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近年、開業に成功しているDrの特徴その1

開業して成功しているDrには特徴があると思っています。

それは情報集の仕方です。

自分にとって都合のいい情報、悪い情報、様々な情報が開業をしようとすると入ってきます。

そして、いい情報の中には「こんな条件だけど成功した」という情報があります。

逆に悪い情報としては「こんなにいい条件でも失敗した」という情報もあります。

悪い情報を1、いい情報を10とすると、開業を成功しているDrは、1~10まで満遍なく情報を集め、その上で、いろんなことを判断しているような気がします。

そして自己評価は割と真ん中前後、その後、頑張って働いて、評価が上がり、結果、年収1億を越すDrになっている感じです。

ただ、そういうDrはみな、勤務医時代から評判・評価の高いDrであった気がします。

逆に失敗しているDrは、悪い情報は「自分には起こりえない」と思い、いい情報をより選択し、情報の母集団を自分の中で上方修正し、自分は失敗しないという発想に至っている気がします。

ただ開業立地、自分の能力が上方修正された母集団に合致するのであればいいとは思いますが、必ずしもそうではないと考えます。

立地はある程度計算ができますが、競合ができれば条件は変わります。

また自分の能力が病院や大学で通用した(と思っている😂)からといって開業しても通用するとは限りません。

ただ、逆に悪い情報のみを重要視し、下方修正するのも問題だと思います。

そこにバランスの良さがあるのだと思います。

冷静に判断し、他者からの意見も参考にして、自分で判断する。

その際、情報の偏りをなるべくなくすというのが重要かと思います。

開業とコロナ発生が同時だったDr.Bは、患者さんもいないことから、いち早く発熱外来ならびにワクチンを重要視しました。

その結果、ものすごい患者さんが来て、一気に売上が上がりました。

ワクチンも自治体の補助が大きく、打てば打つほどお金が入ってどんどん利益がでました。

Dr.Bと話をした時、開業なんてすげー簡単だし、余裕で儲かるよと言っていました。

まあ、彼からしてみればそう感じるんだろうなと思います。

今の研修医がコロナ前の状況を知らないのと一緒で、コロナ後に開業したら、コロナ前の慢性疾患メインの経営はわかりません。

ただ、コロナの現状は医療機関としてみれば異常だと思います。

僕が後輩に話す際には、「コロナの状況が普通ではなく、これが以前と同じような感じに戻った場合、売上は下がるし、慢性疾患がメインのクリニックでは売り上げもそう簡単には上がってこないよ」と話しますが、Dr.Bは「開業なんて簡単、専門外来と発熱外来、ワクチンしていれば儲かるよ。発熱外来やワクチンがなくなっても、その間に専門外来で患者が集まるから余裕」という発言をしていましたた。

つまり僕のnegativeな情報とDr.Bのpositive(?)な情報を聞いてどう判断するか?というところかなと思います。

僕の情報を1と、Dr.Bを10として、じゃあ「その間をとって」というのが正しいと判断するか、コロナ前を知らないDr.Bの意見は参考にはするが、評価対象にはしないとするか。

結構難しいと思うんですよね。

ただ、Dr.B完全否定もできません。

なぜならそういう実績があるわけですし、もしかしたらその間に、専門外来に来る患者さんを多く集めている可能性もあるからです。

だとしたら、彼の能力が高いことから、両方ともに獲得し、かつ、売上を上げて余裕で開業できるということもありえます。

だとするとDr.Bの情報は10として考えるということもできます。

得られる情報と自分の能力を客観的に測って自分のポジションがどこにいるかを正確に把握する能力も開業には必要になると思います。

twitterを見ていると年収1億とか普通にいますが、実際の世界ではそんなに多くはありません。

多分、5%にも満たないでしょう。

そんな中で、自分が1億稼げるポジションになれると判断するのは危険かなとは思います。

内科であれば、年収3000万円稼げている開業医の意見を参考にするのが実はもっともハズレがないと思っています。

まずは年収3000万円くらいのDrたちがどういうことをしているかをリサーチした上で、1000万円でバイトをしている開業医や1億以上稼いでいるDrの意見も参考にするというのが個人的には正解な気がしています。

いや、俺はイケる‼️と考えているDrは、僕みたいな小さな考えは持たず、上のみを見て突っ走るというのも全然ありだと思います☺️

僕は割と慎重派になると思うので、これから開業しようと思っているDrは頑張ってください。

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