村上隆もののけ京都
ついに行ってきました、京セラ美術館の『村上隆もののけ京都』
まずなぜ今日行ったかというと、空いてる時を熟考してて、転職するので現職の有給消化中の今しかないと思い午前中に行ってきました。
名前だけが私の中で独り歩きしてたので、事前学習じゃないけど日曜美術館と美の巨人を観ていざ鑑賞。
音声ガイドが日本語が山崎賢人さんで多分英語がAwichさん、音声ガイドを二種類作るだけでお金かかってるわ〜、それ以上に海外の観覧者が多い事を実感。
今回の展示に村上さんの解説が所々にあったんだけど、今回の展示の事や今までやこれからの事が書かれてて、読み応えがあった。
全部しっかり読んでると日本美術への尊敬の念(辻先生)と造詣の深さを感じ、私ももっと勉強しないといけないなと改めて思わされた。
全体の感想を先に。
どの作品も見応えがあり、細部までの描き込みとこだわりを感じた。今回の新作は日本美術史の作品を元に作っているので、その背景が分かるとより楽しめる作品だった。個人的にかなり楽しめた!
監視員さんも多く配置されており、ご苦労様ですと尊敬の目線を送ってました?
洛中洛外図屏風、デカい。
細部までの描き込みがしっかりされてるので、見ごたえあり。描かれてる人々が生き生きしてて、見てて楽しい。金雲の髑髏が浮き出してて、屏風である胡粉で盛り上げた金雲のオマージュだと思った。
四神の空間を区切るカーテンが片面だけ柄じゃなくて、両面とも柄あり。同じ布を縫い合わせてるんだけど、お金と手間がかかってて凄いわ。
この髑髏、なんか見た事あるんだよなぁ〜
四神の部屋は暗かった。作品だけが明るくて、洞窟の中で作品を見てるようだった。
四神だけど、ただ四神を描いてるんじゃなくて、
朱雀→曼荼羅。
玄武→亀の上に世界があってみたいな、仏教世界
白虎→わからんかった。ただ、小虎可愛い。
青龍→南蛮渡来。
私考だけど、こんな事も合わせて描いていると思った。
天女の顔が北斎の美人画の顔に近いと感じた。
細目美人。
今回の展示の資料を合わせて展示されてて、日曜美術館で出てたものもあったり、これが作品になったのかと思うとどれだけ時間と労力がかかってているのかと考えたら、凄いという言葉しか出ない。
過去作品も展示されてて、何故カイカイキキなのかが分かって、本当に日本美術への尊敬の念を感じた。
本当に見応えがあった展示だった。
知識があると見たものの解像度が上がるという体験を改めてしたので、これからも勉強しようと心に決めた。
【この一作】梟猿の図 猿
牧谿の猿をモチーフにした猿、シンプルに可愛い
追伸、展示出たら物販があったけどこちらも盛況でした。物販のショッピングバック、目立つし可愛い。そして、宣伝効果大。