日本人が中国経済を分析します

日本人分析中国经济!
私は大学で経済学を学んでいた経済オタクだ。
今なら世界で一番面白い中国経済を中国人と話せると気がついた。こんなチャンス二度とない。
だから自分の思う中国経済の現状とその課題を分析させてもらいたい。
自分の分析は外国人によるものだ、勘違いもあると思う。そういうのは指摘して欲しい。意見・感想もあったらどんどん言って欲しい。
また今回からは日本語で話す。
あなた達と話していて、グーグル翻訳が想像以上に酷いことに気がついた、英語翻訳より中国語翻訳が特に酷い。
今回は難しい話なので誤訳が増えるだろう、ただでさえ難しい経済の話を謎の中国語で話しても誰も読まないと思う。
だから私が機械翻訳するより、あなた達が使ってるもっといい翻訳を利用して欲しい。
今回も長くなると思う。だからその内容をこちらにまとめた。こっちを読んだほうが読みやすいと思う。
(noteにはTwitterのアドレスを張っておく)
https://twitter.com/takotuboooo/status/1319661477305798662

まず中国の経済が順調なのはいうまでもない。
中国政府はとても上手く中国経済をコントロールしている。中国は日々豊かになっている。とてもうらやましい。
だけど中国は私が分かるだけで4つの課題に直面している。
これは避けられない問題だ。なぜならこれらは全て日本をはじめ多くの先進国が苦しんでいる問題だからだ
おそらく多くの中国人が私に言われるまでもなく、これらの問題を承知していると思う。
しかし問題を解決できず衰退を続ける日本からの意見は説得力があると思う。

まず4つの課題とは、①公害問題・資源問題②少子高齢化③貧富の格差④将来来る経済成長の停滞だ。
①のうち、公害問題はそのうち解決する。
なぜなら、それは金をかければ解決するし、今の中国には金があるからだ。
日本も多くの公害に悩まされたが、今は概ね解決している。
http://www2.toyo.ac.jp/~seki_k/kankyo/pollution/4big.html
しかし資源問題(魚・石油・金属・綺麗な環境等)は難しい。金をかけても解決しない。もしくはとても沢山の金がかかる。
しかしこれについてこれ以上語ると限がないので次に行く。

②高齢化問題は重要だ。おそらく、まだ中国は少子高齢化の実害が出ていない。影響が出るのはあと15年から20年先だ。
高齢化の結果、まず老人福祉の問題が発生し、その少し後に労働人口の問題が発生する。一人の子供が2人の親の面倒を見るのは大変という簡単な話だ。
先進国はだいたい少子化になる。生活が貧しいうちは、恋愛とセックスは最大の娯楽だが、生活が豊かになるとそれ以外にも楽しいことが沢山できるからだ。人間の愛と時間は有限だから、VTBに愛と時間を注げば3次元の嫁を探す愛と時間はなくなる。
ただこれについて、中国は日本ほど酷いことにならないと思う。まず中国人には日本人が失った熱意がある恋愛にいちばん大切なのは熱意だ。そして中国の家族を大切にする文化は少子化対策に有効だと思う。さらに今の中国は好景気だ。生活の心配がない分恋愛や子育てにためらう人は少ないだろう。日本の少子化が加速した原因に不景気が長期化したことがある。
もう一つ中国は国が大きい、仮に都市部で少子化が進んだとしても、農村部の中国人を都市部に呼び込こむことができる。(国内の移民政策だ)
だから日本ほど悪影響がないのではないかと思う。

③貧富の格差は大変な問題だ。ただし、私は都市部の格差は大丈夫だと思う。
都市部の貧民でもここ10年で収入は2倍以上になってると思う。愚痴を言うこともあるかも知れないが、皆概ね満足していると思う。
しかし、地域の格差。都市部と農村部の格差は大きいと思う。私が中国旅行に行った時みた農村部は100年前の中国に見えた。中国はあまりに巨大で、地域によって経済的事情違いすぎる。物資の運搬が難しい地域を都市部と同じ様に発展させるのは難しいと思う。
中国の都市と地方の格差は、アメリカと中南米諸国以上に格差が大きいと思う。このまま放っておけば、中南米からの移民に悩まされるアメリカのように、中国の都市部は農村部からの移民に悩まされると思う。
その対策は本当に難しいと思うが、農業改革は不可避だと思う。中国の農業は非常に効率が悪い。中国人の農家がアメリカ人と同じ様に豊かになるにはアメリカ人の農家と同じ様に効率化する必要がある。
しかし農業による効率化とは人を減らすということだ。10人で耕していた畑を機械を使い1人で耕す。9人は畑から追い出して別の仕事させる。これで効率が10倍になる。ただし、これをやれば当然畑を追い出される9人からは猛烈な反発を受ける。日本はそれができなかった、そして日本の農業は衰退した。
つまり、農業の改革は今の激しい痛みに耐えて改革するか、改革せずに緩やかに死を待つかという問題だ。フランスは前者を選び、日本は後者を選んだ。その結果、日本の農家の平均年齢は66歳だ。

④将来来る経済成長の停滞は陰鬱な話だ。
中国は今高度経済成長期であり、黄金時代だ。国民のみんなが毎日給料が上がり生活が豊かになる素晴らしい時代だ。
しかし、この幸せな時代は永遠には続かない。高度経済成長期は必ず終わる。
高度経済成長期とは、大量生産技術の導入だ。先進国のように工場を立てて、先進国のように機械を入れて、先進国のように人を雇い、先進国のようにものを作る、そして先進国に売る。これで先進国のように豊かになれる。これが高度経済成長だ。高度経済成長には優秀な政府、優秀な国民、自由な貿易、工場を建てる元手が必要だ。中国には優秀な政府と優秀な国民があった。GATTやWTOに加盟し自由貿易もできるようになった。そして外国から資本を呼び込み元手を集めた。そして今の成長がある。(アフリカが低迷しているのは政府が無能で、国民も教育されてないからだ)
しかし、高度経済成長は先進国と同じくらい豊かになった時に終わる。先進国に追いつくまでは先進国のあとをついていくだけで良かった。しかし先進国に追いついた後は一緒に迷い、試し、地を這うように一緒に次の道を探さなければいけなくなる。

そしてここからもう一つ必要な政策がある。それは新陳代謝だ。高度経済成長は「量」を増やす時代だ。
しかしそれが終われば次は「質」を改善する時代になる。
悪い工場を潰し、良い工場を建てる。悪い会社を潰し、良い会社を伸ばす。悪い社員を解雇し、良い社員を雇う。
そうやって、社会全体の経済の質を上げていく必要がある。

ここで最高の失敗例である日本経済を取り上げよう。なぜ日本は30年でここまで衰退したのか説明する。
日本の経済が衰退した理由にバブル崩壊を上げる人がいる。しかしそれは正しくない。
日本はバブル崩壊後20年景気低迷を続けた。一方アメリカはリーマンショックから3年で立ち上がった。
この差が問題なのだ。

過去30年の日本の株価とアメリカの株価

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日本では、会社は法律による規制でバブル時代に雇った社員を解雇することができなかった。そのためバブル時代の狂った消費を前提とした生産体制を維持せざるを得なかった。会社は仕事は少なく、人は多すぎた。そのため会社の活力は失われた。
日本は悪い工場や会社を潰すことができなかった。だから悪い会社がいつまでも残り、そこでは効率の悪い生産が続けられた。労働力と資源が浪費され、悪い会社がシェアを牛耳ることで良い会社が成長することが妨げられ、経済から活力が失われた。気づいたかも知れないが、これは日本の農業が衰退したのと同じ理由だ。一時的な痛みから逃げ回った結果、日本は立ち上がることすらできないほど衰退した。
さらに長引く不況は日本人を臆病にした。みな誰も責任を取らない。皆責任から逃げて自分だけが生き残ろうとする。その結果みんなが不幸になる。それは今回のカバーの対応を見て分かるだろう。
しかしアメリカは違う。アメリカでは悪い企業はすぐに潰れる。経済事情が変わるとすぐに労働者は解雇される。会社が潰れたり、労働者が解雇されれば、当事者たちの生活は困窮するだろう。しかし、社会は活力に満ち、結果として皆が豊かになる。
私は今の中国が羨ましい。それは凄まじい成長を続けていること以上に、中国人が日本人の失った熱意を持っているからだ。中国人はみんな目を輝かせて生きている。私にはそれが本当に羨ましい。

中国もやがて壁にぶつかる時が絶対来る。でも問題は壁にぶつかることではなく、そこからいかに早く立ち上がり、壁に立ち向かうことだと言うことを知って欲しい。
私達日本人はそれをしなかった。ただ体を縮め、問題が通り過ぎるのを待った。その結果が今の日本だ。
中国は日本の様にならないで欲しいと思う。終わり。

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