右膝3
いまだ右膝の原因ははっきりわからない。慢性的な遅かれ早かれ、これまで右膝にかけてきた負担からくる必然的なものだったのか。思えば陸上歴は8年目になる。わけあって去年一年間まるまるブランクがあった。ブランクが明けて感じるのは疲労の抜ける速さが明らかに落ちていいることだった。根本的に体力が落ちていることもあるだろうが、今シーズンに入って自己ベストを更新したタイミング(体力的には元に戻った)でも明らかに回復が遅い。一言でいえば無理がきかない。タフさで売っていた体がほんの一日、二日、100パーセントを出しただけで言うことを聞かなくなってしまう。毎日80パーセントで継続することの大切さと難しさを痛感する日々。
身体を器、疲労を水で例えることがよくあるが(水が溢れるとケガ、ケアで水は抜けていく)器が小さくなったというより水の入るスピードが上がったイメージである。そうなればケアで水を抜かなければケガをするのは必然である。
一年間のブランクで器の水は空に近かったはずだ。ということは今回の右膝のけがは今シーズンだけの疲労が溢れてしまったのだろうか。思い返せば12月5日の試合で自己ベストを出した日から調子を崩し始めて、だましだましやってきた中でのケガである。12月5日は自分の陸上人生の中でもかなりピーキングをしっかり行った試合だった。120パーセント出せたのではないだろうか。当たり前に大量の疲労が体に流れ込んだ。それをそのままにしてやってきたのだから溢れてもおかしくはない。
かなり話はそれたが、整形外科で精密検査したところ根性腰痛症と診断された。