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【初挑戦】ハーフマラソンで心にジーン

2024.11.3
ついにこの日がやってきた
尚巴志ハーフマラソン

記念すべき
人生初のマラソン大会ということで
ここに詳細に記録させていただこう。

数ヶ月前にエントリーをしてから、
「週3で走り本番までに21キロをラクラクと走る」という素晴らしい計画を立ててみました。

まぁ、計画通りにはいきません。

結局走る頻度は週1。5-7キロくらいしか走っていない。
10キロも20キロも未知の世界。

でも、走ることにはだいぶ慣れてきたから
ゆっくり走れば21キロも行けるでしょう!
なんて余裕こいてましたあ。

大会1ヶ月前くらいに、先にTシャツが届いた。
少しそこで満足してしまった(おい

ここで、尚巴志ハーフマラソンについて!
新里坂(新里ビラ)という心臓破りの坂が目玉。
同僚にも、坂がきついよ!と念を押された。

職場で、完走目標!!って宣言してたら
「完走よりも怪我には気をつけてね」といわれちょっとビビる。
もしかして、ハーフマラソンってそんなに大変なのか・・・

さて、そんな余裕こいてた私、前日の夜になってコースマップを広げる始末。
当日のスケジュールもそこで知る。(おい(2回目

(゚o゚;; 明日5時起きやないかー!

当日、無事に早起きして、出発。(やや寝不足)

調べた脱水対策でポカリを飲みつつ…
会場近くの指定の駐車場に到着!
もう周りはランナーだらけ。
ここで応援に回る夫と別れ、1人孤独にシャトルバスに乗り…スタート地点の会場に到着。
↑この時点でスタートまであと1時間半くらいある。
ここから1人でとても暇!!!

ちなみに会場は、人人人!
屋台もあるし、なんか昔行った夏フェスを思い出した。
ちょっとイベント感覚で楽しめそう。

暇すぎるからウォーミングアップがてら、会場内を3周くらい練り歩いて(意味あるんか)たら、なんか放送してることに気づいた。
そろそろスタート地点へ並んでねーって内容だったんだけど、スタート地点がどこなのかが分からず焦る。
適当に人の流れについて行ったら無事についたけど、ボーッとしてたら着けなかったかもしれない。あぶなー

この大会は、一斉に約5000もの人がスタートするため、事前の申告タイムごとに並ぶブロックが決まっていた。
そうだよね、仮に私みたいなのが先頭の方にいたらきっと迷惑極まりないことになるわな。

列に並んでいたら、地元の中学生の吹奏楽部員が演奏をして見送りしてくれて、胸があつくなる。

まだ何も始まていないのに、ウルウル。

さて、私は一番後ろのブロックだったので、スタートしてからもしばらく前は進まず、ゆっくりスタートとなった。

やっと本当のスタート地点を踏んでからは走り出せた。
ゆっくりゆっくり走った。先は長いですから。
ちなみにこの日は走ることに集中しようと思い、スマホも見ずランニングアプリも起動せず時計も持っていなかったので、時間の概念は全くないという状況だ。
そして心臓破りの坂は早くもやってきた。
まだ4キロ地点くらい。
ここまで順調に走れていたが、この坂で一気に体力を消耗する予感。
上り坂のわりと早い段階で、(これ、走ったらアカンヤツや!)と気づくことができた。

周りは皆歩いている。
後ろにいるおじさん達が
「去年調子乗って坂を走ったら膝が壊れて大変だったよー」と言っていたのが聞こえた。
足の耐久性がまだ強くない初心者の私は、ここは歩いて乗り越えるとしよう。
実際、試しに軽く走ってたところ、体力のバロメーターが急減したので、直ぐにやめた。

1.5キロもある上り坂。歩いてもキツい。
歩くのがやっとなレベル。
しかも暑い。
11月頭の沖縄、気温は30度近くある。

坂を登り終えた頃に、夫が登場!
緑色のハットを被ってたのですぐに見つけられた。
夫の姿を見て、すごく安心できた。ちょっと涙腺緩んだ。
知ってる人がいるだけでとても心強い。

さあ!元気が湧いてきた!

上り坂のあとは下り坂。このあたりは楽だ。
10キロ地点くらいになり、「完走できるかも!」と思えてきた。
ニライカナイ橋を渡るとき、あまりの絶景に足を止めたくなった。
あの海の色は忘れない。。
写真を撮る余裕なかったけど、しっかり目に焼き付けました。

後半は平坦な道を進む。
最近できたコストコを通ったり斎場御嶽の近くを走ったり。

だが、次第に暑さにやられてくる。太陽も高くなってきている。
ありがたいことに、いろんな箇所で給水所やボランティアで水や飴など配ってくれる住民さんがいた。
なんとか熱中症にならないように気をつけながら走る・・・
そしてジワジワと足が重くなってきた。

13キロ地点くらいから辛くなってくる。
(あと8キロかー)と絶望。

14キロ地点。
足が上がらなくなってきた。

15キロ地点。
ついに走れなくなる。
脳みそが走るなって言ってるみたい。歩いて乗り越える。

走って、歩いて、を繰り返していたが
もう無理だーって心の中で弱音を吐いていた。

これは自分との闘いだ。

こんなにも自分と向き合い
闘ったことはあるだろうか。

20キロ地点。
足が重くて重くて仕方がない。
どうしても走れない。

沿道でかき氷を配ってる人たちがいた。
藁にもすがる思いでもらった。
無我夢中で口にかき込んだ。
周りを気にする場合でなかったが、みな同じだった

かき氷を食べた途端、身体がスーッと軽くなった。

足が動く!!走れる!!
ラストスパートを走る走る。

「あの角を曲がったらゴールですよ!」
応援の中から聞こえる希望の声。

そしてついに・・・完走!!

嬉しくて泣きそうだ。
ゴール地点にも夫がいたら泣いてたかもしれない。。
とてつもない達成感!

マラソンって、本当に自分との闘いなんだと思った。
そして、たくさんの人の応援に感謝の気持ちでいっぱい。
すっごく励まされました。あのパワーはすごい。
暑いなかの応援、絶対大変なのに。
知り合いでもなんでもないランナー達にあそこまでできるのってすごいことだ。
声援、演奏、踊り、お水、清涼飲料水、飴、黒糖、冷凍みかん、シャワー、かき氷・・・
本当にありがとうございました。
いろんな人たちの温かさが心にしみる・・・。
こうして今振り返っていても、改めて嬉しくて幸せな気持ちになる。

初めてのチャレンジ、やってみてよかった。
超超超大変だったけれど、それ以上に「良かった」って気持ちが大きかった。
知らなかった世界に足を踏み入れた。
よーし、また走ろう。進もう。
もっと体力つけたいな、もっと楽しみたいな。

今のホヤホヤな気持ち、覚えておきたいな。

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