医師10年目に開業しようと思ったら その3
コンサルタントと話をすると、相性が合う、合わないがあると思います。
僕が知る限り、コンサルタントはみんな「クセ」があり、結構強いです🤣
クセのないコンサルタント自体、あまりいない気がします😅
実績等は話を聞けばわかりますが、僕が知る限り、多くのコンサルタントはHPを持っていて、開業実績を公表しているケースが多いです。
コンサルタントと会って、話だけだと本当に手がけたところが成功しているのかどうかがわかりませんが、HP等で手がけたところを調べて、そこが本当に流行っているのかどうかを調べれば、そのコンサルタントの土地を見る目があるかどうかがわかると思います。
開業するということは、最終責任は自分が取らなければならないわけです。
そのため、コンサルタントがここは勝てる!といったから開業したのに、勝てないと言っても、誰も相手にはしてくれません。
それを見極められなかった自分の責任でしかありません。
そのため、様々なデータを持ってきますので、本当にそれが正しいのかどうかを見極める目が必要です。
一つは診療圏調査です。
これは銀行等が地域の人口、年齢分布、有病率等を半径1km、2km圏内にある医療機関を勘案してこの状態で見込める外来患者数を算定します。
ただし、これの欠点は、皆同じ条件で患者が来るという前提があります。
流行っている、流行っていない等は関係ありません。
あくまで診療所1箇所はみんな同じ人数が来ることが前提です。
なので、診療圏調査で非常に良い成績が出ても、実際には、一人勝ちをしているクリニックがあるとすると、現実とは全く異なったデータが出てしまうことになります。
当院も開業時、データを見せてもらいましたが、正直、「う〜ん・・・。ちがう・・・。現実に即していない」と思わず言葉が出る物件もありました。
ですので、診療圏調査のみでは決められません。
また、僕なら循環器内科が専門ですが、診療圏を調べるときは「内科」で調べます。
診療圏における来院予想数を循環器内科で調べてもいいのですが、当然ですが周囲に循環器内科がいなければ、良い成績しか出てきません。
しかし、高血圧で呼吸器内科に通院している患者は大勢いますし、循環器の疾患は全員循環器内科に来るかといったらそんな事はありません。
循環器以外の内科にいって、自分の手に負えないと思えば、そこから病院の循環器内科に紹介されるケースは多いと思います。
クリニックからクリニックへの紹介は必ずしも多くはありません。
診療圏調査をしてもらう際は、専門ではなく、「内科」で評価をした方がより正確な値になります。
あとは、今現在周囲で開業している開業医の評判、腕の情報、年齢、跡取りの有無も実は重要だったりします☺️
この辺りは次にに述べてみます。