フリーランスとは何かって言えるようにしたい
最近フリーランス保護新法が成立したこともあり、特に注目度の高まっているフリーランス。
おかげでフリーランスに関するニュースやコラムなど多くの記事を目にするようにもなりました。
そんな私もこれまでフリーランスとして活動してきたので、認知度が高まってきたことはうれしく思います。
ですが、多くの記事を目にする中で疑問に感じることも増えてきたので、今一度フリーランスについて整理して考えてみたいと思いました。
フリーランスとは
まずこの「フリーランス」という言葉について私自身も正しく理解できていたかというとあいまいでした。
今まで「フリーランスです」と自ら言っていたのに、本当の意味が違っていたら良くないので調べてみたところ、合っていたのでホッとしました。
そもそも「フリーランス保護新法」というのは通称で、正式名称は「特定委託事業者に係る取引の適正化などに関する法律」となっています。
この法律の概要で記されている対象が、つまりはフリーランスということになります。
経済産業省が令和3年に公表したガイドラインの中で、フリーランスの定義は以下のように記されています。
フリーランスに対する誤解①
フリーランスに対する誤解の一つ目は、定義のあいまいさです。
フリーランス保護新法ではこの定義を元に考えるということになるはずですが、まだまだあいまいな言葉ではあると思います。
例えばこれまで、「フリーランスは個人事業主ではない」や「フリーランスは開業届を出していない」、「フリーランスは税金を納めていない」といった内容を目にすることがありました。
ガイドラインの定義に「店舗が無い」とあるからかもしれません。これについては私も初めて知りました。
ですが、開業届は店舗や事務所があるかどうかに関わらず提出することができます。
自宅で業務を行っている場合には、自宅の住所を記入すればよいからです。
このように、まだまだ誤解されている現状が良い方向に向かってくれると良いなあと思っているところです。
フリーランスに対する誤解②
もう一つのフリーランスに対する誤解は、幅の広さです。フリーランスの内訳を区別するのは難しく、あらゆる内容がひとまとめになっています。
例えば「フリーランスは〇〇」というような記事があっても、その記事を書いた人の業種はバリエーションに飛んでいます。
フリーランスはライターもいればエンジニアもいますし、美容師にもいるため、仕事について書いた記事があっても同じ状況とならないことがあるのです。
先ほどの定義にもあるように、個人事業に限らず法人化した一人社長もいるわけで、個人と法人の区別もできません。
こうしたことから、会話の中で職業を聞かれたときに「フリーランスです」とだけ答えるのは相手に誤解を与えてしまう可能性が高いなと感じました。
私自身も聞かれるようなことがあれば、今後はできるだけ仕事の中身をお伝えするとともに、フリーランスの言葉の意味をもっと知ってもらえるように意識したいと思います。
今週の振り返り
中小企業診断士試験に向けた学習で最近特にハマっているやり方は、過去問マスターをやる→わからない問題はYouTubeもしくはスピードテキストのお世話になる→もう一度やってみる、という方法です。
多分最初からこれをやっていればよかったのではないかという気もするのですが、まったくのゼロからだと厳しいですね。
最初はテキストでインプット中心でやってからでないと、「何のこっちゃ?」で余計時間がかかったと思います。
それにしても1日が過ぎるのが早く焦る気持ちはありますが、試験はメンタル的な部分も大きいと思うので、落ち着いて臨めるよう体調も整えていきたいです。