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ラテアートが描きたくて

コーヒー屋さんで働いた。
とってもシンプルな動機である。

細かく話すと他にも理由はあるのだが。

もともとコーヒーが好きで、自分で淹れたりもする。

いつか将来どこかで夫婦でコーヒー屋さんを営むのもいいなぁって、うすらぼんやり思っていたから、一度はそういう所で働いてもっとコーヒーに触れてみたかった。

ただ、もっともそれを決意したきっかけは
ラテアートだった。

理由は単純。
あるとき、バリスタさんがアートを描いてくれた。それが素敵でとてもテンションが上がった。
自分も描けるようになりたくなった。

決意したと同時に、働く場所を探した。

運良くとんとん拍子に決まり、晴れてコーヒー屋で働くことになった。


もちろん、いきなりバリスタになれるわけではない。
最初の数ヶ月間はレジや物販を担当だ。

そのおかげで、コーヒーの知識がつき自信を持ってお客さんに接客できるようになった。

業務の合間にコーヒーを淹れる練習に励む。

先輩たちがたくさん練習に付き合ってくれた。
そして店長の合格を貰って、お客さんにドリンクを出せるようになる。

ひとつずつひとつずつ、合格をもらって
できる事が増えていった。

半年後にはエスプレッソマシンも扱えるようになり、念願のラテアートを作る練習が始まった。

なにもかもがゼロからのスタート

最初はミルクを浮かび上がらすのがやっと。

初ラテはなんとも言えない形に


練習に練習を重ねて
ハートを作れるようになった

ハートを重ねたチューリップ

そして、ここまで出来るようになりました

最終出勤日に先輩に作ったラテ


お客さんが反応してくれたり
少し笑顔になってくれたりすると嬉しい。
自己満足でもいいと思う。

ゼロからでも練習すれば出来るようになるということ、久々に味わえたな。

改めて思う。
挑戦に年齢は関係ない

あのとき、やりたいって思ったことをすぐ行動に移せて良かった。

動機は単純で良い
と、思う。

新生活に向けて、この仕事は1年で辞めてしまったけど、この1年間は本当に貴重だった。
ここで得られた経験はわたしの一生の財産となったに違いない。

ラテアート、もっともっと色んな絵柄描けるようになりたいし極めていきたい。
これからも頑張ります!

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