おじさんと映画82

「ヴィレッジ」

うちの奥さんが横浜流星のファンで
なんとなく遠ざけてしまう感がある。

でもあの画面全体から醸し出される
黒い渦の様な描写になんとも惹かれる。

好きなタイプの映画た。

ファンなのに奥さんはこの手の映画は
観ない。
せっかくネットフリックスで観れるのに。

「新聞記者」も観ないし
「流浪の月」も観ない。

まあいいけど。

この人はかなり苦労してそうだな。

顔もイケメン過ぎて映画とかでは映えない。

イケメン映画ではいいのかも知れないけど
こういうのでは現実味が無いのかも知れない。

声もかなり通らないので軽く感じるのかな。　

佐藤健と同じ様なタイプなのかな。

これも奥さんはファンなのに観ない。

この監督の話は社会性が強くて
観た後はかなりやられる。

ちょっと飛躍しすぎな描写もあるけど
田舎のその閉塞的な感じとかはよく出てる。

能になぞらえているので無知なオレには
少し高尚なストーリーだけど
あの画面がクリアになってく演出とかも
すごく好きだ。

出てるキャストも黒木華に古田新太。

そして今「サンクチュアリ」で注目こ
一ノ瀬ワタルもイイ役で出てる。

最高のキャスティング。

能の「邯鄲」というのがキーとなっていて
なぞらえた様なストーリーが素晴らしい。

結局は日本の演芸はこういうところに
戻っていくのかなという感覚がある。

面白かった。