石丸伸二さんが選挙ポスターを発注した広島の印刷会社を調べてみた結果

石丸伸二さんが選挙ポスターの製作費用を全額支払わなかった理由が気になりましたので、印刷会社(株式会社中本本店)について調べてみました。

結果: 自民党と関係の深い印刷会社だった


自民党の収支報告書に会社名と社長名が記載されていた

印刷会社の社長名でググってみたところ、自民党の収支報告書に会社名と社長名が記載されていました。献金?の金額が多いのか少ないのかはわかりませんが、関係が深くなければ献金なんかしないはず。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/552312.pdf

https://seijishikin-ombudsman.com/wp-content/uploads/2016/01/岸田文雄_2014自民党広島県第1選挙区支部.pdf


社長が理事長をつとめる広島県印刷工業組合のイベントに岸田首相からビデオメッセージが届いていた

岸田首相の地元とはいえ、わざわざビデオメッセージを送るほどでしょうか。斜陽産業の代表格といえる印刷業界のイベントですよ。広島県印刷工業組合の会報誌(
vol.447)にも大々的に掲載されています。

http://hiroshima-pia.jp/wp/wp-content/uploads/2023/11/f3d684153be9b56203b598b59a403ec2-1.pdf


補足情報として



▪️自民党広島県連の重鎮、中本隆志氏と印刷会社の社長は親族???

印刷会社の社長と中本隆志氏が同姓なのも気になりました。もしかして親族や親戚関係なのではないか。ただ、広島県ではよくある姓なのかもしれません。ちなみに、中本隆志氏の父の中本弘氏は、広島市議会議員を14期もつとめた方でした。


▪️印刷会社社長の長男は、元三菱UFJ銀行

2014年東京大学経済学部を卒業後、三菱UFJ銀行に入行。
2022年1月に中本本店に入社。
2023年12月に同社取締役に就任。

石丸伸二さんは、2020年選挙に出るまで三菱UFJ銀行に勤めていたということなので、時期が重なっています。石丸伸二さんの人物像や仕事の取り組み方などの情報が、良くも悪くも筒抜けだったのか。


▪️印刷会社の創業者(社長の祖父)は、あの中国新聞のスタッフだった

もちろん社長は印刷工業組合理事長ですし、折込チラシなど日常業務で中国新聞と関係性はあったと思いますが、創業者が中国新聞のスタッフだったとは興味深いですね。


仮説ですが

石丸伸二さんが印刷会社に依頼した時は、選挙に間に合わせるため急いでいたこともあり、自民党に深く関係している会社とは知らなかったのではないか。

妹さんも勤めている会社が自民党に近い会社だとは知らなかったのではないか。自分が勤めている会社の政治活動を把握している人の方が少ないのではないか。

印刷会社は、社員の兄からの依頼を断る理由は見当たらないので、公費内でやりますよ!と、快く受注したのではないか。30代と若く、政治とは無縁の元銀行員、選挙初心者だったので侮っていたのではないか。

印刷会社は、いつも自民党の選挙ポスターなどを公費内で印刷しているから、いつもと同じように見積書を提示することなく進めていたのではないか。

その後、石丸伸二さんの活動が竹本峰昭候補を上回りそうだったので、公費以上を請求することで自民党支援者としての立場を守りたかったのではないか。

全額支払わないとみるや裁判で訴え、石丸伸二さんのイメージダウンを図ったのではないか。

石丸伸二さんとしては、当初は快く請け負ってくれたのに手のひらを返されて納得できなかった。全額支払うことは、一掃したい政治屋に屈することになり、ポリシーに反するので、最後まで抵抗し司法判断にまかせたのではないか。


今回、調べられなかったこと

(1)石丸伸二さんが公費以上に支払うことで発生する法的リスク
法律がわからないのですが、公費以上に支払うと公職選挙法違反?や贈賄?など、いわれもないスキャンダルをでっち上げられそう。

(2)自民党系議員の選挙ポスターの受注状況
広島県印刷工業組合理事長の会社を差し置いて、他の印刷会社が自民党系の選挙ポスターを受注することは考えにくい。おそらく、岸田首相、藤本悦志氏、竹本峰昭氏、中本隆志氏、先川和幸氏、河井克行氏などの選挙ポスターを公費内で受注していたはず。

(3)印刷会社社長と中本隆志氏や中本弘氏との関係性

(4)印刷会社社長のFacebook

どなたか興味のある方は、調べてくださるとありがたいです。


最後に
この記事をまとめるにあたり、NanaP OdaさんのNote記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。



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