事務局のひとりごと①
『TUAD OB/G Baton』の掲載記事を現在鋭意編集中なので、その間つなぎ(にもならない)にわたしのお話として「事務局のひとりごと」を時々させていただきます。
事務局カンノの思いのたけを込めたひとりごとです。
匂いと勢い
わたし、カンノが校友会事務局となって今年で3年目を迎えました。
1年目は生まれたての小鹿の如く、知らぬ世界に震えるばかり。これまでの仕事がいかに自由にさせていただいていたのか、を痛感するばかり。
2年目は少し慣れてきたけれど、自分の立ち位置がいまいち理解できずにいました。
そして今年で3年目。私の経験から3年目は予習復習・報連相も滞りなくスムーズに業務ができるイメージだったのですが、このコロナ禍です。唐突にイレギュラー案件が発生し、毎日ザワザワの年度初めをようやく抜けたものの、今度はレギュラー業務がことごとく通常運転出来ない日々。
気が付けば夏を迎えようとしていた時期に思い切って提案したこの企画『TUAD OB/G Baton』ですが、わたし、取材経験がほぼありません。
完璧なる盲点でした。(盲点が過ぎる!)
大学卒業後、大学のある山形市内の広告代理店に就職し、そこでテレビやラジオのCM、イベント企画などありとあらゆることを経験させてもらい(田舎は業務に良くも悪くも垣根がないので)、その中で必要があればコピーライティングやシナリオ作成などもしましたが、取材・文章作成・編集など今回行っていることはほぼ未経験です。
さて、どうしたものか…
自分の能力など計算に入れずに企画したことに恐れおののくこと数分、いつか誰かに言われた言葉を思い出しました。
”何かをはじめるなら準備も大切だけど、そこに感じる匂いと勢いも大事”
ここには”はじめたら何か実りそうな微かな匂い”があり、”少し時間の余裕があることでタイミング(勢い)”としても整っている。そこから「やるしかない!」と開き直って取組み始め、現在に至ります。
こんな「見切り発車っ!」と言われても反論のしようもないこの企画は、取材者の方はもちろん、私に的確なアドバイスをくださる大学広報担当の方、たくさんの人の手と知識と技術をお借りすることで成り立っています。(本当に有難いことです!)
大学ホームページ内「web magazine GG」にも2本の記事を間借り掲載させていただいておりますので、ご覧ください。(大学が取材している卒業生・教職員・在学生の記事もとても面白いです!)
第1回:毎日の丁寧な暮らしを積み上げた先にある「今」/卒業生 伊藤玲子(bicco tacco主宰)
第2回:ひとつひとつの出会いを大切に、自分の感覚に正直に/卒業生 水野谷八重(漆作家)
これから『TUAD OB/G Baton』に限らず、様々な情報の提供・共有をしていけたらと思います。
東北芸術工科大学校友会事務局 カンノ