AppsheetでDQの武器屋さんアプリ(ひとまず試作品)
いまの仕事はIT事務のようなことをしていて、主にデータを扱うことが多いのですが、IT分野に疎い社員がほとんど。
基本的にすべて紙で書類チェックしているのです。
ExcelやGoogleスプレッドシートを駆使していて、社内システム?そんなものなど無い!(というか費用をかけられない)な現場です。
Excelやスプシでいくら頑張って表を作っても、そこにリレーションがあるわけでも、主キー制約があるわけでもなく。
「なんか行が消えてます!」「一行ずれてます!」みたいなトラブルに遭いまくっています。
もともとはAccessを使っていたらしく、
前任者がすべて一人で作り上げて、引継ぎ無しに辞めてしまったそう。
残された事務メンバーではその後のアップデートに対応できず、さらにサーバーがお亡くなりになる寸前というところで、
「もうAccessなんて使わない!Excelとスプレッドシートで生きる!😭」
という状態になっているんだそう。つらい。
ここで私がなけなしのSQLの知識でDBを構築しても、結局は自分もいつ居なくなるか分からない派遣の身。
私にしか作れず、メンテナンスも出来ないものには意味がありません。
スプレッドシートのデータをもとに、
リレーションがつけられて、かつコードを書かずにUIを整えてくれるもの、ないのかな・・・?
ということで調べに調べて、たどり着いたのがApp Sheet(アップシート)です。
てか、Googleスプレッドシートの拡張機能にすでにあるんですね。気づかんかった。
現場で使う許可が出るかはわからない(そういうところだけ、やけに厳しい!)けど、
せっかくなので休日に少しプライベートで触ることにしました。
なお、今回はとりあえず「動かしてみたい!」というのが目的です。
ので、既にAppsheetにお詳しい方からしたらこのnoteはイライラしっぱなしかと思います…
誰だって初めてはある!ということで、大目にみていただきたく…🙇♀️
こうしてみたら動いた!すげー!っていうのをメモ書き程度に残しておきます。
武器アプリの目的(設定)
今回チャレンジするのは、大好きなドラクエをテーマに
武器屋さんが商品管理アプリを作るという設定です。
・武器の種類(剣、ムチ、杖…)
・装備できる職業(勇者は剣、魔法使いは杖、戦士は斧…)
などの分類分けができるところをまずはゴールとします。
そのうち在庫管理アプリのようにしたり、ユーザーが注文できるアプリなどに発展できれば、よりよい勉強になりそうと思っています!
スプレッドシートで元になるデータ
・武器マスタ
・職業マスタ
Appsheetにデータを読み込ませる
Googleスプレッドシートの「拡張機能」タブ⇒appsheet⇒アプリを作成をクリックし、Googleアカウントでログイン。
Appsheetの画面に入ったら、左のメニューから「Data」をクリック。
「武器商品」シートから拡張機能を開いたので、もうすでに1シート読み込まれています。
さらに「+」のアイコン(Add new Data)から「Google Sheets」をクリックして、スプレッドシートを読み込みます。
データの紐づけを試してみる
画面中央でデータタイプなど設定できるようです。
各項目がそれぞれどんなものなのかまだ理解できておらず……💧
一旦こんな感じで設定してみます。
武器マスタの「装備可能な職業」は、職業マスタと紐づけます。
「装備可能な職業」カラム名のとなりにある鉛筆マークをクリックします。
Typeは「Ref」、source tableは職業マスタにして、右上のdoneを押します。
見た目をつくる(View)
次にアプリの見た目を作ります。
(作るといっても用意されているテンプレートからしか選べません。とはいえ十分です)
左のメニューからviewをクリックすると、見た目を編集する画面に映ります。
「MENU NAVIGATION」の右にある「+」⇒遷移した画面にある「Create a new view」をクリックします。
View typeはdeck、Positionはmenuを選択します。
(バーコードとかマップとかあるので、結構出来ること多そう🤔)
プレビュー画面を見てみると・・・
さて、ここまできたら多少なりともデータを見ることができるアプリが出来ています。
画面右下の「show in preview」からプレビューが見れます。
ここまでの、試作品1号がこんな感じ👇
HTMLをひとつも書いてないのに、
各デバイスのレスポンシブ対応でアプリができているのです…!
職業マスタからは、各職業が装備出来る武器を詳細画面で確認できます。
Appsheetに初めて触れた感想
1. 思ったよりも手軽にできる
初めて触るツールなのに、調べながらここまで作るのに小1時間かからないくらい。
ノーコードツールはあまり使ったことが無かったけれど、かなり直感的に操作できる印象を受けた。
GASを組むよりすぐ画面を作れちゃうので、産みの苦しみ(そもそも表示すらされない…エラーで落ちる…など)を味わうことはない。
画面の中身を常に確認しながらデータを作れるのがいい。
ツール作成のハードルが下がりそう。
2. 日本語対応していないのが難点
英語だとやっぱりかなりとっつきにくい。
どこを押せばこうなるっていうのがピンとこない…(ただ直感的にできるので慣れもあるかも)
職場のおじさんおばさん(40~50代)には、PC画面に英語ってだけで警戒されちゃうから業務に使うのにはハードル高めかなあ、、、つらい
3.見た目にこだわりたい人には不向き
ノーコードなのでプログラミングをする前提で作られていない。
そのため、見た目にこだわってCSSを作りこみたい人には合わない。
とはいえ必要最低限でシンプルイズザベストな感じはする。デフォルトで十分見やすいのでは?と個人的には思った。
と、ここまでになりますが、
休日に久しぶりに勉強したのでちょっといいことした気持ちです。笑
業務で使うことは出来なさそう…(環境面で)
ここまでやってみたものの、
業務に使うには許可取りのハードルがあって、
私も新人だし、新しいことを試すのは慣習的にしないだろうから、現場で使うのは現実的ではなさそう。
仕事ではおとなしくスプレッドシートでGASを書いて、
業務に支障ない必要最低限のラインを保っていくことにします。
なにかあったときに私に全責任がかかるのも面倒だしね🙃
(最近、一度そうなりかけました…🥲もはやひとり情シス)
ま、それで終わってしまうのもつまんないので、Appsheetにはプライベートで勉強がてら挑戦してみることにします!💪💪
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