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白シャツ

暑さがやっと帰って行き、やっと残暑と呼べるようになってきました。

今年の夏を振り返ってみると、やたらと白シャツが目に付いたなと感じます。夏の風物詩とも言える白シャツ。僕は白シャツを見ると怖くなります。今までたくさん視界を彩ってきた人間の服装が、一気に白に覆い尽くされるからです。まるでめまいでもしたかのよう。

きっと皆汗などを気にしているのかもしれませんし、好きで着ているのかもしれません。でも、視界の中で個性を失い、ひとつの粘土のように真っ白に固まってく様相は少し恐怖心を煽りました。

こんなしょうもないことで怯え、悶々としている自分に嫌気を感じながらも、少し優越感も感じてみたり。

くだらないことで感情を筋トレさせられる今を大事にしたいですね。

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