モナコに行ったら旅の難易度が上がった
世界で2番目に小さい国としても有名なモナコに、フランスからの日帰りで行ってきた。
どうしても行きたかったかと言われると、そこまででもなかったが、フランスとイタリアの間にあり、その時は南フランスのニースにいた為、半日かけて足を運んでみた。
下調べ等はあまりしていなかった為、モナコの知識は、
・モナコグランプリというレースがある事
・有名なカジノがある事
・ハリウッド女優のグレースケリーがモナコ公国に嫁いだ事
このくらいだったので、
一先ずこの3つをミッションにして、街を回ってみた。
モナコグランプリは、モナコの街をF-1のレースが走るというものなので、街並み自体がレース会場になっている。
なので、観光地という訳ではなく、街並みを歩いている時点でミッションはクリアされている。
次に、カジノのモンテカルロ!
これも、大きな商業施設みたいになっていたので比較的見つけやすく、人だかりもできており、見つけるのに苦労はしなかった。
最後、グレースケリーの銅像がある庭!
ここが問題だ。
少しだけマニアックな雰囲気はあるので、一抹の不安はあった。
街の人に道を聞く!
・・
・・・
いろいろ答えてくれる。
*僕は英語ができません。
高校3年の英語の5段階評価で、2を取ったことがあります。
なので、道を聞いたとしても理解できる確率は非常に低い。
これが凄く労力を使う。気も使うし、自分に嫌気がさしてくる。
なんとかこのヨーロッパ旅を通して、少しだけ英語に慣れてきたところもあり、
「ストレート」
「ターンライト(右へ曲がれ)」
「ターンレフト(左へ曲がれ)」
の区別が聞き取れる様になってきた。
「俺も成長したなー」
なんて思ってた。
すると、
「・・・up」
「・・・down」
という単語が出てきた。
「・・???・・・」
そう!
モナコは面積が小さいので、それを補う為、山を切り崩して街並みが立体になっている!!
こんな感じ!
なので、道路の下に道路が走っている事もザラにある。
「それか!だから階段も多いし、坂道も多いのか!!」
そしてここで問題になってくるのが、指示方向が〝2〟から〝4〟方向になったという事。
今までは
「ターンライト」と「ターンレフト」
の聞き分けでよかったのが、
これからは
「up」と「down」
が追加される。
終わった・・
狭い国にも関わらず、
山の方の階段に登るわ
地下のよく分からない所を歩くわ
バスに乗せられるわ
で、時間だけが過ぎていく!
最終的にはたどり着けたものの、そこまで思い入れのない銅像に時間と労力を使ってしまった事が悔やまれる。
「こんな事なら、カジノで所持金を10倍にして、リッツ・カールトンにでも泊まりたかったわ!!」
そんなモナコの地形に惑わされて、カジノで大儲け出来ず、リッツ・カールトンに泊まれなかった話
リッツ・タロ・カールトン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?