エコクリティシズム関連書
(備忘録がわりに)
1980s
・Thomas J. Lyon, Ed., 『This Incomparable Lande: A Book of American Nature Writing』 (Houghton Mifflin Harcourt, 1989. Revised edition, 2001) 邦訳『この比類なき土地』
1990s
・Robert Finch & John Elder, Eds., 『The Norton Book of Nature Writing』 (W. W. Norton , 1990. 2nd Edition, 2002)
・Terry Tempest Williams, 『Refuge: An Unnatural History of Family and Place』(Pantheon Books, 1991) 邦訳『鳥と砂漠と湖と』
・Jonathan Bate, 『Romantic Ecology: Wordsworth and the Environmental Tradition』 (Routledge. 1991) 邦訳『ロマン派のエコロジー』
・アメリカでASLE (Association for the Study of Literature and Environment)が設立される(1992.10)
・スコット・スロヴィックがフルブライト講師として来日し、ネイチャーライティングについて各地の大学で講演した(1993.9-1994.8)
・『フォリオa』 2号、「特集=〈自然〉というジャンル1/アメリカン・ネイチャー・ライティング」(ふみくら書房、1993.11)
・ASLE-Japan/文学・環境学会が設立される。Newsletter 刊行開始(1993.12〜)
・広島大学にスコット・スロヴィックが訪れ、広島大学にエコクリティシズム研究会が発足する(1994.6) Cf. エコクリティシズム研究会史
・Lawrence Buell, 『The Environmental Imagination: Thoreau, Nature Writing, and the Formation of American Culture』 (Harvard University Press, 1995)
・Terry Tempest Williams, 『Desert Quartet: An Erotic Landscape』, (with art by Mary Frank, Pantheon Books, 1995) 邦訳『デザート・クァルテット』
・『英語青年』140巻11号、1995年2月号「特集=ネイチャーライティング」(研究社)
・『山と渓谷』1995年2月号「特集=ネイチャーライティング」
・『グローバルネット』1995年5月号「特集=ネイチャーライティング」
・テリー・テンペスト・ウィリアムス『鳥と砂漠と湖と』(石井倫代訳、宝島社「アメリカン・ネーチャー・ライブラリー」、1995.5[原著:1991])
・『ユリイカ』1996年3月号「特集=ネイチャーライティング」(青土社)
・テリー・テンペスト・ウィリアムス『デザート・クァルテット 風景のエロティシズム』(木下卓・結城正美訳、松柏社、1996.9[原著:1995])
・スコット・スロヴィック、野田研一 編『アメリカ文学の〈自然〉を読む』(ミネルヴァ書房、1996.7)
・巽孝之『恐竜のアメリカ』(ちくま新書、1997.8)
・ハロルド・フロム、ローレンス・ビュエル、ポーラ・G・アレン『緑の文学批評―エコクリティシズム』(伊藤詔子・吉田美津・横田由理訳、松柏社、1998.10)
・ASLE-Japan/文学・環境学会 編『環境と文学』刊行開始(1998〜)
・『フォリオa』5号、「特集=〈自然〉というジャンル2/ジャパニーズ・ネイチャー・ライティング」(ふみくら書房、1999.2)
2000s
・トーマス・ライアン『この比類なき土地―アメリカン・ネイチャーライティング小史』(村上清敏訳、英宝社、2000.3[原著:1989])
・ジョナサン・ベイト『ロマン派のエコロジー―ワーズワスと環境保護の伝統』(小田友弥・石幡直樹訳、松柏社、2000.7[原著:1991])
・文学・環境学会 編『たのしく読めるネイチャーライティング―作品ガイド120』(ミネルヴァ書房、2000.10)
・James C. McKusick, 『Green Writing: Romanticism and Ecology』 (Palgrave Macmillan, 2000.11) 邦訳『グリーンライティング』
・ペリー・ミラー『ウイルダネスへの使命』(向井照彦訳、英宝社、2002.4[原著:1956])
・野田研一『交感と表象―ネイチャーライティングとは何か』(松柏社、2003.6)
・Greg Garrard, 『Ecocriticism』(Routledge, coll. “The New Critical Idiom”, , 1st edition, 2004.7)
・野田研一・結城正美 編『越境するトポス:環境文学論序説』(彩流社、2004.7)
・ローレンス・ビュエル『環境批評の未来―環境危機と文学的想像力』(伊藤詔子・横田由理・吉田美津・三浦笙子・塩田弘訳、音羽書房鶴見書店、2007.11[原著:2005])
・生田省悟・村上清敏・結城正美 編『「場所」の詩学:環境文学とは何か』(藤原書店、2008.3)
・ジェイムズ・C・マキューシック『グリーンライティング―ロマン主義とエコロジー』(川津雅江・小口一郎・直原典子訳、音羽書房鶴見書店、2009.4[原著:2000])
2010s
・結城 正美『水の音の記憶―エコクリティシズムの試み』(水声社、 2010.6)
・『水声通信』33号「特集:エコクリティシズム」(水声社、 2010.7)
・野田研一 編『「風景」のアメリカ文化学』(ミネルヴァ書房「シリーズ・アメリカ文化を読む」、2011.4)
・Greg Garrard, 『Ecocriticism』(Routledge, coll. “The New Critical Idiom”, 2nd edition, 2011.7)
・波戸岡景太『ピンチョンの動物園』(水声社「エコクリティシズム・コレクション1」、2011.7)
・喜納育江『“故郷”のトポロジー―場所と居場所の環境文学論』(水声社「エコクリティシズム・コレクション2」、2011.7)
・渡辺憲司、野田研一、小峯和明、ハルオ・シラネ 編『環境という視座』(勉誠出版「アジア遊学 143」、2011.7)
・伊藤詔子 監修/横田由理・浅井千晶・城戸光世・松永京子・真野剛・水野敦子編『オルタナティヴ・ヴォイスを聴く―エスニシティとジェンダーで読む現代英語環境文学103選』(音羽書房鶴見書店、2011.7)
・波戸岡景太『動物とは「誰」か? 文学・詩学・社会学との対話』(水声社「エコクリティシズム・コレクション3」、2012.4)
・結城正美『他火のほうへ―食と文学のインターフェイス』(水声社「エコクリティシズム・コレクション4」、2013.2)
・『POETICA』vol.80 “An International Journal Japan and Ecocriticism” (丸善雄松堂、2013年秋)
・小谷一明・巴山岳人・結城正美・豊里真弓・喜納育江 編『文学から環境を考える エコクリティシズムガイドブック』(勉誠出版、2014.11)
・スコット・スロヴィック『スコット・スロヴィックは語る―ユッカマウンテンのように考える』(中島美智子訳、英宝社「エコクリティシズム研究のフロンティア4」、2014.12)
・熊本早苗・信岡朝子『核と災害の表象―日米の応答と証言』(英宝社「エコクリティシズム研究のフロンティア3」、2015.4)
・小口一郎 編『ロマン主義エコロジーの詩学―環境感受性の芽生えと展開』(音羽書房鶴見書店、2015.11)
・エドゥアルド・コーン『森は考える――人間的なるものを超えた人類学』(奥野克巳・近藤宏・近藤祉秋・二文字屋脩訳、亜紀書房、2016.1)
・野田研一『失われるのは、ぼくらのほうだ―自然・沈黙・他者』(水声社「エコクリティシズム・コレクション5」、2016.4)
・Terry Tempest Williams, 『The Hour of Land: A Personal Topography of America's National Parks』(Sarah Crichton Books/Farrar, Straus and Giroux, 2016.5) 邦訳『大地の時間』
・河野哲也『いつかはみんな野生にもどる―環境の現象学』(水声社「エコクリティシズムコレクション6」、2016.6)
・藤江啓子『資本主義から環境主義へ―アメリカ文学を中心として』(英宝社「エコクリティシズム研究のフロンティア6」、2016.8)
・小野俊太郎『「里山」を宮崎駿で読み直す:森と人は共生できるのか』(春秋社、2016.10)
・野田研一・奥野克巳 編『鳥と人間をめぐる思考:環境文学と人類学の対話 』(勉誠出版、2016.11)
・篠原雅武『複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学』(以文社、2016.12)
・野田研一 編『〈交感〉:自然・環境に呼応する心』(ミネルヴァ書房、2017.3)
・野田研一・山本洋平・森田系太郎 編『環境人文学1 文化のなかの自然』(勉誠出版、2017.4)
・野田研一・山本洋平・森田系太郎 編『環境人文学2 他者としての自然』(勉誠出版、2017.4)
・塩田弘・松永京子・浅井千晶・伊藤詔子・藤江啓子 編『エコクリティシズムの波を超えて:人新世の地球を生きる』(音羽書房鶴見書店、2017.6)
・結城正美・黒田智 編『里山という物語:環境人文学の対話』(勉誠出版、 2017.6)
・デイヴィッド・エイブラム『感応の呪文 〈人間以上の世界〉における知覚と言語』(結城正美訳、水声社、2017.9[原著:1996])
・『現代思想』2017年12月号「特集=人新世──地質年代が示す人類と地球の未来」(青土社)
・山田悠介『反復のレトリック 梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社「エコクリティシズム・コレクション7」、2018.1)
・篠原雅武『人新世の哲学:思弁的実在論以後の「人間の条件」』(人文書院、2018.1)
・芳賀浩一『ポスト〈3・11〉小説論―遅い暴力に抗する人新世の思想』(水声社「エコクリティシズム・コレクション8」、2018.6)
・ティモシー・モートン『自然なきエコロジー 来たるべき環境哲学に向けて』(篠原雅武訳、以文社、2018.11)
・テリー・テンペスト・ウィリアムズ『大地の時間:アメリカの国立公園、わが心の地形図』(伊藤詔子・岩政伸治・佐藤光重 訳、彩流社、2019.1[原著:2015])
・『たぐい』vol.1(亜紀書房、2019.3)
・松永京子『北米先住民作家と〈核文学〉 アポカリプスからサバイバンスへ』(英宝社「エコクリティシズム研究のフロンティア1」、2019.6)
・久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』(月曜社「シリーズ〈哲学への扉〉」、2019.8)
・アナ・チン『マツタケ――不確定な時代を生きる術』(赤嶺淳訳、みすず書ぼう、2019.9)
・伊藤詔子・一谷智子・松永京子 編『トランスパシフィック・エコクリティシズム:物語る海、響き合う言葉』(彩流社、2019.9)
・吉川朗子・川津雅江 編『トランスアトランティック・エコロジー』(彩流社「神戸市外国語大学人文・社会科学叢書」、2019.10)
・ブルーノ・ラトゥール『地球に降り立つ:新気候体制を生き抜くための政治』(川村久美子訳、新評論、2019.12)
・小谷一明『環境から生まれ出る言葉』(水声社「エコクリティシズム・コレクション9」、2019.12)
2020s
・『たぐい』vol.2(亜紀書房、2020.1)
・磯部理美「第8章 環境と文学」、三原芳秋・渡邊英理・鵜戸聡 編『[クリティカル・ワード] 文学理論』(フィルムアート社、2020.3)
・湯本優希『ことばにうつす風景―近代日本の文章表現における美辞麗句集』(水声社「エコクリティシズム・コレクション10」、2020.4)
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