高橋しん『最終兵器彼女』を読んで
『最終兵器彼女』。タイトルは見たことがあったが、読んだことはなかった。
ある日の夜、電話中の会話で彼女が「最終兵器彼女読んでるんだ」みたいなことを言っていた。どうやらピッコマで2巻まで無料で読めるらしい。ずっと気になっていた作品だから読んでみようと思い、ピッコマを開く。なるほど、可愛い絵柄の漫画だと思った。ページを読み進める度に早く続きが読みたいと感じさせるような作品だった。内容にはあまり触れないようにする。
続きが待ちきれない様子だった彼女がメルカリにて全巻セットを購入していたので、読み終わったあとに読ませてもらうことに。最終巻を読む彼女は終始号泣していた。
後を追うように読み進める。大きなテーマとして戦争が扱われている作品ということもあり、今の世界情勢も頭の片隅に入れつつ。
最終巻の最後のページを読み終える頃には涙が溢れて止まらなかった。ちせのことをなんとなく彼女と重ねて見てしまったのがよくなかった。いや、作品としてはとても良かった。
誰の目線で読むかによると思うが、私は (ちせとシュウジ目線で読んでいたので) ハッピーエンドだったと思った。キャラデザ、世界観、内容これら全てをひっくるめて良い作品だと言える。あとがきまでしっかりと読ませていただいた。もしかすると個人的漫画ランキングの1位を更新するまであるかもしれない……。
それほどまでに良い作品だった。
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