忘れられない人の話
お久しぶりです!多忙で更新できてませんでした悲し💧
今日は忘れられない人の話です。
結論から言うと、私が高校生の頃。ある人が亡くなりました。
その人とはまだ一年足らずの付き合いでしたし、私はその人に関して「無」でした。自分から話したいって思うわけではないし、だからと言って嫌いなわけでもないし。
でも、確かにその人の存在はありました。
その人が亡くなったと聞いたとき、受け入れられませんでした。保健か何かの授業で最初は受け入れられないと聞いてはいましたが、あれって本当なんだなと。他人事のようにその事実を頭の中に入れてた気がします。
そして、その人とかかわっていた時間を思い出しました。
その人の香水の匂いが嫌で近くに来られると心の中で嫌がりました。行事の時はなんでそんなに張り切っているんだろうと疑問に思ったこともありました。
その人から数学を教えてもらって数学が得意になったり、体調面を心配されて、それが少し恥ずかしくて無愛想な態度を取ったり。
不思議なもんで、人が亡くなるとその全てが鮮明に思い出されるんです。
生きている頃より生きているような、そんな感覚。
この感覚は、良いものなのか分かりません。
今でもその人のことは声までしっかり覚えています。
人間二度死ぬと聞いたことがあったので、それは絶対させたくないなと。
偽善かもしれないし、罪悪感からかもしれない。
それでも、私は忘れたくないし、忘れません。
私の一部となった数学を生んでくれて、ありがとう。
あの時、体調を気遣ってくれてありがとう。
最後まで、私たちを見捨てないでくれてありがとう。
そして、ごめんなさい。
皆さんに、それではまた、と言える有難さをかみしめて。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。