考えて成長する
前天満のBARに行った時に、面白い社会学部教授のおっさんがおった。
“現象”と“原因”の話を得意げにされた。
何かが起こった時には必ずそこには原因(理由)がある。
たかが30分くらい話しただけやったから正直本質を捉えてるかわからんけど、興味深かったんです。
それを日常や仕事に置き換えてみたら、やっぱり普段から大切にしている事とか、大切にしたいと思ってる事とガッツリ合致した。
「ああ、やっぱりそうなんか」という具合に。
人には感情、感性、思考力がある。
だから表情があったり、喜怒哀楽があったりする。
それが人間らしいし、人間が人間である意味やと思う。
ただ、最近の子どもを見てると、無表情無感情の子がたまにおる。
大人もそう。
色んなものを我慢して空気読んで感情を押し殺してって人が多いと思うけど。
もっと素直に感情出したらいいやん。
それが人っぽいやん。って思う。
怒ってしまった理由が、「感情が出てきたから」は、人っぽくて素敵やんとさえ思う。
そして、その理由を考えるっていう点がね。
例えば学校教育。
課題(宿題)を出されてそれに対して取り組む。
それをそのまま正しいように、言い換えると先生が求めてるようにこなせば最高評価を貰うことができる。
だけど社会人になって思うけど、その能力はほんまに1番いらん。
そもそも課題が何なのか?から始まり、答えを自分で出して行かなあかん。
昔は学校教育の感じで良かったんかもしらん。
大量生産大量消費になる前の時代。
そして今は大量生産大量消費が終わりかけてる時代。
おいおいしっかりしてくれよ。
自分の経験や知識から、「こうかも?」というのを検証してみる。
その結果を元に、次の仮説を立てる。
そしてまた検証する。
常に「なぜそうなるのか?」から考えて逆算する事。
“目的”を達成するために手段を選ぶ事。
手段が目的になってしまった瞬間、本来の目的は絶対達成されなくなる。
YouTubeとかでね。
“ボールの蹴り方解説”とか、“上手くなるコツ”とかあるでしょ。
フォームが大事とかあるでしょ。
あんなん嘘ですよ。
もっと深いところに本質があるんです。
本当の原因、理由がある。
結果的にそのフォームが、その理由を達成し易いからそのフォームになってるだけで。
順番が逆やねん。
そしてその、フォーム(側)しか言わないから、本質を考えない子どもになる。人になる。
そのフォームにする事で、身体はどうなってるのか?
どうなればパワーが発揮されるのか?
それを知ればフォームなんて何でもいいねん。
ってのを踏まえた上で、その感覚を掴ませるためにフォームを意識させる事はあっていいと思う。
“その感覚を掴ませるため”っていう目的があるから。
目的が何で、そのために何をすべきなのか?
それを考える事。
ちなみに今これを書いてることもそう。
ただ単に書いてるだけやったら絶対あかんって事。
本質を考えるねん。
言われたことだけやってたらあかんわ。
仕事ってそういうもんやねん。
次回。仕事について。