23卒の就活生へ。

3月に就職活動解禁と言われてあっという間に6月の面接解禁になり、気づけば6月が終わっていました。
就職活動を終え大学生活を謳歌している22卒もいれば、まだ頑張っている22卒もいます。
自分はというと5月に第一志望の企業から内々定をいただき無事に就活を終えました。自分的にはそう思っていませんが、世間的には結構早いタイミングで終わった部類みたいです。
そんな自分がかれこれ1年間就活を行い、23卒の就活生に伝えたいこと、いますべきことを書きます。
とりあえず夏に向けてですかね。秋以降の話はまた更新しようと思います。

まず、自分が就活を開始したタイミングは6月です。ちょうどマイナビなどのナビサイトが「人気企業のインターンシップ予約開始!」とか「合同説明会開催!」などと騒ぎ立て始めるタイミングです。
就活を始めるタイミングは人それぞれですが、一般的には主に3回あると思います。そのうちの一番早いタイミングが6月だと思います。このタイミングで始める人は夏のインターンシップへの参加が主な目的になると思います。その次が冬のインターンシップに向けて11月くらいから始める人、最後は就活解禁の3月に始める人です。
結論から言うと余裕が欲しい人は6月に始めるべきです。理由は以下の通りです。

①インターンシップへの参加が選考に直結することが多い。
②インターンシップ参加に向けてやることが多い。
③気持ちに余裕ができる。

①インターンシップへの参加が選考に直結することが多い。
これが一番の理由です。冬のインターンシップでは尚更ですが、インターンシップから選考に直結するケースが多いです。というより7,8割は繋がります。(自分の経験上)さらに直結する上に本選考の枠が別であることがあります。厳密に言うと早期選考で早めに内々定を頂ける場合(自分の内々定企業はこのパターンでした)や選考過程をカットされる場合です。それだけ競争相手が少なくなるので選考としては有利になります。
また、ありきたりなことですが、インターンシップ参加で得られる情報は多いです。人事の方や現役社員の方と接点を持つことも選考を有利にすすめることができます。優秀な学生と接点を持ちたいという企業はリクルーター制度を導入していることもあります。リクルーターとは現役の現場社員の方が数名の学生に就き、会社や業務について詳しく話してくれます。インターンシップ後に個別面談という形で何度か話す機会があり、インターンシップでは話されない業務の現実的な面などより詳しい話を聞くことができます。就職にあたり企業とのギャップを無くすのに貴重な機会になります。企業側としても学生の本質的な面を時間をかけてみることができるため、上辺だけではない優秀な学生かを見極めることができます。風の噂ですが、リクルーターが就いていないと本選考が通らないといったこともあるようです。(個人的には都市伝説みたいなものだと思ってますが…)
色々書きましたが何が言いたいかというと夏のインターンシップは得られるメリットが大きいので参加することを強く勧めるということです。

数多くある企業からどの企業のインターンに行けばいいかわからないという人もいるかと思いますが、そうゆう人はまずは合同説明会に足を運びましょう。合説なんて意味がないなんて言う人も多いですが、自分は冬まではかなりの合説に参加しました。合説は有名企業はもちろん地元優良企業や中小企業も参加しています。色々な企業と接点を持つことは非常に大切です。気になった企業の話はとりあえず聞いてみましょう。それで興味が持てなければそれでもいいです。そうゆう事業をやっている企業があると知れただけでも後々役に立ちます。興味を持てたらその企業のインターンシップに参加してみましょう。ほとんどの企業は合説参加者にインターンシップの案内をしてきます。自分はこのようなことを繰り返し、インターンシップに参加していました。
今は対面の合説はもちろんオンラインでの合説も増えており、手軽に参加できる環境が整っています。まずは合説参加が就活の第一歩だと思います。一人で行くのが心細いという人は友達を誘ってみてもいいかも知れません。何から始めればいいかわからない人もとりあえず合説に足を運んでみてください。なんとなく方向性が見えてきます。

②インターンシップに向けてやることが多い。
インターンシップへの参加がいかに重要かはこれまで話したとおりです。ですが、誰でも簡単に参加できるわけではありません。企業もインターンシップ開催に向けそれ相応の労力をかけています。
基本的にインターンシップ参加には2つのパターンがあります。
1つ目のパターンは参加に向けた選考がない場合です。誰でも参加できないって言っただろと怒られそうですが、この場合は誰でも参加できます。しかし、定員はあるため先着順であったり、抽選の場合が多いです。(抽選と言いつつも実際は選んでそうな気はしていますが…)そのためやることといえば早めに申し込むことと参加できるように祈るだけです。
もう一つのパターンは参加に向けて選考がある場合です。人気企業や大企業ではこのパターンが多いです。主にES(エントリーシート)やWEBテストを実施することが多く、両方を必要とすることが多いです。それに向けた準備が大変です。本気でその企業のインターンシップに参加したいのであればそれ相応の熱の入れようが必要になります。ESに関しては自分である程度作成し大学のキャリアセンターなどで添削をしてもらうといいと思います。最近はTwitterで胡散臭い就活アカウントが無料添削をしていたりするのでその気がある人は活用してみるといいかもしれませんが、おすすめはしません。ただ、添削を公開しているアカウントもあり、そういったものは文章の書き方に困っている場合などに非常に役立ちます。自分は活用しまくってました。WEBテストも自分は対策方法がわからなかったので夏の時点ではほぼノー勉で挑んでましたが、本屋に行けば問題集が売っているため、やる気がある人はやってみるといいかもしれません。結局本選考でもWEBテストがあるところはあるため、この時期からコツコツやっておくと後々楽かもしれません。
就活は準備に時間がかかります。ESもある程度内容が固まれば使い回すことができます。なので、毎日少しずつやっていると冬以降余裕のある就活ができると思います。

③気持ちに余裕ができる。
先に言っておきますがこれは完全に蛇足です。
周りが就活を始めているのに自分だけやってなくて内心焦ってるなんて嫌じゃないですか。だったら早い時期から始めて余裕を持ちながら就活をしていたほうがいいと思います。なんなら周りを焦らせるくらいの気持ちでいましょう。
大学3年生なんてサークルやバイトなど一番楽しい時期じゃないですか。それなのに就活に追われて充実した大学生を送れないなんてもったいないので、早い時期から始めて少しずつやって負担を分散させましょう。

ここで1つだけ注意点です。
この時期に業界を絞ることは極力避けたほうがいいです。大学入学前からこの仕事がしたいという熱い思いのある人は話が別ですが、この時期は色々な業界を見てほしいです。社会を俯瞰することは大切です。幅広い業界を見ていれば業界同士の繋がりやビジネスモデル等を理解することができます。これまで興味がなかったけど、話を聞いてみたら面白そうな業界だったなんてこともあるかもしれません。自分の視野を自分で狭めないでください。
これが後々役に立つと少なくとも自分は思っているので、是非色々な業界を見てみてください。

とつらつら書いてきましたが、まとめると
・合説に参加
・興味を持った企業のインターンシップに参加
・インターンシップ参加に向けた準備をする
こんなもんです。ナビサイトやTwitterの就活アカウントはもっとあれやれこれやれ言っていますが、そこまでやったら気が持ちません。(日経平均採用のような大企業志望の人は話が別です。インターンシップ参加に向けて本気になってください。)つまらない大学生活を送ることになります。なので最低限でこれらをこの夏できていれば、夏途中で失速しても最悪冬に取り返せます。(もちろん、油断は禁物ですが)この流れを1社で終わらせず何社か継続して行うと徐々に効果が現れてきます。
あくまで自分の体験談なので参考になるかわかりませんが、是非試してみてください。