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私の恋愛観

彼氏と付き合ってから、自分の恋愛観を自覚する機会が増えたように思う。

私はあれこれ考えるタイプなので、彼氏とのことを考えていると、「自分ってこういう恋愛観を持っているんだ」というのが見えてくる。

それを整理するためにも、ここに私の恋愛観を書き記しておくことにした。

せめてここでくらいは自分に素直でいたいので、包み隠さず書いていこうと思う。


① 頑張らなくていいと思えること

私は、周りに見せている性格と本当の性格にかなりギャップがあると思っている。周りには「細かいことは気にしない、自己肯定感爆発精神安定女」であるかのように振舞っているけど、実際はそうではない。

特に対人関係においては細かいこと気にするし、自分に自信ないし、メンタルはブレブレ。飄々としているように見せるのがうまいだけというか、理想としている自分を演じている感覚に近い。自然とそれができてしまうので苦痛ではないのだが、「本当の自分ではない感」は常にある。

だからこそ、彼氏には本来の自分で接したいし、そんな自分を受け入れてほしいと思う。その人といると自然と「じぶん」が出てくるような人と付き合いたい。

自分でも「本来の自分」なんてよく分からないからこそ、それが自然と引き出されるような相手だと居心地よく感じるのだ。求めすぎかな。

でも、私は、彼氏に自分のすべてを分かってほしいわけではない。聞かれない限り、上に書いたようなこと(メンタルブレブレなこと、いつも演じているような気がすることなど)を彼氏に話すつもりはないし、共感してもらおうとも思っていない。

彼氏は、私がそんなことを思っているとはつゆ知らず、ありのまま接してくれればいい。その中で、「この人の前では頑張らなくていい、演じなくていい」と思えたらそれでいいのだ。


② 言葉よりも行動で

よく、「男性は言葉よりも行動で愛情表現をする傾向がある」と言うが、私にとっては大歓迎だ。

私も、言葉よりも行動で愛情を表現したいし彼氏にもそうしてもらいたい。いくら「好きだよ」「可愛いね」と言ってくれたとしても、ハグやキスという身体密着行為がないと寂しく感じてしまうし、本当にそう思っているのか、言い慣れていて口先だけではないのかとか考えてしまう。

体が密着するような行為をして、お互いの匂いやぬくもりを感じあうことで愛情を伝えたいし、受け取りたい。

今のところ、彼氏とは毎日lineをしているけど、lineで愛情表現をしてほしいなんてこれっぽっちも思わない。もちろん、好きな人から「好きだよ」「可愛いね」「会いたいね」ってメッセージが来たら嬉しいけど、こちらから求めたり期待したりはしない。

(これはまた別の話だけど、「lineをしすぎない」というのも意識している。つまり、即レスは避けるということ。未読無視していると言うと聞こえは悪いだろうけど、lineが苦手な私からするとそこでの会話って結構労力を使う。対面で話している時はそんなことないのに、lineだと文章が思いつかなかったり気を遣いすぎたりして長考してしまいがちになる。疲れず付き合っていくために、自分のペースでlineをするようにしているし、lineを愛情表現の場にしないようにしている。)

それよりも、会っている時にちゃんと愛情表現をしあいたい。できればふたりきりの空間で、ぎゅーやちゅーをしたい。愛の言葉は、そのおまけで構わない。

③ 喧嘩はしたい

喧嘩はしたい。

これだけ言うとファイターか何かと誤解されそうだけど、そうではない。

お互い本音で思っていることを、本気で話し合う機会が定期的に欲しい。

それなら、何も喧嘩じゃなくていいのでは?と思われるかもしれないけど、イライラしている時にこそお互いの本性が見られると思う。普段は隠している汚い部分とか、どうしても分かり合えない価値観とか、そういうのを知ってもこの人の隣にいたいと思えるかどうかではないかと思う。

それに、付き合っていれば相手に不満は出てくる。それをため込んだ結果爆発したり、お互いに不満を抱かせまいと頑張りすぎたりした先にハッピーエンドが待っているとは思えない。

もちろん、相手を傷つけまいという思いやりはとても大切。でも、お互いに頑張りすぎず好きに生きて、その都度出てきた不満は伝え合う。その上で分かり合えたり分かり合えなかったりする。それも含めて、この人と恋人でいたいと思う。

それが私の理想なんだけど、さすがに理想すぎるかな。若いかな。


④ 干渉しない

彼氏の人間関係(特に女性関係)や予定に干渉しない。

「女の子がいる飲み会に行くときは教えて。途中で連絡して。」
「○○行くって言ってたよね?誰と行くの?女の子いる?」
「女の子と連絡とってる?それ誰?」

私は、彼氏にこういうことを言ったり聞いたりしない。それでもやっとするような答えが返ってきたり険悪な雰囲気になったりしたら、ただ自分が苦しくなるだけだから。

彼氏のことが好きだから、飲み会に女の子がいると知れば少しは嫉妬する。「今頃、女の子と飲んでいるんかあ」とか考えてしまう自信がある。だからこそ、自分を不機嫌にする危険性のあることは聞かないし、言わない。彼氏のために干渉しない、というのもあるけど、自分のためでもある。

でも、意外だったのは、彼氏が女の子のいるグループでどこかに行くことを不意に知ってしまったりほかの女の子の話をしていたりしても、意外と不満に思わないこと。付き合う前は、「私メンヘラっぽいところがあるから、めっちゃ嫉妬とかしちゃうだろうな」とか思ってたけど、そんなこともなかった。

それは、決して私の心が広いからではなくて、彼氏がちゃんと愛情表現をしてくれているから。「私のことを好いてくれている」と思えるから、女の子のいるグループで行動していても不安定にならない。彼氏のおかげ。

お互いに異性の影は感じつつも、必要以上に問いただしたり知りたがらない。ある程度好きに生きる。そういうカップルになりたいと思う。

⑤ 愛情に気が付く

これは、彼氏と付き合って得た学びのひとつでもある。

相手からの愛情や気遣いに、ちゃんと気が付いて感謝をする。

ハグとかキスとか、分かりやすくて恋人っぽい行為は愛情を感じやすい。するだけで満たされるから、会う度に求めてしまうししてくれないと寂しい気持ちにまでなる。

でも私は、相手がしてくれた些細な気遣いや向けてくれる優しさにもちゃんと気が付いて愛を感じたい。

ずり落ちた鞄をかけ直してくれる、落ちたマフラーを埃を払って拾ってくれる、好きなものを共有してくれる、私の家族にも気を遣ってくれる、できるだけ奢ろうとしてくれる、体調を気遣ってくれる、少しでも長く一緒にいようとしてくれる、僅かな距離でも手を繋いでくれる、彼氏がどこかに出かけている時にlineで「今度一緒に行こうね」と言ってくれる、今何をしているかを話してくれる。

「恋人」である以前に「人と人」。恋人ならではの特別感にときめくのも楽しいしそういうのを求めてしまいがちだけど、人として向けてくれる優しさや気遣いを見落とさず、ちゃんと感謝をしたい。特別に見えないことが、特別でありがたいことだったりするのかもしれない。


なんて、偉そうに語ってきたけど、私も常にこう思えているわけではない。こんなに達観しきれていたら、たぶん苦労しない。

喧嘩はしたいけど、実際にしたら「嫌われてないか、冷められてないか」って不安になるだろうし、干渉したくなる時も来るだろうし、実際してしまうこともあるかもしれないし。

彼氏が「してくれていること」に気が付いて感謝しようと心がけていても、「してくれないこと」に目を向けてしまって病むときもあるし。

けど、自己分析と言語化を通して、成長していきたいと思っている。いつか、胸を張って、演じることなく、「これが私のゆるぎない恋愛観です」と言える日が来るように。

この恋がどんな終わりを迎えても、人として成長したいと思うのです。







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