チャレンジと失敗と経験の学び
ずっとずっと、夢を観て生きてきた。
いつか日本を飛び出して、スペインやヨーロッパ各国でプロサッカー選手として活躍することを。
そしてその時、インタビューされたら必ず「中学の時に出会った監督のおかげで、ここまで来れました」って言おうと思って必死にやってきた。
徹底した食事管理。
1日5食は食べてたな。できるだけ揚げ物は避けて、高タンパク低カロリーで済ます。
練習時間以外のトレーニング時間の確保。
夜遅くまでトレーナーに付き合ってもらってたな。
睡眠時間の確保。
夜遅いのに朝早いから、授業中寝てたりしたな。
隙間時間のイメージトレーニング。スペイン語学習。
授業中に試合みたりしてたな。
毎日、早朝からの朝練。
たくさんたくさんやってきた。
たくさん口にもした。
「サイン今のうちに貰っとこかな」なんて言われるのが嬉しかったりもした。
でもその努力量と質じゃ到底無理やなってのも心のどっかで思ってた。
でもその想いをかき消すかのように自分に言い聞かせた。
「おれはいける」
その結果、自分を批判してくるもの。
「お前なんかにいけるわけないやろ」
「早よサッカーやめた方がええやろ」
本当にこんな言葉を浴びました。
最初は、反抗してたけど、途中から完全に無視するようになった。
その言葉に納得してしまいそうな自分がいたから。
それでも“諦めなかった”。
オーバーワークになってるなと思いつつも、そこの管理も難しかった。
でもたくさんやった。
ストレッチもトレーニングも、たくさんやった。
ご飯もたくさん食べた。
でも背は伸びなかった。体重も増えなかった。
足も速くならなかった。
メンタルが鍛え上げらることもなかった。
結果、プロにはなれなかったし、なるのをやめた。
途中で甘えてお菓子を食べたりジュースを飲んだり。してたな。
水だけしか飲まないと決めたはずが、炭酸飲料をあけてた時もあった。
アイスは食べないと決めたのに食べたり、マックも行っちゃってたよな。
そりゃあ、無理さ。口だけって言われてもおかしくない。
まあ、でも結構やってた方やと思う。
でも無理やった。
プロになってるやつからすると俺の本気なんて屁みたいなもんやった。
こだわり、全てを徹底してサッカーをする。生きる。
なりたいと思うのと、なれるのは全く別物。
夢が叶わないのは、自分の努力不足以外の何者でもないです。
ということを、この夢を追って学びました。
「もっとやれた」って思う瞬間が、振り返ってみるとたくさん。盛りだくさん。
もちろんなんの才能もないので、やるしかなかったのですが。
自分の中では精一杯やった結果がこれです。
でも、もう逃げるわけにはいきません。
種類は変わっても、前と同じ努力量じゃ無理なのは百も承知。
なのにどこか、弱い自分にいっつも負けてる。
本当にダサいと思いつつも、負ける。
結果、なれるかなれないかは結果でしかない。
でも、そうやって生きたから学べたことがたくさんある。
今がある。
過去には戻れない事は決まってるから、今からやるしかない。
さあ、どうする。
今の夢は、たくさん面白いことをすること。
別に一個を極める気はない。
色んなことをやって、色んなことを繋げていけたらいいと思ってる。
1日に何分本を読んでる?
何を、いつ食べてる?
寝る前のルーティーンは?
洗濯物は誰が干す?
座った時の姿勢は?
人といる時、どれだけ目と耳を自分以外に使えてる?
心に余裕はどれだけある?
プライドが邪魔してる部分は?
学習したものを何に残してる?メモ?それとも右から左に流れてる?
変わろうと思うのならば、何かを変えるしかないのは知ってる。
それが俺は、ものすごく苦手なのも知ってる。
「俺はいける」って言い聞かせて、客観的に観ることをやめた。
客観的にみたら、無理な自分を認めてしまいそうやったから。
でも今なら、無理な自分を喜んで認めたいと思う。(認めれるかどうかは別)
認めた上で分析して、足りないところを頑張る。
今できない事は、素直に誰かに助けてもらう。
客観的に観るから、成長できる。
と、これまでの経験を経て思うことができました。
最後まで来てくれてありがとう。
素敵な1日を、お過ごしください☺️