日本一周記:広島編
岡山の倉敷から広島に向かいました〜
着いた!
昨日書いた番外編でのイヤホンのすったもんだを終えると、もう晩ごはんの時間に。
せっかく広島来たから、お好み焼き食べよーと。
どーん
ぼくは野菜と果物が基本苦手という人生の難易度が高めの設定で産まれ落ちてしまったんですが、お好み焼きはギリいけるかいけないかというラインなんですよね。
ほら…キャベツの主張が強いでしょ…
でも大阪風の粉物感すごいタイプのお好み焼きはいけるんですよ。
それで今回の広島風ね。
これあれなんですね。
もうメインがキャベツとそばって感じなんですね…
ぼくは当たり判定食らっちゃいましたね…
きっとふつうの人ならおいしくいただけると思います!
いつものごとく快活クラブで一泊し、次の日は朝から原爆ドームに行ってきました。
ぼくの戦争や原爆に対しての意識は、ほとんど同世代の人と変わらないか、それよりほんの少しだけ関心があるぐらいだと思うのです。
なにか特別な気持ちがあったわけではないと思います。
広島に来たからには行くべきだと思ったので行きました。
視界に原爆ドームが入った瞬間、なにかを感じました。
うまく言葉にできないけど、なにかぐっとくるものがあった。
少しずつ大きくなっていく原爆ドーム、辺りに散らばっている瓦礫を見て、涙目になりました。
説明文に淡々と書かれている事実を読み、認識したとき涙が流れました。
これまで色々なところに行きましたが、負の遺産というのは今回が初めてでした。
どう言えばわからないけど、初めて経験する感覚がありましたね。
そのあとは爆心地、原爆の子の像、広島平和記念資料館を見てまわりました。
資料館で目の当たりにした遺品、瓦礫、当時を描いた絵、写真、説明文。
何度も涙しました。
どれだけの地獄だったか、想像するだけでも恐ろしい。
きっと現実は、ぼくの想像よりはるかにつらく苦しいものだったのでしょう。
これが本当にこの地で起こったことなのだと思うと、ぞっとしました。
本当に来てよかった。
安易な言葉ではありますが、二度と繰り返してはならないなと。
一通り周ったあと、核兵器禁止条約に批准することを求める署名を書くスペースがありました。
結果から言うとぼくは署名しました。
でも未だに考えます。
やはり、今日の平和は核による抑止力によるところが大きい。
これは疑いようもない事実かと思います。
もちろん、理想は全世界の全人類が核を、ひいては武器を捨て、みんなで手を取り合って協力して平和に生きていこうというものです。
とはいえ、現実問題それは厳しい。
ぼくは理想を込めてというのと、感情が揺さぶられていたというので署名をしましたが、もし本当に核兵器が世界から消えた場合、ポツダム宣言以前のカオスがまた世界にもたらされる気もします。
うーん、どうなんでしょうね。
とにかく、ぼくは一日本国民、一有権者として、戦争や争いを退け、協力、協調を支持するという立場でいたいです。
繰り返しになりますが、本当に行ってよかった。
みなさんも行ったことがないのなら、一度訪れることをおすすめします。
ぼくがそう信じたいだけなのかもしれませんが、教科書やディスプレイで見るのでは絶対に伝わらないなにかがそこにはあったと思います。
次回は宮島編です。
つづく。