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『朝霧翼』になる

叶えたい夢がある。叶えるつもりで動いている。
私は『朝霧翼になる』のだ。つまり、本名の改名である。


私の夢は改名

名前を変えたい。絶対変える。
そう決意したのは幼稚園年少である。その時点で『A子』という本名がおかしいことには気づいていた。
『A』だけでも成り立つ名前。『A』という名前も少し古風な名前。
それに『子』なんか付けたらシワシワネームである。

しわしわネームとは、すこぶる一般的で、奇抜な印象は全く感じさせないが、ややもすると古くさい(ジジくさい・ババくさい)印象を伴いがちな名前を指す通俗的な言い方。

実用日本語表現辞典

幼稚園で、「A子ちゃんっておばあさんみたいな名前」と笑われて、
帰宅した私は「A子って名前はおかしい、弥生がよかった!!」と叫んだのであった。
三月生まれだからね。弥生ちゃん。
恐らく、生まれ月のカレンダーに弥生と書いてあったのだと思う。

親との確執

ここから、ヤバい実親の話になる。
そういった話が苦手な人は、この段落は読み飛ばしていい。
母の名は『B子』である。妹は『C子』。
父方祖母は『D子』。父方伯母は『E子』。
母方祖母は『F子』。母方叔母は『G子』。
信じられないが本当の話だ。
関係性不明の親戚女性も『n子』ばかりである。

親との関係が良好なら「代々受け継がれている伝統的な名前」ということで納得できただろうか?
だがこの親、殴るのである。
「A子!」と怒鳴られながら、殴られ蹴られ外に放り投げられ。
『A子』という言葉は私にとってトラウマになってしまっていると、精神科の医師に告げられた。
改名したい理由の一番大きなものは、このトラウマを払拭するためだ。
医師も認めてくれて、無記名の診察券を作り直してくれた。私はいつかここに、『朝霧翼』と書いてもらうのだ。
(結婚して名字が違うかもしれないが、本題とズレるので今回は扱わない)

新旧、名前の由来

『A子』は生まれた季節+子。
由来はギリ納得できるが、大嫌いな親が勝手に付けた名前である。

ここまで、『A子』の話しかしていなかった。
『朝霧翼』について語ろう。
由来は『鋼鉄ノ鳥』の歌詞から。読み方が平易で女性名としても使え、一発変換できるものとした。
皆さん、お手元のデバイスで『アサギリ』『ツバサ』をそれぞれ変換してみて欲しい。多分一発変換できるはずだ。
余談ながら、本名の全然変換できないところも嫌いである。

『鋼鉄ノ鳥』オリジナル版はこちら。
良い曲なので聴いてみて欲しい。

『翼くん』のように

私が『朝霧翼』という名前を初めて使用したのは、TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の中である。ハンドルネームは当時違った。
現代忍者ものの『シノビガミ』というタイトルで、自作のキャラクターとして登場させた。もちろん(?)忍者だ。
忍者の『朝霧翼』は「絶対自衛隊員になりたい!!」という鋼の意思を持って自衛隊高等工科学校に入学したものの、忍者としての適性が発見され、国営の忍者組織『比良坂機関』の一員となった……という16歳の青年。
ロングレンジの攻撃を得意とし、火力はそこそこ。

思い込みが激しく、与えられた任務に忠実な彼は……悪運が強いのである。
キャラクターロストの危機を力ずくで突破、圧倒的な相性不利から気付いたら勝ってたなどと、本人のポテンシャル以上の性能を発揮する。
いつでも手を抜かず全力、自らが成すべきことは最後の1秒まで諦めない。
そんな『翼くん』にあやかれたらいいな、と思っている。

具体的にどうするのか?

中川しようこ、現翔子さんを知っているだろうか。私はポケモンの情報番組で知った。
中川翔子さんは、本名の『しようこ』を芸名の『翔子』に改名したのである。
でも、仮に戸籍を改名しなかったとしても、既に多くの人々の中で彼女は
『中川翔子』だっただろう。

故に、私は『朝霧翼』となるために、有名人になるつもりだ。
あいにくルックスはよくないし、歌も歌えない。ポケモンバトルもさほど強くない。
だが、私には文章がある。
いつか、誰もが知る文筆家『朝霧翼』となるのだ。

そのために、まずは『朝霧翼』を自称以外で使用する。
これは達成している!
とあるエッセイコンテストでノミネートされ、サイトに掲載されたのだ。

そして次なる野望として、商業出版の本を出したいなと思っている。
私の、叶えたい夢への目標だ。

2025年1月14日、『鋼鉄ノ鳥』を聴きながら

#かなえたい夢

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