私、失敗しないといけないので
昨日は着付けのお手伝い、という名目で現場でのお勉強。お嬢さんが七五三のお母様の訪問着の着付けでした。
着せ方は、御年78歳のМさん(AB型)、助手を私が務めましたが、実はその場には先生もいらっしゃいまして。
訪問着の着付けなんざ、本来なら先生おひとりで出来るんですが、手を傷めてるのでМさんと二人で行くことになったところへ、私も勉強のために呼んでいただきましてん。
助手はセッティングしたり、着物を着せかけたり、紐を渡したり。。といったことをするんですが、帯締めと帯揚げもやったりするんですね。
結ぶだけで簡単ではあるけども、前の目立つところだしキレイに仕上げないといけないし、ずっと練習してたんです。
ところが今回は後ろの帯を作って、帯締めが前に来たきたと思ったらМさんがさっと前に回って、帯締めも帯揚げの始末もしてくれちゃったんです。
私が不安がってたから、あ、やってくれはったんだ~~・・とホッとしたの半分、練習したからやりたかったな・・・っていうのが半分。複雑な乙女心(乙女ちゃう)
思えば、成人式の振袖の時は、豪華な帯結びをするのに時間がかかるから、その間に助手が帯締めも帯揚げもやるんですが、お太鼓なら別に時間かからないから、着せ方が出来ちゃうんだわ。
にもかかわらず、2月に先生の助手をした時は、帯締めも帯揚げも私にさせてくださったのね。で、帯締めは出来たけど、帯揚げがスルッスルの綸子で全然結べなくて、最終的に先生にしてもらったという・・・。
そうやって、任せて失敗させてリカバリーしてくれる先生のなんと偉大なことか!YOUやっちゃいなよ精神のジャニーさんみたいな先生だなと思ってたけど、そういうことなんだなー。
もちろん、お客様を練習台にするわけにはいかないので、出来るという前提で臨んでるんですけどね。えーと、研修医みたいな?いや、そんないいもんじゃないな、一緒にしたらアカンな(笑)
※今日の内容と関係ないタイトル画像は、飛び立ったサギ(たぶん)