アドラー心理学入門ーより良い人間関係のために 岸見一郎/ Audible感想

ベストセラー「嫌われる勇気」の著者が書いたアドラー心理学の基本的理念やアドラーの人物像を書いた著作である。

嫌われる勇気が非常にヒットしたため、同様の思想を紹介する著作と思って読み始めたが、アドラーの人物史や一つ一つの思想とそのつながりが客観的に記載されており、心理学と聞いて難解さや忌避感を感じてしまう人には非常に読みやすい著作だと感じた。

個人的にアドラーの人物像が記載されている点が非常に興味深かった。思想が、人物像や具体的なエピソードとともに紹介されることで、その思想がどのような意図を持って提唱され実際にどのような効果をもたらしたかがより深く理解できるように感じた。

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