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Magazine Power

日経WOMANを読むのが好きだ。
自分がすごい素敵なキャリアウーマンになった気持ちになるからだ。
すごく仕事ができて、
人間関係も良好で楽しく、
プライベートも充実。
週末は素敵なカフェで同僚と新しい文化なんかについて語らっちゃう。
そんな自分になれている気がする。

実体は、今日の夕ご飯を大根でいくか白菜でやるか
真剣に悩んでいる主婦(50代)です。

実体の50代の私も決して嫌いなわけではなく、
あっちのスーパーよりこっちのスーパーよね、なんて真剣に考えながら
献立を立てる、そんな私も私であっていいのであるが、
そんな時の私のパートナーが日経WOMANではない、
それだけの話である。
ちなみに、そんな時はサンキュをお供にしたい。

ネットで情報を得るのも早いし手軽だし大好きなのであるが、
その雑誌の持つ世界観に没頭しようとすれば、
やはり、紙だ。
紙ベースで構築される世界はパワーがある。

カーサブルータスもすごい。
ちょっとインテリア好きの主婦が、
いつもはESSEの片付けコーナーを読んでいる私が、
Casa BRUTUSを手に取った途端、
一級建築士と新居の構想を語り合いながら、
東京の有名建築の歴史や建築士の特徴で楽しんだりする、
そんな通な私になる。
あの美術館を作った建築士のこの特質が良い!
なんてことを楽しみながら、
その美術館に併設されたカフェでお茶を飲む。
(もしくはお茶を飲んでいる妄想を写真を見ながらする。)
それはそれは至福の時である。

同じインテリアについて考えたい時でも、
頭の中がナチュラル系でDIYよりの時は、
やはり、Come Home!がいいでしょう。
ここに物が置きたい、と思ったら、
トンカチ片手に小さな棚を作っちゃう。
小さな庭からミントの葉を摘んできて、
お茶を淹れて飲む。

うん、いい感じ。

全て妄想だったりするわけであるが、
その幸せな気分が
明日の私の元気の素だったりするわけである。

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