詩 秋が深くなっていくとき

「秋が深くなっていくとき」
tucan作

栗林をぬけると
遠くに青い山々が澄みきっていて
牧歌的な気持ちになる
ぶどうのアイスが溶けないうちに
急いでほおばる
けれども、手にたれてきて
そうすると
拭くところがなくて戸惑う。
鳥たちは、早々と起きて
朝のミーティングタイム。
きり株はこんもりとしたこけで
覆われている。
転がっている、白亜の女神像は
あさつゆに、しっとりと濡れている

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