コロナ禍の楽しみ
今年から子供2人がピアノを始めた。
中学1年生から管楽器を始めて数十余年、「ピアノが弾けたらな」と思う瞬間は数えきれないほどあった。
楽器を吹いているときはもちろん、指揮者の真似事をしていた時なんかはいつもそう思っていた。
今回、子供のピアノが始めたことをきっかけに、独学でピアノを始めた。
1月の末には電子ピアノも届き、日々練習している。
バイエルを少しやり、今はハノンをゆっくりと。
まだ1番、2番を片手づつという状態。
久しぶりに、「できない事ができるようになる」という嬉しさに包まれている。
楽器ってある程度の期間までは「できるようになる嬉しさ」を感じるけど、その先はひたすら自己嫌悪に陥る期間に入ると思う。
自分が吹いている楽器は、まさにその状態。
しかも、今はほとんど吹いていないので、久しぶりに吹くとさらに沈んだ気持ちになる。
なので、今のポジティブな気持ちというのは、本当に久しぶりに感じる。
これからしばらく、ポジティブな気持ちで楽器を触れるというのは幸せだな。