ソウルキャリバー6初心者講座第五回「遠距離キャラに近づく方法」
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今回は中遠距離での接近の仕方です。
主に近接キャラが遠距離キャラと戦うときに大事な話。
雑な内容は第二回の講座で話しましたが……
今回はもっと詳しい話をします。
近接キャラで遠距離にキャラに真っすぐ殴りに行った場合。
あっさり長い技で迎撃されます。
近接キャラでも長い技はあるっちゃあるのですが……
遠距離だと最大射程や技の選択肢の差で勝てません。
中距離で殴り合っても早さで勝てません。
(中距離でガードしてから反撃はアリ……ただ近距離キャラが遠距離キャラとこの距離で殴り合う利点はあまりない)
では、どうするか?
今日はそれをお話します。
相手の間合いの把握
射撃技を除いて、相手の射程には限度があります。
それを知ることが第一。
間合いの外では気楽に移動出来ますね。
(射撃技を除いて)最大射程を誇るアイヴィーの場合、
一番得意な間合いは「四歩分」です。
それより長い縦斬りはいくつかありますが、横斬りが届くのがそれくらいなので。
四歩分より遠く、縦斬りしか出来ない範囲は、横移動していれば攻撃は当たらないわけです。
なので、その範囲では横移動しつつ前進すれば簡単に先へ進めます。
問題は、横斬りも出来る相手の得意間合いに入ってから。
そこからは、「どの技がいつ飛んでくるか」は「わからない」し、
「攻撃を見てからだと防御は間に合わない」と思ってください(重要)。
なので、相手の得意間合い内に入った瞬間にまず「立ちガード」する癖をつけましょう。
(ミナだと、横斬りの射程が三歩分、縦斬りはもっと長いです。
長めのキャラの射程はだいたいこんな感じ。
アスタロスは遅い分射程はミナより長め)
では、相手の得意間合いに入ったらどう接近するか?
……ステガしましょう。
「ステガ」とは?
ステップしてガード、のことです。
移動キーを一回、もしくは素早く二回押すと一歩ステップします。
一歩動いてガード、一歩動いてガードを繰り返す事が
「中遠距離では一番隙が少ない動き」です。
(超簡単な割に、重要度は非常に高い!!)
前に一歩動いてガード(前ステガ)の繰り返し。
これで比較的安全に近づけます。
特に大振りな一撃をガードしたら相手は即座に次の攻撃が出来ないので、前進のチャンス。
ただし、ステガは移動直後にガード出来ない隙が生まれるため、その隙を狙われるとやられます。
ワンパターンで前進を繰り返せば動きは読まれやすいですし。
なら、もうちょっと複雑にしましょうか。
横に一歩進んでガード(横ステガ)。
この横ステガは特に中遠距離で隙が少ない動きです。
縦斬りは避けられるし、横斬りもガードで防げます。
時には後ろに一歩下がってガード(バクステガ)も重要です。
「せっかく近づこうとしてるのに下がってどうするの?」と思うかもですが……
バックステップ(バクステ)は攻撃の縦、横、中段下段関係なく「射程から外れれば全部避けられる」のが強いです。
横でも後ろでも相手の攻撃を避けられれば、相手は空振りで大きな隙をさらします。
その隙に大きく前進!
それどころか、射程内なら66Bなど大振りな技を一気にブチ当てるチャンス!!
しかし、ステガはガード中でも「長い下段と投げに弱い」です。
そこでさらにテクニックを増やしましょう!
その名は……「シャガステガ」。
シャガステガ
一歩進んでしゃがみガードです。
62+G、のように一歩ステップして2+G。
特に横シャガステガは強いです。
相手の縦斬りを避け、横斬り(ほとんどは上段)を避け、横下段をガード。
横ステガ以上に多くの攻撃を防げます!
ただし、中横(中段横斬り)だけは防げません。
一歩横に動いて2G、はぜひ練習してください!
前後左右のステガとシャガステガ。
それぞれ利点と欠点があるのはわかったと思います。
実戦では、相手に動きを読まれないように細かく細かく刻むような移動とガードを不規則に繰り返しながら、相手の隙をうかがいます。
中遠距離の三すくみ駆け引き
参考
ソウルキャリバーの駆け引き - ソウルキャリバー6 Wiki (game-info.wiki)
別の視点で中遠距離の駆け引きの基本を解説しましょう。
中遠距離での行動を三つに分類すると、
☆牽制(6B、6Aなど長い攻撃で相手を追い払う)
☆待ち(ガードやステガなど隙の少ない守りで様子見)
☆接近(近づく、前進攻撃)
この三種類で、
牽制<待ち<接近<牽制
という三すくみの相性があります。
要するに、
相手が近づくのには長い技でブンブン邪魔するのが有効で、
相手がブンブンするなら守りで様子見すれば隙を見つけられて、
相手が様子見してれば簡単に近づける。
おそらく、多くのプレイヤーは意識しなくてもある程度やってると思います。
ただ、「相手の傾向と相性」を意識していると「自分の行動を通しやすく出来ます」。
上級者の対戦動画を見てみよう!
OPが入るので試合開始は1:00くらいから。
ステガや接近、牽制といったやり取りに注目しながら見てください。
1:00からタリム側が何を考えて行動したかを
(推測ですが)解説していきます。
ラウンド開始
「相手はどう攻めるかわからないから、とりあえず一歩下がってガード」←「待ち」
↓
アイヴィーの縦斬り←「牽制」
タリムはガード
アイヴィーは攻撃ミス
↓
「チャンス!この隙に44Bで間合いを詰めてエアターン移行で追撃」←「接近」
↓
アイヴィーがKで迎撃←「牽制」
アイヴィーは横、蹴りで追撃、タリムがガード
↓
「有利+近距離になったのでエアターンから二択をしかける!!」
ここまでで1:08
八秒間の間にかなりたくさんのことが起きて、両者に様々な思惑が飛び交いました。
こんな風に、
「相手の行動を予測・観察しながら、相性のよい行動を選んで自分のやりたい行動を通す」ことが駆け引きの本質です。
(2:00くらいもステガのやり取りがわかりやすいです)
横移動したら横斬りで殴られる?
初心者さんであるあるなのですが、「横移動しても横斬りでやられる」。
これには、
「上段横斬り」ならしゃがみ、シャガステガが有効です。
「中横」なら立ちガードか、(射程外にいけるなら)バクステが有効です。
相手が上級者でもエスパーではないので、「自分の行動を全てお見通し」は出来ません。
行動を予測し、じゃんけんと同じように相性のいい行動をしているだけです。
もし横移動で攻撃を多く喰らっているなら、
「ちゃんとステガできっちり移動後にガードしていますか?」
「シャガステガは使っていますか?」
「ワンパターンな移動の仕方をしていませんか?」
「攻撃を喰らって大きめの不利に移動しようとしていませんか?」
「移動入力が遅れていませんか?」
「重量武器の縦斬りを二歩以上の横ステで避けていますか?」
「近距離の横ステガだと早い横斬りにガードが間に合わないことが多い(横ステップから少しガードが効かない時間がある)」
この当たりの可能性を考慮して、リプレイを見直してください。
「~はリスクがあるからやりたくない」自体がリスク
初心者あるあるなのですが、
「横移動は横斬り当たるからしたくない」
「しゃがみは縦斬り当たるからしたくない」
……まあ、決して的外れな意見ではないです。
対戦に慣れないうちは「不利になったら立ちガード」でいいのですが……
少し対戦慣れした相手と戦う場合、相手からすれば
「ここで立ちガードするのわかってるから投げる」
「横移動しないなら縦斬りのリスクがないからガンガン使える」
って感じで「守りのパターンが少ない相手は攻撃を通しやすい」んですよ。
どの攻めも、守りも、必ず弱点と相性がありますから。
なので守りは、
立ちガード、しゃがみガード、横移動、後ろ移動、ステガ、シャガステガ、GI、RE
全部を状況と相手の傾向を見つつ使い分けることがベストです。
読み合いは、「合理的な選択」と「単純にならないこと」と「相手のやりたいことを想像し続ける」が大事です。
キャラによっては強力な突進技や回避手段で接近できる
真っすぐ突っ込むだけだと迎撃されるのがオチ、というのは繰り返し話してきましたが。
回避しながら突っ込む手段があればどうでしょう?
例えば、上段横斬りの牽制を読んでシャガステの突進技を使えば、攻撃を避けつつ接近しダメージを与えられるのでリターンはとても大きいです。
縦斬りの牽制を読んだ場合は、22か66で横に動いて、相手が縦斬りを空振りしてくれれば66Bなどで一気に殴りかかりましょう。
キャラごとの突進技の例
タリムの44A+B(側転)は、長射程でシャガステの前進する縦斬りです。
シャガステなので上段横斬りを避けながら攻撃出来ます。
また、長射程を活かしてバクステしながらも強いです。
221A+Bのように横移動を経由すれば縦斬りを避けながら突っ込めます。
タリムの66Bはダッシュパンチするため、上段、中段の牽制には弱いですが、下段はジャンステで避けます。
また、ガードされても+0Fなので攻め継続出来ます。
また、エアソルト(6B+K、前方に飛ぶ構え)は迎撃に弱いものの、
迎撃されないタイミングなら二択を強いながら突進出来ます。
このように、使う利点の異なる突進技を組み合わせて駆け引きすれば、近づくチャンスは増え、さらにこの二つは3Bでコンボになるのでダメージも期待出来ます。
とはいえ、武器リーチのない突進技は長い迎撃にとても弱いです。
ステガを駆使して狙いを絞られない運用が大事です!!
カサンドラの44B+K
空飛ぶ尻。
ジャンステと一時的なシャガステ。
また、236でしゃがみながら接近しつつ構え攻撃出来ます。
タキの66Kはジャンステ、シャガステ両方持った横斬り。
2B+Kで横に避けながら接近も可能。
射撃の避け方
射撃も普通の長い技と同様にステガでガードしてから前進でもいいのですが。
横幅がある射撃(タキの苦無、アズウェルの斧投げなど)は、横に避けれない代わりにしゃがめます。
縦斬りの射撃(アズウェルの槍投げ、剣投げなど)は横に避けれます。
セルバンテスの銃(4A+B)はガーフの代わりに横でもしゃがみでも避けられます。
これらは避けた方が隙を活かしやすいですね。
一回避けたら相手の隙は大きいです。
連射出来るのは2Bの必釣Bのガトリングくらい。(上段縦)
カサンドラの盾投げ(4A+B)は中横なので、射程ギリで後ろに避ける以外は避けられません。ガードしたら殴りましょう。
4A+BHだとBAで、カサンドラ側がガード+2F。守りに入るか、2Aで暴れるか。
後ろに避けれそうなら避けるのがベスト。
ジークやアズウェルSC中、ザサラメールSC中の球状のオーラみたいな範囲技は避けられないのでガードするしかないです。
近づきたい相手キャラを想定して練習しよう
・アスタロスに近づくには?
長いリーチの縦斬り、横斬りがあり、長めの投げもあります。
これまでは「どう近づいたらいいの?」だったかもしれませんが、
今日の内容の「ステガ」「シャガステガ」を中心に近づき、隙を見て突進技を使えば
今までよりずっと近づきやすいハズ。
この動きは相手がアイヴィーでもミナでも通用します。
・他の遠距離キャラに近づくには?
ミナは早い下段が強いです。
アイヴィーは6AAの二段目が中横、66AHが中横。
中遠距離でガードを固めると魔法陣投げが厄介。
なので、どちらもチマチマとステガ、シャガステガで動き回る重要度が高いです。
まとめ
近接キャラはステガ、シャガステガと突進技を駆使して近づきます。
ステガに拒否反応起こす人がいるのですが……
「正直メッチャもったいない」。
ステガは10分練習すれば簡単に覚えられるので。
「簡単に覚えられて、幅広く使えるもの」は最優先で覚えましょう。
ステガ抜きで突進技だけで近接キャラが遠距離キャラと戦うのは無謀です。
まずは、一歩進んでガードを色んな方向で試してみましょう。
動きに慣れたら、CPUのアイヴィーかミナ相手に、ステガで近づいて殴る練習をしてみましょう。
ステガに慣れたらシャガステガ。こっちはちょっとだけ難しいです。
ステガにたまーにシャガステガを混ぜるだけで、上段や投げの多い相手にかなり有利に立ち回れます。