿や残りエサなどを分解し、魚にとって無害化してくれるという仕組みで、まさに自然の中で行われることを自分の手で創り出すということに、私の心は踊り、改めて水槽セットを購入し、その趣味にはまっていきました。最初の水槽については改めて紹介できればと思います。

魚やエビが泳ぐ姿に単に癒されるということもありますが、水槽の中で育まれる微生物による生物ろ過を中心とした小さな生態系づくりに魅了されているという感じなので、水の中の箱庭づくりをしているような感覚で楽しんでいます。そこまで専門的にやっているというわけではありませんが、独自に考えて、自らの工夫とその変化を観察することを楽しんでいます。水槽の作り方や水質、エサや魚などのことを詳しく解説しているわけではありませんので、ご容赦ください。

最近、作った新しい水槽について紹介します。
基本仕様:60cmの淡水魚水槽、上部フィルター、エアレーション、サーモスタットあり
☆自作LED照明と自動給餌器を設置しています。

まだまだ手を入れる余地もありますが、ご紹介させてもらいます。

最初に立ち上げた時の様子

全体としてはこんな感じです。
かなり昔にどこかの川で拾ってきた石と砂利がずっと家にあったので、底には小さめの砂利と石を敷き、大きめの石を組み、長いこと使っていた水槽で使っていた流木でレイアウトをしてみました。
水草はウィローモスとバリスネリアです。CO2添加はしていませんが、市販のCO2タブレットを埋めてあります。自作の照明は光量不足かもしれないので、その辺りは様子を見ながらという感じです。
水槽の上のフィルターボックスに貼ってあるフィルムは自作照明の水よけですw、その辺りは後ほど。

水槽の魚たち
魚:白メダカ、レッドテトラ、レモンテトラ、ブラックネオンテトラ、コリドラス(白・青)
エビ:ミナミヌマエビ、レッドチェリー、ルリー、イェローチェリー
貝類:水草についてきたのであろうサカマキガイ

小さな魚がたくさん泳いでいるのが好きなので、テトラ類を中心にしています。サカマキガイは水槽で増えすぎる被害もある様ですが、1匹だけなので一旦は様子見です。

コリドラスアルピノ、白メダカ、レッドテトラ

コリドラスには底砂利は合わないかな・・・と思いつつも、底エサのお掃除屋さんとして。メダカとテトラは生物学的な分類上では、ダツ目とカラシン目という違いもあり、まったく違う種類の魚ですが小さな魚ということで混泳させています。
この記事を書くにあたって、Wikipedia情報を確認してみました。
ダツ目はメダカ亜目とダツ亜目に分かれており、ダツ亜目にはトビウオ、サンマなどの海産種が多く、その様な魚とメダカが生物学上の目では同じ系統にいるとは初めて知りました。ポピュラーな熱帯魚の一つであるテトラが属するカラシン目にはピラニアも含まれる様で、様々な魚との混泳が可能なテトラとは似ても似つかない魚も同じ系統ということで、それも意外でした。

ブラックネオンテトラ
レモンテトラ

小型魚と同じく好きなのが、エビです。餌をつかんでついばむ姿やたまに魚の様に水槽内を足を搔きながら泳ぐ姿はたまらなく愛らしいです。

ルリーシュリンプ
ルリーシュリンプの稚魚

アクアリウムで購入した際に店員さんから「稚エビちゃんが入ってます。それと抱卵しているのもいますよ」と言われ、すごく得をした気分になったのですが、立上げてすぐの水槽で果たして稚エビが育つのか?無事に新たな稚エビは生まれるのか?と不安になっていましたが、特別な保護などはせずに運に任せたところ、稚エビは見事に育ち、恐らく抱卵していたエビからも新たな稚エビが生まれ、それも1匹は確認できました。店員さんに感謝ですね。
エビは隠れていることも多く、生存数の確認はしにくく、水質が合わなければ全滅してしまうこともありますが、とりあえずはルビー、レッド、イエロー、ミナミヌマエビの全種類が生き延びてくれています。

ミナミヌマエビ
レッドチェリー
イエローチェリー

今回の水槽はたくさんの石が入っていて、水質としてはアルカリ寄りになりそうなので、エビを含めた弱酸性を好む魚たちが安定するかは心配していましたが、それなりに定着はした様です。
石を入れると硬度が上がるので、甲殻類には良いという情報もありましたので、その辺りが良い効果となっているのか?そんな短時間で石に含まれるミネラル分が溶け出すこともないでしょうけど・・・
以前の経験なのですが、底砂利がメダカ用のピンク石の水槽でミナミヌマエビが大繁殖し、ソイルを使った水草水槽では全然育たなかったという経験もあり、水質や入れるものなどについては色々と調べたりもするのですが、この辺りは難しいですね。
そういう不安もあったので、初めてエビ用のZicraウォーターを使用してみましたが、エビに対してはその効果もあるかもしれませんね。

最初の写真はすべての魚が入っていませんでしたが、最新の状態はこんな感じです。3週経過してウィローモスは順調に繁茂し始めています。バリスネリアは株によっては、最初の鮮やかな緑から変色しているものもありますが、ランナーを出して成長している株もあるので、しばらくは様子見です。

立上後3週目の水槽の様子

続きの記事で、今回の水槽の私なりの創作の楽しみについて書かせて頂きます。次の記事 自動給餌器編

#アクアリウム #水槽


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