淡水魚水槽_3 遠隔管理水槽②自作LED照明(Wifi接続、自在なライトパターン)
今回は、遠隔管理水槽用に自作したLED照明について紹介します。
※照明の使い方などはあくまでも独自の判断であり、メーカー推奨などではありませんので、ご注意ください。
自動給餌器と同じく単純にオンオフができればと思い、ネットで色々と調べていました。そこで見つけたのが、TapoというブランドのLEDテープでした。これは5mと10mのLEDテープに実装されているLEDの色や照度を部分ごとにコントロールでき、そのパターンを変えてスケジューリングもでき、さらにwifi接続で遠隔操作が可能という機能に興味を持ちました。以前に防犯用途で購入した屋外カメラもこのTapoの製品で、防犯用には使わずにいたのですが、接続設定した専用アプリで同時に管理できる様になっていたので、
その点で興味が沸き、照度や水の近くで使えるのか?などの不安はありましたが、5mのテープを購入することにしました。
※TapoはTP-Linkというwifi関連製品やwifiで管理できるスマート機器を販売しているメーカーのブランド名です。
どんな照明にしようかということを色々と考えてみました。
・長時間点灯になるので放熱対策が必要
・水の近くになるので防水をどうするか
・60㎝水槽の上にどうやって設置するか?
とりあえず計画したのは、アルミの放熱板の裏に張り付けて、それをアクリルケースで囲んで筐体とし、水槽の縁に設置するための金具と接続して使うという方法でした。自分が考える様なものができるかどうかを想定する部材をネットで探し、とりあえずは実物を見て検討することとし、LEDテープ、放熱板(多分PC用)、固定用金具を購入しました。
まずは、この3つを購入して、特にLEDテープの実物を見ながら筐体づくりを考えてみました。防水面も含めた透明アクリルケースは自作するか、オーダー制作を頼むか?という選択肢がありましたが、それなりの金額はかかりそうだし、どうしようか・・・
Tapo LEDテープの実物はこんな感じでした。
とりあえず購入した実物を手に取り、課題として考えていた防水性は、水面との距離が取れれば、それほど問題なさそうと判断。メーカーサイトのFAQでは下位モデルのL920がIP44等級と書かれていたので、屋内で水槽の水が直接触れず、結露させなければいける気はするが、いずれにしてもこの辺りは自己責任だということで、検討を進めることにしました。
このテープを貼った放熱板を支える筐体と金具との取り合いなどを考えていましたが、放熱板を倍の長さ(2本連結で30cm→4本60cm)にして、さらにそれを2セットにしないと、貼れるテープの長さが相当限られてきてしまい、それだけのアルミ放熱板の重量、コストを考えると、考えていた方法はいかがなのものか?と悩み始めました。
実際に購入したLEDテープを水槽や家にあるものを見ながら思案。。。
以前に使っていた60cm水槽用の上置きフィルターがある・・・
この裏側に貼り付けたらどうなんだろう・・・?
色んな方法を考えて金具等も買ったのですが、5mあるテープをある程度の長さは使い切りたいと考えていたので、このフィルターボックスの裏側を折り返しながら往復させて、貼れるだけ貼ってみよう!と決断して作業開始。
この折り曲げて使いたい場合、約10cmごとにこの折り曲げ可能ポイントがあるの、そこをうまく使い、直角に曲げるというよりは、この様に細めの輪を創る様な感じなら、いけると思います。
なんとか完成!LEDテープの仕様を確認する限り、若干の照度不足によって水草の生育には不安が残りますが、一旦は様子見をしながらですね。
※2024/11/17時点で利用開始から約1か月経過しましたが、特に問題はなく、水草もそれなりに生育という感じです。
照明制作検討段階で準備した放熱板、LEDテープを直接貼って使うアイデアは実現しませんでしたが、ボックスの中に入れて一応の放熱パーツとして利用しています。
最後の写真で見える様に、二つのフィルターボックスを並べて乗せている様な状態で、水槽の上部は完全に塞がれており、水槽の奥側には光が届きにくい構造でもあるので、いずれはろ過装置を外部フィルターに変えて、この照明ボックスを中央に配置する様な形にしたいと考えています。
今回利用したTapoのLEDテープはLEDの色、照度のカスタマイズや時間ごとにパターンを変えたライトの切り替えができ、Wifi接続による遠隔操作が可能な製品です。次回の記事では、その辺りを深堀して紹介したいと考えています。
※メーカーPRではなく、サイト情報や自身で判断したことに基づいた記事ですので、ご注意ください。