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エピステーメー総目次(1975-1979, 1984-1986)

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第一次エピステーメー(1975-1979)
第二次エピステーメー(1984-1986)

1975年

創刊準備号 (1975年7月発行)

・ ミシェル・フーコー「エピステーメーとアルケオロジー」(白井健三郎訳)
・ 蓮實重彦「ディスクールの廃墟と分身 ミシェル・フーコー『言葉と物』を読む」 〔改題「肖像画家の黒い欲望 ミシェル・フーコー『言葉と物』を読む」、『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』朝日出版社(エピステーメー選書)、1978、河出文庫、1995〕

創刊号(1975年10月号)「特集=記号+レクチュール」

・ ミシェル・ビュトール「七面体 向日葵」
・ 豊崎光一「三と四 その 一 ミシェル・ビュトールと数」
・ 弓彰「«Stéphane Mallarmé» 或はマラルメの危機」
・ ジャック・デリダ「パレルゴン」 〔高橋允昭・阿部宏慈訳「パレルゴン」、『絵画における真理』上、法政大学出版局、1997〕
(Jacques Derrida, «Parergon», Digraphe, no.2 et 3, Galilée, 1974. Repris dans La verite en peinture, Flammarion, 1978.)
・ ミシェル・フーコー「作者とは何か?」(清水徹訳) 〔;『作者とは何か』哲学書房(ミシェル・フーコー論集);『ミシェル・フーコー思考集成3』筑摩書房、1999.7、pp.223-266〕
(Michel Foucault, «'Qu'est ce qu'un auteur?», Bulletin de la société française de philosophie, 1969, n° 63, pp.73-104. DE, [69])
・ ロラン・バルト 「作者の不在」
・ 高橋悠治「時空の網目をくぐって」 〔高橋悠治『音楽のおしえ』晶文社、1976〕
・ 小林康夫「イマージュ 記号とその影」
・ ガストン・バシュラール「無限概念と近似」 〔及川馥・片山洋之介・豊田彰訳「無限の概念と近似」、『近似的認識試論』第13章、国文社、1982.9〕
・ 中村誠太郎「素粒子・記号・実体」
・ 大森荘蔵・山本信・黒田亘・坂部恵「シンポジウム 記号・ことば・〈ことだま〉」
・ 川本茂雄「君語学と記号論の展開」
・ 八木誠一「新約聖書的思考における言葉と事柄」
・ 種村季弘「「神の署名になる記号 パラケルススの表徴術」
・ 吉田敦彦「女性器露出の神話」
・ 益田勝実「読み・潜在への旅 近親相姦神話の周縁で」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』朝日出版社、1980.10〕
・ 呉茂一「〈記号〉あるいは〈符牒〉について ギリシア・ローマの場合」
・ 氷上英廣「虫歯とデカダンス」
・ 小尾信彌「現代宇宙論への道」 〔『宇宙の進化』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1979〕
・ 渡辺格「人間の終焉」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1976〕
・ 矢野健太郎「エジプトとバビロニア」 〔『幾何の発想 ギリシア』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1976、改題『幾何の発想』講談社学術文庫、1990.6〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』朝日出版社(エピステーメー選書)、1977.10、白水社(高山宏セレクション〈異貌の人文学〉)、2013.3〕
(Gustav René Hocke, Verzweiflung und Zuversicht. Zur Kunst und Literatur am Ende unseres Jahrhunderts, Piper, 1974.)
・ 廣松渉「マルクス・エンゲルスの思想圏」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』(改訂・増補:井上五郎)、朝日出版社、1980.12〕
【イコンゾーン】
・ I 「バベルの塔、その複合過程」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「図のエピステーメー」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1975年11月号「特集=仮面・ペルソナ」

・ W.F.オットー「ディオニュソスと仮面」
・ 渡邊守章・観世寿夫「対話 仮面のドラマトゥルギー」
・ 久保正彰「仮面をつうじて ソポクレス悲劇の使命」
・ ジル・ドゥルーズ「模像 プラトニズムを逆転させる」(杉本紀子訳) 〔岡田弘・宇波彰訳、「付論I 1 プラトンとシミュラークル」、『意味の論理学』法政大学出版局、1987;小泉義之訳「I プラトンとシミュラクル」、『意味の論理学』下、河出文庫、2007、pp.133-156〕
(Gilles Deleuze, «Renverser le Platonisme», Revue de Métaphysique et de Morale, vol.LXXI, no.4, octobre-décembre 1966, pp. 426-438. Repris, modifié, en appendice de Logique du sens, appendice II, 1969.)
・ 坂部恵「うつしみとおもて」
・ 渡辺二郎「生きる全体としてのペルソナ ペルソナ管見」 〔高山守・千田義光・久保陽一・榊原哲也・森一郎編『渡邊二郎著作集 第10巻』筑摩書房、2011〕
・ 宇都宮芳明「人格・役割・人称」
・ 八木誠一「新約聖書における«仮面・素顔・人格»」
・ 山口節郎「社会学と役割理論」
・ 小林康夫「イマージュII 仮面とその影」
・ 恒川隆男「仮面の風景」
・ 吉田敦彦「ヤヌスの二つの顔 インド・ヨーロッパ語族の始源神観念」
・ キャロリン・G・ハイルブラン「アンドロギュノスの底流」
・ 松山俊太郎「ヴィシュヌ神とアヴァターラ」
・ 大沼忠弘「〈化ける〉といふこと」
・ 日高敏隆「昆虫におけるペルソナ」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「現代宇宙論への道II」 〔『宇宙の進化』〕
・ 渡辺格「分子から生命へ」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』〕
・ 矢野健太郎「ターレス」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「マルクスの幼少年時代」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「顔のメタファー」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「X線で見たレオナルド派絵画」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1975年12月号「特集=時間」

・ 渡辺慧「時間と確率論的世界観」(渡辺博訳)
(Watanabe Satosi, «Time and the probabilistics View of the world», J.T. Fraser, Ed., The Voice of Time: a Cooperative Survey of Man's View of Time as Expressed By the Sciences and By the Humanities, George Braziller, 1966.)
・ G.J.ウィットロウ「時間と宇宙」(熊倉功二訳)  
(G. J. Whitrow, «Time and the Univers», J.T. Fraser, Ed., The Voice of Time: a Cooperative Survey of Man's View of Time as Expressed By the Sciences and By the Humanities, George Braziller, 1966.)
・ エルンスト・カッシーラー「時間直観」(生松敬三・大内惇訳) 〔;木田元・村岡晋一訳「時間直観」、『シンボル形式の哲学3 認識の現象学 上』、岩波文庫、1994.2〕
(Ernst Cassirer, «Die Zeitanschauung», Philosophie der symbolischen Formen, Bd. III: Phänomenologie der Erkenntnis, 2-4, 1929.)
・ ジャン・ピアジェ「子どもの時間知覚」(岸田秀訳) 
(Jean Piaget, «Time perception in children», J.T. Fraser, Ed., The Voice of Time: a Cooperative Survey of Man's View of Time as Expressed By the Sciences and By the Humanities, George Braziller, 1966.)
・ 茅野良男「ハイデガーと時間の問題」
・ 滝浦静雄「時間の言葉」
・ 村上陽一郎「時間学についての一つの手稿」
・ ペーター・キュッパー「ノヴァーリスの時間体験」(岡部仁訳) 
(Peter Kupper, «Das Zeiterlebnis des Novalis», Die Zeit als Erlebmis des Novalis, Böhlau Verlag, 1959.)
・ 清水徹・蓮實重彦「文学の時間 言葉の時の磁場」
・ ライムンド・パニカール「インドの伝統における時間と歴史 カーラとカルマン」(與謝野文子・松山俊太郎訳。解説:阿部良雄) 
(Raimundo Panikkar, «Temps et Histoire dans la tradition de L’Inde», Les cultures et le temps, Unesco, 1975. http://sophia.free-h.net/spip.php?article264 )
・ 吉田敦彦「神話の時間と構造 オイディプス神話を出発点とする考察」
・ 野呂芳男「キリスト教の時間論」
・ 千葉喜彦「主体的一日 生物の時間」
・ 戸井田道三「持続と〈間〉」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「宇宙論の観測的基礎」 〔『宇宙の進化』〕
・ 渡辺格「天動の世界への反転」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』〕
・ 矢野健太郎「ターレスII」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「エンゲルスと青年独逸派」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「タイム・パラドックス」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「時間のエピステーメー」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

**1976年

1976年1月号「特集=鏡」**

・ ミシェル・フーコー「アクタイオーンの散文 ピエール・クロソウスキー」(豊崎光一訳)〔豊崎光一編訳『外の思考:ブランショ・バタイユ・クロソウスキー』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1978.4、訳文修正、『ミシェル・フーコー思考集成2』筑摩書房、1999.3→『フーコー・コレクション2』ちくま学芸文庫、2006.6〕
(Michel Foucault, «Le prose d'Acteon», La Nouvelle Revue Française, March 1964, n° 135, pp.444-459. Repris dans Dits et écrits vol.1, ed. par Daniel Defert & Franois Ewald, Gallimard, 1994. DE, [21]〕 
・ 宮川淳「鏡の場所」
・ 中村誠太郎「半粒子・反宇宙」
・ 彌永昌吉「鏡像の幾何学」
・ 野田春彦「生物・鏡像・左右」
・ G.F.ハルトラウプ(Gustav Friedrich Hartlaub)「鏡の魔術」
・ M.H.エイブラムズ「模倣と鏡」 〔水之江有一訳『鏡とランプ ロマン主義理論と批評の伝統』第2章、研究社出版、1976〕
(Meyer Howard Abrams, The Mirror and the Lamp: Romantic Theory and the Critical Tradition, chapter 2 «Imitation and the mirror», Oxford University Press, 1953.)
・ ヘルベルト・グラーベス「書物としての鏡」
・ 高橋康也「鏡と道化 ルネサンス文学ノート」
・ 小林行雄「中国鏡の装飾計画」
・ 小林康夫「イマージュIII 鏡とその影」
・ 山崎正一「鏡のエピステーメー 幻想と悟り」 〔『幻想と悟り 主体性の哲学の破壊と再建』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1977.7〕
・ 小此木啓吾「ナルシシズムと鏡像」
・ 伊東俊太郎「科学の縄 あるいは認識の構造」
・ 川本茂雄「時称と時間」
・ ライムンド・パニカール「インドの伝統における時間と歴史 カーラとカルマン 承前」
【連載】
・ 呉茂一「面とペルソーナ」
・ 小尾信彌「相対論的宇宙論」 〔『宇宙の進化』〕
・ 渡辺格「青鬚城の恐怖」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』〕
・ 矢野健太郎「ピタゴラス」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ 廣松渉「マルクスの大学在籍時代」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「鏡、その変幻」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「座標転換装置としての鏡」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年2月号「特集=アインシュタイン+科学」

・ 内山龍雄「相対性理論と量子論」
・ 中嶋貞雄「量子力学の形成とアインシュタイン」
・ 田地隆夫「有限自由度の理論 場の量子論の展開」
・ 谷川安孝「中間子理論 創造と展開」
・ 中村誠太郎「質量」
・ 矢野健太郎「アインシュタインと微分幾何学」
・ 佐藤文隆「ブラック・ホール」
・ ヴェルナー・ハイゼンベルク「素粒子物理学の基礎的諸前提」
・ ガストン・バシュラール「演算子 今日の物理学の合理主義的活動」 
(Gaston Bachelard, L'activité rationaliste de la physique contemporaine, PUF, 1951.)
・ 渡辺慧「時間と確率論的世界観 承前」
・ 大森荘蔵「いわゆる〈時間の逆転〉」 〔『大森荘蔵著作集第5巻 流れとよどみ』岩波書店、1999〕
・ カール・グスタフ・ユング「共時性」(高橋巌訳)
・ Gerd Brand(ゲルト・ブラント)「自我の問題 フッサールの後期時間論」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「相対論的宇宙論II」 〔『宇宙の進化』〕
・ 渡辺格「西欧文明への疑問」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』〕
・ 矢野健太郎「ピタゴラスII」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「ヘーゲル左派の濫觴過程」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「アインシュタインの生の光景」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「時空構造をめぐるトポロジカル・レクチュール」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年3月号「特集=映像と知 あるいは記号学批判」

・ 蓮實重彦・宮川淳・浅沼圭司「シンポジウム 〈距り〉の〈場〉に向って」 〔蓮實重彦『映画狂人、語る』河出書房新社、2001.5〕
・ ロラン・バルト「イマージュの修辞学」(?訳) 〔「イメージの修辞学:パンザーニの広告について」、蓮實重彦・杉本紀子編訳『映像の修辞学』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1980.1、ちくま学芸文庫、2005.9。;沢崎浩平訳「映像の修辞学」、『第三の意味 映像と演劇と音楽と』みすず書房、1984.11。〕
(Roland Barthes, «Rhétorique de l'image», Communication, n°4, 1964. Repris dans L'Obvie et l'Obtus: Essais critiques III, Éditions du Seuil, 1982; Œuvres complètes, tome II :1966-1973, Seuil, 1994.)
・ クリスチャン・メッツ「映像の現実感」(?訳) 〔浅沼圭司訳「映画における現実感について」、『映画における意味作用に関する試論:映画記号学の基本問題』水声社、2005.9。〕
(Christian Metz, « », Essais sur la signification au cinéma, 1968 et 1973.)
・ ルイ・マラン「イメージの記述:プーサンの一風景画について」(?訳) 〔矢橋徹訳「絵の描写、そして絵画における崇高:プッサンのある風景画とその主題にかんして」、『崇高なるプッサン』みすず書房、2000.12〕
(Louis Marin, «La description de l’image: à propos d’un paysage de Poussin», Communications, n°15, 1970, pp.186-208. Repris et modifié comme «La description du tableau et le sublime en peinture. A propos d'un paysage de Poussin et de son sujet» dans Sublime Poussin, Éditions du Seuil、1995.)
・ ジャン・クロード・レーベンステイン「ティツィアーノの一枚の絵:パノフスキーの試論」 (?訳)
(Jean-Claude Lebensztejn, «Un tableau de Titien, un essai de Panofsky», Critique, vol.29, n° 315-316, aout-septembre 1973.)
・ ミシェル・フーコー「権力・性・歴史」(鹿島茂訳)
・ 浅沼圭司「再現と否定 映像のテキスト」
・ 山鳥重「映像としての漢字 文字認識の心理過程」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「宇宙の開闢」 〔『宇宙の進化』〕
・ 渡辺格「科学と社会」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』〕
・ 矢野健太郎「ソフィストと三大難問」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「宗教批判と反体制の志操」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「分身、または眼差しの重層」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「ヴィーナス ティツィアーノの変容するマニエラ」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年4月号「特集=水 生と死の深淵」

・ ジャン=フランソワ・リオタール「«水が空をとらえる» バシュラールの欲望を描くコラージュの試み」
(Jean-François Lyotard, «”L'Eau prend le ciel”. Proposition de collage pour figurer le désir bachelardien», L'Arc, n° 42, sept 1970. Repris dans Des dispositifs pulsionnels, 10/18, U.G.E., 1973, Galilée, 1994, pp.157-178.)
・ 中村雄二郎「水・存在のエレメントとしての」
・ 山崎正一「水のエピステーメー 果敢なきものにおける成就」 〔『幻想と悟り:主体性の哲学の破壊と再建』〕
・ ヴァルター・フリードリッヒ・オットー「ディオニューソスと湿潤のエレメント」
(Walter Friedrich Otto, «Das Element der Feuchte», Dionysos. Mythos und Kultus, Vittorio Klostermann Verlag, 1933.)
・ 吉田敦彦「ボロロ神話の水 レヴィ=ストロース再考の試み」
・ 大林太良「流動する水 水の起源神話をめぐって」
・ 大岡昇平・武満徹「対話 水・音楽・言葉」
・ 横山正「〈泉と洞窟〉・庭の精神史」
・ 東野芳明「コップの中の水あるいは〈大洪水〉」
・ 小尾信弥「宇宙の水」
・ 北野康「海水の起源と進化」
・ 長野敬「水と生命」
・ 高橋英夫「四大について」
・ 古井由吉「水への畏れ」
・ 吉増剛造「重く、冷たい」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「星雲と星の誕生」 〔『宇宙の進化』〕
・ 矢野健太郎「ソフィストと三大難問II」 〔『幾何の発想:ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「モーゼス・ヘスの新登場」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「水のkinesics」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「奔流学:レオナルドにおける」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年5月号「特集=ウィーン 明晰と翳り」

・ N・ミノール「場所不在の首都 ウィーン・フロイト・シェニッツラー」(宮本忠雄・加藤敏訳)
・ ウーバー〔ユベール〕・ダミッシュ「もうひとりの〈私〉あるいは空虚への欲望:アドルフ・ロースの墓に」(岩佐鉄男訳) 
(Hubert Damich, «L'autre ‘ich’ ou le desir du vide: pour un tombeau d'Adolf Loos», Critique, no. 339-340, 1975, 800-818.)
・ 黒崎宏「ウィトゲンシュタインとヴィーン学団」
・ 野家啓一「世紀末の認識論 エルンスト・マッハと«ウィーンの精神»」
・ 赤攝也「ゲーデルと現代数学」
・ 長尾龍一「赤と黒の間で ウィーンにおけるハンス・ケルゼン」
・ 池内紀「言語批評と戦争 カール・クラウスの風刺」
・ フリードリッヒ・エクシュタイン「ヴォルフとブルックナー 出会いの時と別れの時」(高橋巌訳) 〔高橋巌『若きシュタイナーとその時代』第3部「資料編」、平河出版社、1986.8〕
(Fridrich Eckstein, «Die erste und die letzte Begegnung zwischen Hugo Wolf und Anton Bruckner», Alte, unnennbare Tage: Erinnerungen aus siebzig Lehr- und Wanderjahren, Reichner, 1936.)
・ 恒川隆男「〈薔薇の騎士〉論 遊戯に至る現世主義」
・ 三光長治「音楽の都」
・ アーノルド・シェーンベルク「アフォリスメン」
・ 開高健・佐々木基一「対話 ウィーンまたはバロックの闇」 〔『男と土曜日と水平線 開高健全対話集成2:青春・旅篇』潮出版社、1982.4、潮文庫、1986.4〕
・ ジャック・デリダ「パレルゴンII」(高橋允昭訳) 〔高橋允昭・阿部宏慈訳「パレルゴン」、『絵画における真理』上、法政大学出版局、1997〕
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「星の誕生と進化」 〔『宇宙の進化』〕
・ 渡辺格「人間の終焉」 〔『人間の終焉 分子生物学者のことあげ』〕
・ 矢野健太郎「不可能性の証明」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ 廣松渉「マルクスの学位取得前夜」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「ウィーンの栄光と残照」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「ウィーンの記憶・痕跡」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年6月号「特集=宇宙の地平線」

・ 成相秀一「宇宙の構造と進化」
・ 冨田憲二「一般相対論的宇宙論と非相対論的宇宙論」
・ 早川幸男「物理定数は定数か」
・ 佐藤文隆「宇宙開闢の問題」
・ 杉本大一郎「自己重力開放系としての星の進化 進化か熱力学的死か」
・ 森本雅樹「かに星雲のエネルギー供給」
・ 野田春彦「生命の偶然と必然」
・ 小尾信彌×村上陽一郎「対話 〈宇宙〉・天体物理学と哲学の遭遇」
・ カール・グスタフ・ユング「空飛ぶ円盤」(松代洋一訳) 〔ユング『空飛ぶ円盤』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1976.10、ちくま学芸文庫、1993.5〕
・ 松山俊太郎「古代インド人の宇宙像」
・ ジャック・デリダ「パレルゴンIII」(高橋允昭訳) 〔高橋允昭・阿部宏慈訳「パレルゴン」、『絵画における真理』上、法政大学出版局、1997〕
・ 加藤登之男「窓のあるモナド フッサールの相互主観性についての素描」
・ 竹村牧男「唯識説における言語と存在 名言薫習の哲学」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「不可能性の証明II」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「社会主義思想との邂逅」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「不可視のコスモグラフィ」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「かに星雲万華鏡」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年7月号「特集=空海と密教の思想」

・ 山崎正一「空海の哲学」 〔『幻想と悟り 主体性の哲学の破壊と再建』〕
・ 宮坂宏勝「空海の言語哲学」
・ 石田瑞麿「密教戒について 最澄と空海の場合」 〔石田瑞麿『日本仏教思想研究2 戒律の研究 下』法蔵館、1986.12〕
・ 津田真一「大日経世界と空海」 〔『反密教学』第3章、リブロポート、1987.9〕
・ 中村元「真言密教の比較思想史的考察」 〔中村元『現代語訳 大乗仏典6 密教経典・他』付録、東京書籍、2004.2;『空海 世界的思想としての密教』河出書房新社(KAWADE道の手帖)、2006.1〕
・ 松長有慶「密教における俗と非俗の構造」 〔『松長有慶著作集2 インド密教の構造』法蔵館、1998.4〕
・ ヘルムート・フォン・グラーゼナップ「金剛乗の成立」
・ 金岡秀友「初期密教の成立 研究方法論試考」
・ 川崎信定「〈チベットの死者の書〉 死後の生存と意識の遍歴」
・ 森本和夫「空海とデリダの言語思想」 〔『沈黙の言語』東京大学出版会、1976〕
・ カール・グスタフ・ユング「マンダラ的象徴表現」(高橋巌訳) 〔;林道義訳「マンダラ・シンボルについて」、『個性化とマンダラ』みすず書房、1991.9〕
・ 松山俊太郎「古代インド人の宇宙像II」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「星の終末」 〔『宇宙の進化』〕
・ 矢野健太郎「ユークリッド」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「社会・経済的時務の波頭」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「覚眼開敷照三有 微細世界から宇宙への飛翔」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「幻想・瞑想・円相」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年8・9月号「特集=音・音楽」

・ ミシェル・ビュトール「ブーレーズによるマラルメ」(清水徹訳)
・ ロラン・バルト「声の質」(杉本紀子訳) 〔沢崎浩平訳「声のきめ」、『第三の意味 映像と演劇と音楽と』みすず書房、1984.11〕
(Roland Barthes, «Le Grain de la voix», Musique en jeu, n° 9, Seuil, 1972. Repris dans L'Obvie et l'Obtus: Essais critiques III, Éditions du Seuil, 1982; Œuvres complètes, tome II :1966-1973, Seuil, 1994; Le grain de la voix, Entretien 1962-1980, Seuil, coll. «Points Essais», 1999.)
・ ジャン=フランソワ・リオタール「幾つもの沈黙」(小林康夫訳) 
(Jean-François Lyotard, «plusieurs silences», Musique en jeu, n° 9, 1972, pp.64-76. Repris dans Des dispositifs pulsionnels, 10/18, U.G.E., 1973, Galilée, 1994, pp.281-303.)
・ イヴァンカ・ストイアノーヴァ「身ぶり・テクスト・音楽 音楽的言表とそのプロセス」(小林康夫・岩佐鉄男訳)
(Ivanka Stoïanova, «Musique - graphie - geste», musique en jeu, n° 13, 1973, pp.105-114. Repris dans Geste - Texte - Musique, UGE, 10/18, 1978.)
・ ドミニク・アヴロン「エネルギー論か記号学か?」(笠原潔訳)
(Dominique Avron, «Energétique ou sémiologie de la musique», Musique en Jeu, n° 18, 1975, pp.93-97.)
・ ピエール・シェフェール「音楽・言語・情報理論」(馬淵訳) 
(Pierre Henri Marie Schaeffer, «?», 1971.)
・ ジョン・ケージ「不確定性」(庄野進訳) 〔青山マミ訳『ジョン・ケージ 小鳥たちのために』青土社、1982, 近藤譲編訳『音楽の零度 ジョン・ケージの世界』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1980.12〕
(John Cage, Pour les oiseaux: Entretiens avec Daniel Charles, Edition Pierre Belfond, 1976, L'Herne, 2002.からの抄訳?)
・ ヤニス・クセナキス「対話」 (D.ダーニー+D.ジャムーとの対談、岩佐鉄男訳)
(Iannis Xenakis, «», 1970.)
・ カールハインツ・シュトックハウゼン「音楽的時間の統一性」(足立美比古・西原稔訳) 〔;清水穣「音楽的時間の統一性」、清水穣編訳『シュトックハウゼン音楽論集』現代思潮社(エートル叢書)、1999.2〕
・ ジェルジ・リゲティ「フォルム」(足立美比古・加藤就之訳)
・ 武満徹・近藤譲「対話 音に触れる あるいは音楽を超えること」
・ 高橋悠治「自然について エピクロスのおしえ」
・ 近藤譲「音楽変革の方位」
・ 足立美比古「«音楽»の神話学 «世界=パロディ»としての音楽」
【マルティン・ハイデガー追悼】
・ 茅野良男「ハイデガーと〈存在の意味への問い〉の発端 ハイデガー研究I」 〔茅野良男『世界・時間・真理 ハイデガーにおける』朝日出版社、1981.11〕
・ 足立和浩「ハイデッガーの〈声〉」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「死後の星の世界」 〔『宇宙の進化』〕
・ 矢野健太郎「アルキメデス」 〔『幾何の発想 ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「『ライン新聞』の舞台装置」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「クセナキス:音の星雲、あるいは光」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「ボッシュを穿つ楽譜」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年10月号「特集=ウイトゲンシュタイン」

・ 高橋康也・磯崎新・黒崎宏「シンポジウム ウィトゲンシュタインの現代」
・ エーリヒ・ヘラー(Erich_Heller)「ウィトゲンシュタイン 非哲学的ノート」 
・ パウル・エンゲルマン「『論考』注釈」
・ フランク・P・ラムゼイ「『論理哲学論考』論」
・ ジョージ・E・ムーア「ウィトゲンシュタインの講義一九三〇-三三」
・ ジョン・ウィズダム「ウィトゲンシュタインの手法管見」
・ ノーマン・マルコム「ウィトゲンシュタインの哲学探究」
・ 黒田亘「ヒトと動物の境:ウィトゲンシュタイン風の考察」
・ 山本信・中村雄二郎「対話 ロゴスと遊技」
・ ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン「ラッセル、ケインズ、ムーアへの手紙」
・ アントニー・ケニー「ウィトゲンシュタイン哲学の伝記風スケッチ」
・ D・A・T・ガスキング+A・C・ジャクソン「教師ウィトゲンシュタイン」
・ 茅野良男「〈存在の意味への問い〉と〈時間〉 ハイデガー研究II」 〔『世界・時間・真理 ハイデガーにおける』〕
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「銀河系の進化」 〔『宇宙の進化』〕
・ 矢野健太郎「アポロニュウス」 〔『幾何の発想:ギリシア』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
・ 廣松渉「『ライン新聞』の上昇気流」 〔『マルクスの思想圏 本邦未紹介資料を中心に』〕
【イコンゾーン】
・ I 「アフォリズムの七面体」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「tractatusの起源」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年11月号「特集=数学の美学」

・ マンリー・P・ホール「ピュタゴラスの数学」
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「ガリポリあるいは数の神秘主義」
・ 吉田敦彦「〈数〉の比較神話学 日本神話の〈八〉とインド・ヨーロッパ神話の〈九〉」
・ ミシェル・セール「プラトンの対話と抽象化の間主観的な発生」
・ H・ヴィルヘルム「易経における時間概念」
・ エルンスト・ブロッホ「数学的自然科学の成立 ガリレイ・ケプラー・ニュートン」(?訳) 〔;古川千家・原千史訳「数学的自然科学の成立(ガリレイ、ケプラー、ニュートン)」、『ルネサンスの哲学 ライプチヒ大学哲学史講義』白水社、2005.5〕
(Ernst Bloch, «Philosophie der Renaissance»の抄訳)
・ 五十嵐一「アナロギアの論理 イデア論と比例形式」
・ エリザベス・シュウェル「数、夢、言語そして詩」
・ ルイス・キャロル「もつれっ話」(柳瀬尚紀訳) 〔柳瀬尚紀訳『もつれっ話』れんが書房新社、1977.9、ちくま文庫、1989.9〕
(Lewis Carroll, A Tangled Tale, Macmillan, 1886.)
・ 入沢康夫「四十五元の魔界 ある『銀河鉄道の夜』論における確率論的難点を論じて、そば麦屋の品書きの宇宙的照応性に及ぶ」
・ 野口広「脳の力学系とカタストロフィ ジーマンの論文予稿から」
・ 弓彰「Stéphane 〈Étienne〉 Mallarmé或は名の所在」
・ 松山俊太郎「古代インド人の宇宙像III」
・ 茅野良男「〈世界に在ること〉の時間的意味:ハイデガー研究III」 〔『世界・時間・真理 ハイデガーにおける』〕
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「太陽系の誕生」 〔『宇宙の進化』〕
・ 矢野健太郎「射影幾何学」 〔『現代幾何の発想』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1978.1〕
【イコンゾーン】
・ I 「球体虚実皮膜 球面を裏返す」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「砂上迷宮一筆痕 ニューヘブリデス島の砂絵」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1976年12月号「特集=脳と精神」

・ ガンサー・S・ステント「科学的人間理解への制約」
・ 塚田裕三・山本信・渡辺格「共同討議 脳の科学と哲学」
・ 藤田誓也「ヒトの脳の構造 発生と機能分化」
・ 伊藤正男「神経細胞と脳」
・ 吉井直三郎「脳波」
・ 外山敬介「記憶と学習の神経回路」
・ 塚田祐三「心の化学」
・ 永田豊「脳の化学伝達機構」
・ 松本淳治「睡眠と脳」
・ 角田忠信「大脳半球の優位性」
・ 野崎昭弘「人工頭脳の夢」
・ 大森荘蔵・黒田亘・廣松渉「共同討議 脳・知覚・意識 あるいは二次元の超克」
・ トーマス・S・サズ「比喩としての精神病」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「射影幾何学II」 〔『現代幾何の発想』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
【イコンゾーン】
・ I 「ニューログラフィック 脳から放射した七つの断片」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「脳の地層誌」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年1月号「特集=セザンヌ」

・ マイヤー〔メイヤー〕・シャピロ「セザンヌの林檎」(阿部良雄訳) (宮川淳の解説は『宮川淳著作集3』美術出版社、1981.9所収) 〔;二見四郎訳「セザンヌのりんご」、『モダン・アート 19-20世紀美術研究』みすず書房、1984.1〕
(Meyer Schapiro, «The Apples of Cézanne, An Essay on the Meaning of Still-Life», Art News Annual, XXXIV, 1968, pp.35-53. / «Les pommes de Cézanne», Revue de l’Art, no. 1-2, 1968. Reprint in Selected Papers II: Modern Art: 19th and 20th Centuries, George Braziller, 1978, 1982.)
・ ガエタン・ピコン「セザンヌのモティーフ」(中村公男訳) 
(Gaëtan Picon, «Le motif de Cézanne», Tout l'oeuvre peint de Cézanne, Flammarion, 1975. Repris dans Cézanne, série, les classique de l’art, Flammarion, 1975.)
・ リリアン・ブリヨン=ゲリ「セザンヌと空間の表現」(持田季未子訳)
(Liliane Brion-Guerry, Cézanne et L’expression de l’espace, Albin Michel,1950.の抄訳)
・ ピエール・フランカステル「セザンヌの試み 光と素描」(近藤昭訳)
(Pierre Francastel, «La tentative de Cézanne,lumière et dessin», L’impressionisme, les Belles-Lettres, 1937, Denoël-Gonthier, coll. Bibliothèque Médiations, 1974.)
・ 小林康夫「空間について セザンヌのプロブレマティック」 〔改題「空間の生成 セザンヌへのプロブレマティック」、『無の透視法』書肆風の薔薇(風の薔薇叢書)、1989〕
・ ジャン=フランソワ・リオタール「フロイトとセザンヌ」(小林康夫・小宮山隆訳)
(Jean-François Lyotard, «Freud selon Cézanne», Encyclopoedia Universalis, decembre 1971. Repris dans Des dispositifs pulsionnels, 10/18, U.G.E., 1973, Galilée, 1994, pp.71-94.)
・ ウーバー〔ユベール〕・ダミッシュ「布と衣服」(横張誠訳) 〔;松岡新一郎訳、『雲の理論 絵画史への試論』法政大学出版局、2008〕
(Hubert Damisch, «La toile et l’habit», Théorie du nuage, Seuil, 1972.)
・ ガリー・ブラン・マディソン「パラノイア論=ポンティとセザンヌ」(木村雄吉訳)
(Gary Brent Madison, La phénoménologie de Merleau-Ponty: Une recherche des limiters de la conscience, Klincksieck, 1973.第2章「絵画」の抄訳)
・ 粟津則雄「セザンヌ 孤立と共鳴」 〔『孤立と共鳴 近代画家論』読売新聞社(読売選書)、1977〕
・ 蓮實重彦「叙事詩の夢と欲望:ジャック・デリダ『グラマトロジーについて』を読む」 〔『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1978、河出文庫、1995.5〕
・ 茅野良男「〈世界に在ること〉と〈存在の意味〉 ハイデガー研究IV」 〔『世界・時間・真理 ハイデガーにおける』〕
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 小尾信彌「宇宙文明」 〔『宇宙の進化』〕
・ 矢野健太郎「点円錐曲線と線円錐曲線」 〔『現代幾何の発想』〕
・ グスタフ・ルネ・ホッケ「絶望と確信」(種村季弘訳) 〔『絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために』〕
【イコンゾーン】
・ I 「mêmeの距たり サント・ヴィクトワール山」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「世界の化体 コンポジシオンの秩序」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年2月号「特集=カフカ 不在のオリジン」

・ マルト・ロベール「象徴主義と象徴の批評」
・ クラウス・ペーター・フィリピ(Klaus-Peter Phillipi, )「全体状況 小説世界におけるK」
・ 白井健三郎「«石炭バケツ乗り»について あるいは〈龍が小鳥をさがしにでかけた〉」
・ ホルヘ・ルイス・ボルヘス「«変身»序文」 〔;池内紀訳「序文」、カフカ『変身』国書刊行会「バベルの図書館」、1993.5;『序文つき序文集』牛島信明・久野量一・内田兆史訳、国書刊行会、2001.10〕
(Jorge Luis Borges, «Frank Kafka: La metamorfosis», Prólogos con un prólogo de prólogos, Torres Agüero, 1975.)
・ ヨルン・K・ブラーマン「ウィトゲンシュタインとカフカにおける宗教的言語」
・ ジャン・スタロバンスキー「カフカとドストエフスキー」
(Jean Starobinski, «Kafka et Dostoïevski», Cahiers du Sud, n° 304, 1950, pp.466-475; autre éd., Obliques, n° 3, 1973, pp.40-44.)
・ 辻瑆・三島憲一・麻生建「共同討議 ニーチェとカフカ 超越と分身」
・ 柳瀬尚紀「ある悪夢劇の記録 カフカ=ジョイス=ベケットの出会い」
・ クラウス・ペーター・フィリピ「〈語り〉の形式と問題」
・ 辻瑆「どいつのカフカが正しいか」
・ 城山良彦「カフカのある方法的特性」
・ 佐藤朔「重い扉を開ければ―」
・ 入沢康夫「カフカと賢治と」
・ 黒井千次「長男・父親・アメリカ」
・ 谷口茂「カフカの街プラーク」
・ マイヤー〔メイヤー〕・シャピロ「セザンヌの林檎 承前」(阿部良雄訳)
・ イヴァンカ・ストイアノーヴァ「身ぶり・テクスト・音楽 音楽的言表とそのプロセス 承前」(小林康夫・岩佐鉄男訳)
・ 中村元「真言密教の比較思想史的考察 承前」 〔『現代語訳 大乗仏典6 密教経典・他』〕
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「双対の原理」 〔『現代幾何の発想』〕
【イコンゾーン】
・ I 「カフカ・エピファニア」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「イコンのエンテレヒー」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年3・4月号「特集=光 メタファーとしての真理」

・ ハンス・ブルーメンベルク「真理のメタファーとしての光 哲学的概念形成の前地にて」(生松敬三・熊田陽一郎訳) 〔『真理のメタファーとしての光』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1977.10〕
(Hans Blumenberg, «Licht als Metapher der Wahrheit, Im Vorfeld der philosophischen egriffsbildung», Studium Generale, 1957, Heft7, 10. Jahrgang, S.432-447.)
・ 山崎正一「光のエビステーメー 元初のエクリテュール」
・ 斎藤忍随「アポローンと太陽 神話と言語」」
・ 熊田陽一郎「光の比喩か、光の形而上学か? ディオニシスの光の思想」
・ ジャン=ピエール・リシャール「マラルメの光:あるいは光の現象学」(?訳) 〔;田中成和訳『マラルメの想像的宇宙』第9章「光」第2節「光の現象学」、水声社、2004.12〕
(Jean-Pierre Richard, L'Univers imaginaire de Mallarmé, chapitre 9 «La Lumière», section 2 «Phénoménologie de la lumière», Seuil, 1961.)
・ 清水徹・渡邊守章「対話 光のアルケオロジー」 〔渡邊守章『空間の神話学』朝日出版社、1978.5〕
・ R・A・フォウクス「ロマン派と〈光〉イメージ」(?訳)
(R. A. Foakes, The romantic assertion; a study in the language of nineteenth century poetry, Yale University Press, 1958の抄訳?)
・ 中村健二「かがやく肢体 シェレにおける光-イメージ」
・ 高橋悠治「クセナキスの光と音」
・ 高田博厚「芸術と光」
・ 吉田敦彦「闇と光の神話 応神伝説とインド・ヨーロッパ語族の太陽神生誕神話」
・ 日高敏隆「光の動物学」
・ 遠藤真二「光の物理学 量子力学と光」
・ ジャック・デリダ「パレルゴンIV」(高橋允昭訳) 〔高橋允昭・阿部宏慈訳「パレルゴン」、『絵画における真理』上、法政大学出版局、1997〕
・ カール・グスタフ・ユング「マンダラ的象徴表現 承前」(高橋巌訳) 〔;林道義訳「マンダラ・シンボルについて」、『個性化とマンダラ』みすず書房、1991.9〕
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「非ユークリッド幾何学」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「第三世代の学問 序」 〔『地球学への出発』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1977.12〕
・ 近藤譲「アーティキュレーションI」 〔『線の音楽』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1979.4、アルテスパブリッシング、2014.5〕
【イコンゾーン】
・ I 「飛翔する白魔術 天使のイコノロジー」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「メノラ・七つの光輝」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年5月号「特集=C・G・ユング 元型の神話学」

・ カール・グスタフ・ユング「夢の本質」(宮本忠雄・吉野啓子訳)
・ カール・グスタフ・ユング「本能と無意識」(平野具男訳)
・ カール・グスタフ・ユング「母親元型の心理学的諸相」(鈴木直訳) 〔;「心理学から見た母の元型」、秋山さと子・野村美紀子編訳『ユングの象徴論』思索社、1981.11、新思索社、1995.8;林道義訳「母親元型 その心理学との関わり」、『元型論』紀伊國屋書店、1982.1、増補改訂版、1999.5〕
・ カール・グスタフ・ユング「«太乙金華宗旨»注解の序」(森川俊夫訳。抄訳) 〔;湯浅泰雄・定方昭夫訳 「ヨーロッパの読者のための注解」、リヒアルト・ヴィルヘルム『黄金の華の秘密』人文書院、1980.3〕
・ カール・グスタフ・ユング「ジークムント・フロイト」(菊森英夫訳)
・ カール・グスタフ・ユング「フロイトとユングの対立」(菊森英夫訳) 〔;磯上恵子訳「フロイトとユングの対立」、日本ユング研究会『ユング研究』3号、1991.3〕
・ カール・グスタフ・ユング「現代史に寄せて」(松代洋一訳) 〔序文と後書きを含む。『現代のエスプリ』No.134、1978年9月号、河合隼雄・樋口和彦編集解説「ユング心理学」に再掲載。松代洋一編訳『ユングの文明論』新思索社、1979.1、改訂版、改題『現在と未来 ユングの文明論』平凡社ライブラリー、1996.11〕
・ カール・グスタフ・ユング「ヴォータン」(松代洋一訳) 〔松代洋一編訳『ユングの文明論』新思索社、1979.1、改訂版、改題『現在と未来:ユングの文明論』平凡社ライブラリー、1996.11〕
・ 湯浅泰雄「メタ・フィジカとメタ・プシキカ 東西西洋史比較の原点を求めて」 〔湯浅泰雄『湯浅泰雄全集3 西洋精神史I』白亜書房、2002.12〕
・ 玉城康四郎「分析心理学と全人格的思惟」 〔『東西思想の根底にあるもの』講談社、1983.11、講談社学術文庫、2001.2〕
・ 高橋義孝「C・G・ユング 核心的理念としての集合的無意識」
・ 大沼忠弘「ユンクと新ピュタゴラス主義」
・ マルクス・フィールツ(Markus Fierz)「精密科学に対するユング心理学の意義:リーマン・パウリ・ユング」 〔スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH. Eidgenössische Technische Hochschule)でのユング生誕百周年講演、1975年7月。英訳«The Significance of Jungian Psychology For the Exact Sciences», Quadrant: The Journal of the C.G. Jung Foundation, Volume 17, No 1. Spring 1984がある。〕
・ 高橋英夫「人間的なものとの交わり ユングとケレーニィ」
・ トーマス・インモース(Thomas Immoos)「心理劇としての能」
・ 藤枝晃雄「ユングとポロック」
・ 松代洋一「ユングの文明批評」
・ 「ユング年譜」
・ 「ユング著作目録」
・ 篠田浩一郎「魔女と演劇」
【連載】
・ 矢野健太郎「非ユークリッド幾何学II」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「縦横比の原理」 〔『地球学への出発』朝日出版社(エピステーメー叢書)、1977.12〕
・ 近藤譲「アーティキュレーションII」 〔『線の音楽』〕
【イコンゾーン】
・ I+II 「ユング=レービンスビルト」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年6月号「特集=人間の終焉 モノー・渡辺格・ステント」

・ ジャック・モノー「コレージュ・ド・フランス開講講演」
・ ジャック・モノー「偶然と必然についてて 付 偶然と必然に関するシンポジウム」
・ ミシェル・フーコー「成長と増殖 フランソワ・ジャコブ『生存の論理』」(?訳) 〔;田村毅訳「成長と増殖」、『ミシェル・フーコー思考集成3』筑摩書房、1999.7〕
(Michel Foucault, «Croître et multiplier», Le Monde, 15-16 novémbre 1970, p.13. DE, [81])
・ G・S・ステント「客観性頌・神はサイコロ遊びをするか ジャック・モノー『偶然と必然』」
・ 松平頼暁「感覚への論理的アプローチあるいは論理への感覚的アプローチ」
・ 野間宏「何故に作家が環境(公害)問題にかかわるか」
・ 大岡昇平・渡辺格「対話 科学・生命・文学 あるいは価値の転換」
・ 柴谷篤弘「尊厳な科学者の終焉」
・ 斎藤信彦「物理学者のみた生命」
・ 丸山工作「〈われわれ〉の生命科学 «人間の終焉»にことよせて」
・ 本明寛「精神の科学は成り立つか」
・ 村上陽一郎「世界像の縦糸と横糸」
・ 足立和浩「最後の人間と人間の終焉」
・ 矢野道雄「分子生物学と〈唯識〉の認識論」
・ 「『人間の終焉』書評再録」
・ 「『人間の終焉』読者の書評」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「ポアンカレのモデル」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「プレート・テクトニクス」 〔『地球学への出発』〕
・ 近藤譲「アーティキュレーションIII」 〔『線の音楽』〕
【イコンゾーン】
・ I 「極微の風景 走査電子顕微鏡による」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「ウイルスの形態学」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年7月号「特集=空間」

・ 磯崎新・渡邊守章・蓮實重彦「シンポジウム 空間・記号・引用」 〔渡邊守章『空間の神話学』朝日出版社、1978.5〕
・ ジェラール・ジュネット「空間と言語」 〔「空間と言語」、和泉涼一・神郡悦子・花輪光・小田淳一・矢橋透訳『フィギュールI』水声社(記号学的実践)、1991.6;「空間と言語」、平岡篤頼・松崎芳隆訳『フィギュール』未來社(ポイエーシス叢書)、1993.6〕
(Gérard Genette, «Espace et langage», Critique, n° 192, mai 1963, pp.426-433. Réédition et repris dans Figures I, Éditions du Seuil, coll. «Tel Quel», 1966, pp.101-108.)
・ ホルヘ・ルイス・ボルヘス「パスカル」
・ ジョン・ケージ「デュシャンに関する陳述」
・ ジャスパー・ジョーンズ「グリーン・ボックス」
・ 吉田喜重「空間のエロティシズム あるいは〈風景〉の臍について」 〔蓮實重彦編、吉田喜重『吉田喜重:変貌の倫理』青土社、2006.12、pp.249-256〕
・ 宇佐美圭司「記号系とその展開 創作ノートから」
・ P・フリートレンダー「原子物理学者プラトン 『ティマイオス』における原子の構成と解体」
・ 渡辺二郎「カントの空間論 『超越論的感性論』の存在論的意義」
・ 飯塚勝久「«無限の空間の永遠の沈黙» パスカルと近代の宇宙観」
・ 森毅「鏡としての空間 数学における抽象と具象」
・ 中村幸四郎「空間の数学史」
・ 遠藤真二「相対論と量子論における〈空間〉」
・ 吉仲正和「デカルトと若きニュートン ニュートン初期草稿群の研究」
・ 竹村牧男「言語表現と実在 仏教的思惟の論理構造」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「エルランゲンの目録」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「情報源としてのナショナル・アトラス」 〔『地球学への出発』〕
・ 近藤譲「アーティキュレーションIV」 〔『線の音楽』〕
【イコンゾーン】
・ I 「空間の縁:マージナル・スペース」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「渦巻・迷路・褶曲空間」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年8月号「特集=J・ラカン」

・ ジャック・ラカン「家族複合の病理」(宮本忠雄・関忠盛訳) 〔「家族複合の病理」、『二人であることの病い パラノイアと言語』朝日出版社(ポストモダン叢書)、1984.6、講談社学術文庫、2011.12〕
(Jacques Lacan, «Les complexes familiaux en pathologie», l’Encyclopédie Française, tome VIII, 1938.)
・ ジャック・ラカン「精神分析の対象 哲学科学生への回答」(三好暁光訳)
(Jacques Lacan, «Réponse à des étudiants en philosophie», 1966/2/19. Repris dans Autres écrits, Ēditions du Seuil, 2001.)
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」I(宮本忠雄・関忠盛訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
(Jacques Lacan, De la psychose paranoïaque dans ses rapports avec la personnalité, Le François, 1932, Seuil, 1975.)
・ ジャック・ラカン「様式の問題 およびパラノイア性体験形式についての精神医学的考想」(宮本忠雄訳) 〔「様式の問題 およびパラノイア性体験形式についての精神医学的考想」、『二人であることの病い:パラノイアと言語』朝日出版社(ポストモダン叢書)、1984.6、講談社学術文庫、2011.12〕
(Jacques Lacan, «Le problème du style et la conception psychiatrique des formes paranoïaques de l’expérience», Le Minotaure, n° 1, 1933.)
・ ジャック・ラカン「モーリス・メルロ=ポンティ」(木村雄吉・小林康夫訳)
(Jacques Lacan, «Maurice Merleau-Ponty», 1961/10. Repris dans Autres écrits, Ēditions du Seuil, 2001.)
・ アンドレ・グリーン「ラカンにおける対象a その論証とフロイト的理論・解説と問題提起」(山口俊郎訳)
(Andre Green, «L'objet (a) de J.Lacan:sa logique et la theorie Freudienne», Cahiers pour l'analyse, n° 3, 1966.) http://cahiers.kingston.ac.uk/vol03/cpa3.2.green.html#_note1 )
・ マルク・ルアネ「ラカンとフロイト:知の体験と主体の分裂」(岸田秀訳)
(Marc Rouanet, «Lacan et Freud:Experience d'un savoir et division du sujet», Magagine Litteraire, n° 121, 1977: Lacan - Surréalisme - Musique et Société : entretien avec Jacques Attali.)
・ 荻野恒一「象徴的秩序 構造主義と精神分析」
・ フィリップ・ソレルス「ラカン讃」
・ 坂部恵「水鏡と姿なき声」
・ 「ラカン著作年表」
・ ジャック・デリダ「パレルゴンV」(高橋允昭訳) 〔高橋允昭・阿部宏慈訳「パレルゴン」、『絵画における真理』上、法政大学出版局、1997〕
・ 河合隼雄・種村季弘「対話 パラケルススとユング」
・ 滝沢武久「子どもの空間認識」
・ アンドレ・ヴロダルチック「先史時代の記号学試論 人類最初の描記符号の理論のために」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「曲線の微分幾何学」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「ニュージーランド旅行I」 〔『地球学への出発』〕
【イコンゾーン】
・ I 「麗しの七つのロジーヌ」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「大使たちにおける四つの無意識の視野」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年9・10月号「特集=現代数学」

・ 広中平祐・飯高茂「対話 数学・論理・実在」
・ 広中平祐「代数的多様体の研究」
・ 佐藤幹夫「佐藤超函数論の成立と展開」
・ 秋月康夫「抽象代数学の黎明 正田建次郎君の想出」
・ 都筑俊郎「有限単純群の分類問題」
・ 加藤十吉「トポロジーとは何か」
・ 水田雅宜「数学における約束ごと 定義・記号・記法」
・ 飯高茂「私数学の試み 分類理論のルーツを求めて」
・ 斎藤恭司「数学的自然 あるいは普遍性の原理」
・ ルネ・トム「カタストロフィーの理論」(伊藤隆一・福田拓生訳)
(René Thom, «La théorie des catastrophes : état présent et perspectives», Manifold, a student magazine at Warwick Univ., no.14, 1973, pp.16-23, no.15, 1974.)
・ ルネ・トム「定性的力学入門」(福田拓生訳)
(René Thom, «Introduction à dynamique qualitative», Astérisque, no.31, 1976, pp.1-31.)
・ E・C・ジーマン「カタストロフィー理論におけるレベルの構造 社会科学・生物学における応用例」(野口広・戸川美郎訳)
(E. C. Zeeman, «Levels of structure in Catastrophe Theory illustrated by Applications in the Social and Biological Science», in proceeding of the Internatinal Congress of Mathematicians, 1974.)
・ S・スメール「数学と力学に関する個人的見解」(野口広・戸川美郎訳)
(Steve Smale, «Personal perspectives on Mathematics and Mechanics», 1971.)
・ 山口昌哉・森毅「対話 メタファーとしての現代数学」
・ ジャン=クロード・リセ「音楽 秘密の計算」(岩佐鉄男訳)
(Jean-Claude Risset, «Musique, calcul secret?», Critique, n° 359, avril 1977.)
・ 宇敷重広「ルネ・トム氏の周辺 フランス通信」
・ 山下純一「〈サルポダヤ〉に見るグロタンディエク」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「曲面面の微分幾何学」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「ニュージーランド旅行II」 〔『地球学への出発』〕
・ 近藤譲「アーティキュレーションV」 〔『線の音楽』〕
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」II(宮本忠雄・関忠盛訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
【イコンゾーン】
・ I 「Kinetika Mathematika」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「Nonbody’s mathematical bio-pianolas」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

創刊2周年記念10月臨時増刊号「リゾーム」

(ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ、豊崎光一訳)(1977年10月発行)

1977年11月号「特集=マルセル・デュシャン」

・ ミシェル・ビュトール「複製禁止」(清水徹訳)
(Michel Butor, «Reproduction intercite», Critique, mars 1975.)
・ ジャン=フランソワ・リオタール「蝶番」(岩佐鉄男訳)
(Jean-François Lyotard, «Charnière»(Centre National d'Art et Cultureでの1977年のデュシャン回顧展カタログで部分的に掲載された), Les TRANSformateurs DUchamp, Galilée, 1977.)
・ ジャン・クレール「デュシャンと遠近法理論家の伝統」(横張誠訳)
(Jean Clair, «Marcel Duchamp et la tradition des perspecteurs», Marcel Duchamp:: approches critiques. abécédaire, Musée national d'art moderne Centre National d’Art / Centre George Pompidou, 1977.)
・ 磯崎新・中原佑介「次元の影 あるいはTu m’の停止原基」
・ マルセル・デュシャン「一九一四年のボックス」(横山正・小林康夫訳)
・ 荒川修作「デュシャン頌」
・ 瀧口修造「Personally Speaking」 〔大岡信・武満徹・東野芳明・巌谷國士・鶴岡善久 監修『コレクション 瀧口修造3 マルセル・デュシャン 詩と美術の周囲 骰子の7の目寸秒夢』みすず書房、1996.10〕
・ マルセル・デュシャン「知の網目、遠景としての」(笠原潔訳)
・ マルセル・デュシャン「«レディ・メイド»」(持田季未子訳)
・ オクタビオ・パス「★水はつねに★複数形で書く」(柳瀬尚紀訳)
・ ティエリー・ド・デューヴ「レディメイドの時間」(杉本紀子訳)
・ 柳瀬尚紀「デュシャンの地に関してに関する注づけ、さえも」
・ ミシェル・カルージュ「独身者=機械」(広川忍訳) 〔;高山宏・森永徹訳『独身者の機械 未来のイヴ、さえも……』ありな書房、1991;新島進訳『新訳 独身者機械』東洋書林、2014.3〕
(Michel Carrouges, Les Machines Célibataires, 1954, réédition Arcanes/Chêne en 1976.)
・ ジョン・ケージ&アラン・ジュフロワ「ケージを聴く デュシャンを聴く」(岩佐鉄男訳)
・ 東野芳明「«ホワイト・ボックス»私注」
イコン・ゾーン
・ I 「デュシャン・ダストボックス」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「されど死ぬのはいつも他人――source?」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1977年12月号「特集=身体」

・ ジャン=ポール・ドレ「器官のない身体 神の死について」(竹内信夫訳)
・ アントナン・アルトー「ロデスからの手紙」(?訳)
・ ジャン=フランソワ・リオタール「歯・掌」(?訳)
・ ミシェル・フーコー「権力の戯れ 監獄について」(?訳)
・ 松平頼暁「クレッシェンドする声部の交替 進化の思想・その芸術様式変化への反映」
・ モーリス・メルロ=ポンティ「心身の合一 ベルクソンにおける」(砂原陽一訳)
・ ダグラス・C・ロング「人間身体の哲学的概念」
・ 井上忠「身体の位置 アリストテレスからの証言」
・ 渡辺二郎「ニーチェの身体(ラレプ)論 批判・解釈・命法の三相」
・ 立松弘孝「フッセルの身体論」
・ 吉田敦彦「女神の肉体・牝犬の心」
・ 渡辺守章 坂東玉三郎「対談 玉三郎 女形のパラダイム」〔渡邊守章『仮面と身体』朝日出版社、1978.5〕
・ 渡辺守章・渡辺保「対談 虚構の身体」〔渡邊守章『仮面と身体』朝日出版社、1978.5〕
・ 玉泉八州男「観念としての肉 エリザベス朝演劇と肉体」
・ 金岡秀友「空海の即身成仏 入定思想と即身成仏思想との関係」
・ 大沼忠弘「神々の肉体 偶像崇拝論の試み」
・ ヴァーグバダ「医学八科精髄集成(アシュターンガ・フリダヤ・サンヒター) 第二巻第一章・インド古典医学書の身体論」
・ アンドレ・グリーン「ラカンにおける対象a その論証とフロイト的理論・解説と問題提起 承前」(山口俊郎訳)
(Andre Green, «L'objet (a) de J.Lacan:sa logique et la theorie Freudienne», Cahiers pour l'analyse, n° 3, 1966.)
【連載】
・ 「ヘルメス文書」(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「リーマン幾何学」 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「アフリカの猿人」 〔『地球学への出発』〕
・ 近藤譲「ジョセフ・ラヴ 芸術の前提についての三日間I」 〔『線の音楽』〕
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」III(宮本忠雄・関忠盛訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
(Jacques Lacan, De la psychose paranoïaque dans ses rapports avec la personnalité, Le François, 1932, Seuil, 1975.)
【イコンゾーン】
・ I 「図像派 身体をめぐる」
・ II 「影が荒唐を結像する 歌舞伎隈取の世界」
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年1月号「特集=反=哲学 フーコー・ドゥルーズ・デリダ」

・ 蓮實重彦「「怪物」の主題による変奏 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』を読む」 〔『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』朝日出版社(エピステーメー選書)、1978、河出文庫、1995〕
・ 豊崎光一「アナグラムと散種」 〔『ファミリー・ロマンス:テクスト コンテクスト プレ(-)テクスト』小沢書店、1988〕
・ 渡邊守章・豊崎光一・蓮實重彦「共同討議 猿とデリディエンヌ あるいは権力と知について」 〔渡邊守章『フーコーの声 思考の風景』哲学書房、1987〕
・ ジャン・ボードリヤール「性のディスクール フーコーを忘れること」(西沢文昭訳)
・ ジャック・デリダ「弔鐘(グラ)」(豊崎光一訳)
・ ジャン=ポール・ドレ「器官のない身体 形而上学の誕生 承前」(竹内信夫訳)
・ ミシェル・フーコー「権力の眼 『パノプティック』について」(伊藤晃訳) 〔『ミシェル・フーコー思考集成6』筑摩書房、2000.8、pp.256-276→『フーコー・コレクション4』ちくま学芸文庫、2006.8、pp.373-404.〕
(Michel Foucault, «L'oeuil du pouvoir», Interview by Barrou, J.P. en Perrot, M., Les Nouvelles Littéraires, 55, 31 March 1977, no.2578, pp.6-7; also as preface in Bentham, J., Le panoptique (Paris: Belfond, 1977), pp. 9-31. DE, [195])
・ ジル・ドゥルーズ「著述家ではなく、新しい地図作成者 ミシェル・フーコー『監獄の誕生』論」(田村俶訳)
・ ジャン=フランソワ・リオタール「頽廃と少数派の闘争」(櫻井哲夫訳)
【連載】
・ 「ヘルメス文書」XVII(荒井献・柴田有訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 矢野健太郎「接続の幾何学 幾何学的発想」XXIV 〔『現代幾何の発想』〕
・ 竹内均「バイキングたち 第三世代の学問・地球学の出発 連載VIII」 〔『地球学への出発』〕
・ 近藤譲「ジェセフ・ラヴ 芸術の前提についての三日間II 線の音楽 連載VII」 〔『線の音楽』〕
【イコンゾーン】
・ I 「半焦点・反消失点の博物誌」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ II 「一望の都市―ワークマンの模型による」(構成:杉浦康平・鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年2月号「特集=風・プネウマ 生と死のスーユ」

【I プシューケーとテューポーン 風の哲学】
・ エルヴィン・ローデ「プシューケー ホメーロスにおける魂の信仰と祭祀」(大沼忠弘訳)
・ 齋藤忍随「悪霊テューポーンI イーシス・オシーリス神話」
【II 魔女と北風 風の読解】
・ ジャン・ピエール・リシャール「風の婚約者 ミシュレ『魔女』の一ページの註解」(篠田浩一郎訳)
【III 寓意と表象 風の美学】
・ 若桑みどり「〈大気〉の形態学 ルネサンスの風のアレゴリー」
・ 柴田南雄「風は音楽そのもの プネウマ・むら息・白色雑音」
・ 佐佐木幸綱「万葉集の風」
【IV プネウマと声 風の思惟】
・ 福永光司「風に乗る仙人」
・ 吉田宏晢「仏典にあらわれた風」
・ 矢野道雄「インド医学の〈風〉」
・ 平井富雄「〈瞑想〉の効果 心の体・体の心」
・ 大宮司朗「風と息と音と命ことだま小考」
【VI プラズマと砂嵐 風の科学】
・ 小尾信彌・竹内均「対話 地球の風・宇宙の風」
・ 根本順吉「風の博物誌 風についての四つの断章」
・ 小原秀雄「野生の気」
・ 新田尚「惑星の風 比較気象学の試み」
・ ロラン・バルト「欲望と倒錯  バルトのための二十のキーワード」(広川忍訳)
・ アンドレ・グリーン「ラカンにおける対象(a) その論理とフロイト的理論・解説と問題提起 承前」(山口俊郎訳)
【連載】
・ 矢野健太郎「最近の微分幾何学 幾何学的発想」XV 〔『現代幾何の発想』〕
・ 近藤譲「ジョセフ・ラヴ 芸術の前提についての三日間III 線の音楽」VIII 〔『線の音楽』〕
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」IV(宮本忠雄・時澤哲也訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
・ 東野芳明「 《ホワイト・ボックス》私註」II
【イコン・ゾーン】
・ I 「風・景・影」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「世界を渡る風 F・オーエンの東洋幻想」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年3・4月号「特集=映画狂い」

【I 映画の修辞学】
・ 蓮實重彦「映画と落ちること」
・ ジャック・オーディベルティ「映画の中の愛」(鹿島茂訳)
【II 映画の哲学】
・ ジルベール・コアン=セア「映画の哲学 約定言語の諸形態」(小笠原隆夫訳)
【III 映画の精神分析】
・ クリスチャン・メッツ「フィクシオン映画とその観客」(蓮實重彦、鈴木啓二訳)
・ ロラン・バルト「映画館から出て」 (四方田犬彦訳)
【IV 映画の反=制度】
・ ホルヘ・ルイス・ボルヘス「フィルム」(鼓直訳)
・ 金井美恵子「悪党列伝 あるいは怪獣たち」
・ 三谷礼二「映画とオペラ」
【V 演技のミトロジー】
・ ジャンヌ・モロー「欲望の詩的次元」(聞き手:アラン・ラコンプ、橋本綱訳)
・ 山口百恵「演技のミトロジー」(聞き手:山根貞男)
【VI 肖像の生】
・ フランソワ・トリュフォー「チャップリンとホークス」 (蓮實重彦・山田宏一訳)
・ ジャン=リュック・ゴダール「人生のリメーク 七五年カンヌ映画祭の記者会見」(奥村昭夫訳)
・ ニコラス・レイ「ジャームズ・ディーン」(杉本紀子訳)
【イコン・ゾーン】
・ I 「一二〇の瞬間の疾走」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「山口百恵 4375秒の青春」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年5月号「特集=地球 時空の読解」

【I シーニュの綱目】
・ 竹内均・小松左京「討議 地球史の函数 生きものの星についての思惟」
【II 内部と外部】
・ 秋本俊一「地球深部 超高圧の世界」
・ 熊澤峰夫「固体微粒子 惑星誕生のシミュレーション」
【III 表層と深層】
・ 浅田歳「地震波とプレートテクトニクス」
・ 小林和男「海底拡大 グローマー・チャレンジャー号の発掘調査」
【IV 地震と構造】
・ 松田時彦「活断層と伊豆地震」
・ 末廣重二「地震予知」
【V 大地と精神】
・ ジェームズ・ハットン「《地球の体系》概要」(高田紀代志・下坂葵訳)
・ ルドルフ・シュタイナー「岩塊の中の理念 《ゲーテの世界観》」(高橋巖訳)
・ 若桑みどり「大地の骨 レオナルド・ダ・ヴィンチの地質学」
・ 山下正男「内在的地球観と超越的地球観」
【VI 思考と自然】
・ 島津康男「ぬいめのない織物 私の地球学」
・ 鈴木秀夫「砂漠的思考の拡大 《地球学への出発》の自然史的考察」
・ 樋口清之「地球学と考古学」
・ 高橋悠治・磯崎新「対話 感覚の論理学 音の線織面 クセナキスのポリトープのために」
【連載】
・ 「ヘルメス文書」XVIII(荒井献・柴田善家訳) 〔『ヘルメス文書』〕
・ 近藤譲「散奏 線の音楽 連載I」 〔『線の音楽』〕
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 連載I」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載III」
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」V(宮本忠雄・時澤哲也訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
【イコン・ゾーン】
・ I 「振動地殻のフィジオノミー」(構成:杉浦康平、鈴木-誌)
・ II 「凝縮宇宙=結晶世界」(構成:杉浦康平、鈴木-誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年6月号「特集=ノンセンス 非=知と無=意味」
【I ノンセンスと非=知の閾】
・ ジル・ドゥルーズ「無意味について」(木田元・財津理訳)
・ ジョルジュ・バタイユ「非-知、笑い、涙」(横張誠訳)
・ 高橋康也「もうひとりのハンプティ・ダンプティ」
【II ノンセンスと音の零度】
・ ミヒャエル・フェター「KYOGEN」(種村季弘・野村美紀子訳)
・ エリック・サティ「頑固者の屁理屈」(岩佐鉄男訳)
【III ノンセンスと科学的ディスクール】
・ 坪井忠二・伏見廉治「対談 対称性の物理学」
【IV ノンセンスとイマージュの戯れ】
・ 安野光雅「実物のイマージュ 電話器とマッチ棒」
・ 柳瀬尚紀「アイレス」
・ 野口広 他「あやとりニュースNo.1」
【V ノンセンスと哲学の外部】
・ 黒崎宏「ウィトゲンシュタインの〈無意味の意味〉」
・ 池上嘉彦「ナンセンス度と統語論」
【心-身論の地層】
・ モーリス・メルロ=ポンティ「心身の合一 ベルクソンにおける 承前」(砂原陽一訳)
・ ミシェル・アンリ「生産としての存在の概念」(今村仁司訳)
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載I」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面II」
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」VI(宮本忠雄・時澤哲也・関忠盛訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
【イコン・ゾーン】
・ I 「サンス=ノンサンスのミメーシス」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「ゴールドバーグの自然気力機械」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年7月号「特集=夢 欲望の光学装置」

【I 夢のレクチュール】
・ ジャン・スタロバンスキー「眠る女の幻想 夢の絵画論」(竹内信夫訳)
・ ロジェ・カイヨワ「夢の力とその問題 夢のイメージ」(杉本紀子訳)
【II 夢の精神史】
・ 西郷信綱「夢と物の怪」
・ ミルチャ・エリアーデ「シャーマンの夢と幻覚」(中村恭子訳)
・ 大沼忠弘「キケロの《スキピオの夢》 夢の宇宙論と宇宙論の夢」
【III 夢の脳生理】
・ 松本淳治「夢の発現機構」
【IV 夢の精神分析】
・ アンドレ・グリーン「切れ目と囲み 『試み』から『夢判断』へ」(岸田秀訳)
・ ジャン=ベルトラン・ポンタリス「夢の浸透」(伊藤光・梅田正隆訳)
・ カール・グスタフ・ユング「夢と超越機能」(松代洋一訳)
・ 宮城音弥「夢と創造性」
【V 夢の詩学】
・ 入沢康夫「象牙の門・角の門」
・ 天沢退二郎「夢について」
・ 巌谷國士「夢の記述についての覚書」
・ 横尾忠則「射精と父の首 夢日記」
・ 森毅「数学者の夢」
【無=意味の論理学】
・ 財津理「ドゥルーズと論理学」
・ エリザベス・シューウェル〔シューエル〕「ブリリッグの均衡」(出淵博訳)
(Elizabeth Sewell, «The Balance of Brillig», Lewis Carroll. Alice in Wonderland: Authoritative Texts of Alice's Adventures in Wonderland, Through the LookingGlass, The Hunting of the Snark. Ed. Donald J. Gray, New York: Norton, 1992. 380–388.)
【連載】
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面III」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載IV」
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」VII(宮本忠雄・時澤哲也訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
【イコン・ゾーン】
・ I 「夢づくし」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「イメージ療法、内眼の発現 田嶌誠一、成瀬悟策の研究より」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ III 「寝覚めれば水 エルンストの聖週間・月曜日の場合」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年8月号「特集=墓の形而上学」

・ アーウィン・パノフスキー「墓の彫刻 エジプトから「ネレイーデス」の墓まで」(?訳)〔;『墓の彫刻 — 死にたち向かった精神の様態』 若桑みどり・森雅彦・森田義之訳、哲学書房、1996〕
・ 澤柳大五郎「古典期アッティカの墓碑について」
・ エドガー・ウィント「死の神としてのエロース」(?訳)〔;「死の神としてのアモール」、『ルネサンスの異教秘儀』田中英道・藤田博・加藤雅之訳、晶文社、1986』
(Edgar Wind, «Amor as a God of Death», Pagan Mysteries in the Renaissance, New Haven: Yale University Press, 1958.)
・ エミール・マール「《死》の図像 一七世紀宗教美術における」(?訳)〔エミール・マール『ヨーロッパのキリスト教美術 12世紀から18世紀まで』下巻、柳宗玄・荒木成子訳、岩波文庫、1995所収の第4章「トレント公会議以降の宗教美術」第4節「死」に相当すると思われる〕
・ 岡本太郎「死対生」
・ エルヴィン・ローデ「洞窟の神々 あるいは「墓」の起源」(?訳)
・ マーチン・パーソン・ニールソン「エレウシスの信仰(?訳)
・ 吉田敦彦「古墳と死者たちの伝奇」
・ 末長雅雄「高松塚壁画・私見」
・ 関野雄「秦の始皇帝の墓の謎」
・ 網干善教「墳墓 古墳時代を概観して」
・ 大塚初重「関東・東北の装飾古墳の謎」
・ 香原志勢「ネアンデルタール人の葬制」
・ ヴェルナー・ダンケルト「死体埋葬人」(?訳)
・ 大林太良「墓の宇宙論 東南アジアの二つの例」
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載II」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面IV」
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」VIII(宮本忠雄・時澤哲也訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
【イコン・ゾーン】
・ I 「永劫の死の住処」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「九相詩絵巻」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

臨時増刊号「特集=《新哲学》の地層 フランスの《知》の二十年」 (1978年8月発行)

本書は、Magazine Littéraire, no.127-128, septembre 1977 “Vingt Ans de Philosophie en France” [以下、MLと略す]から翻訳されている。この特集号は論考を追加した増補版単行本版Les Dieux dans la Cuisine: Vingt Ans de Philosophie en France (par Jean-Jacques Brochier et al, Paris: Éditions Aubier, 1978) [以下、DCと略す]が刊行されている。原著のそれぞれのページ数を記した。
・ ジャン=ジャック・ブロシェ「フランスにおける哲学の二十年」(白井健三郎訳)
(Jean-Jacques Brochier, «Avant-propos», DC, pp.5-9)
【I 実存主義の沈殿層】
・ アンドレ・アクーアン「実存主義とマルクス主義とのあいだ」(白井健三郎訳)
(André Akoun, «Ouverture: Entre l’existentialisme et le marxisme», ML, pp.10-14 / DC, pp.10-22)
・ クロード・グットマン「哲学者たちの五月以前」(水野明路訳)
(Claude Gutman, «L’avant-mai des philosophes», ML, pp.15-19 / DC, pp.23-32.)
・ ドミニック・コラス「サルトルと左翼主義」(白井健三郎訳)
(Dominique Colas, «Sartre et le gauchisme», ML, pp.20-22. DCには収録されなかった)
【II 〈構造主義〉の切断線】
・ フランソワ・エヴァルト「フーコー、告白なき思考」(白井健三郎訳)
(François Ewald, «Foucault; une pensée sans aveu», ML, pp.23-26 / DC, pp.45-52.)
・ カトリーヌ・B・クレマン「ジャック・ラカン ある理論的西部劇のシナリオ」(岩崎浩訳)
(Catherine B. Clément, «Jacques Lacan, scénario pour un western théorique», ML, pp.27-30 / DC, pp.56-62.)
・ ダヴィド・カイゼルグリューベル「アルチュセールを読む」(今村仁司訳)
(David Kaisergruber, «Althusser: une nouvelle lecture de Marx», ML, pp.30-31 / DC, pp.63-67)
【III 人間科学の地平】
・ フランソワ・アンケール「マルクス主義の地域開発」(白井健三郎・桑原透訳)
(François Hincker, «Le désenclavement du marxisme», ML, pp.33-37 / DC, pp.78-86)
・ ピエール・ルノー「なぜ社会学者か」(今村仁司訳)
(Pierre Renault , «Pourquoi des sociologues», ML, pp.37-41 / DC, pp.93-100)
・ ジャン=フランソワ・ボルドロン「哲学と記号論」(水野明路訳)
(Jean-François Bordron, «Philosophie et sémiotique», ML, pp.40-42. DCには収録されなかった)
【IV エピステモロジーと欲望】
・ P-F・モロー「十年後あるいは科学の神秘」(今村仁司訳)(P.-F. Moreau, «Dix ans après ou les mystères de la science», ML, pp.42-45 / DC, pp.127-133.)
・ ドミニック・グリゾニ「欲望の擬音語(オノマトペ)」(伊藤晃訳)
(Dominique Grisoni, «Les onomatopées du désir», ML, pp.46-49 / DC, pp.137-150.)
【V 形而上学の活断層】
・ ジャン=ポール・ドレ「思想の遍歴」(竹内信夫訳)
(Jean-Paul Dollé, «Le tour de la pensée», ML, pp. 50-51 / DC, pp.159-162.)
・ ジャン=マリ・ブノア「マルクスは死んだ、そして悔恨」(湊道隆訳)
(Jean-Marie Benoit, «Marx est mort et remords», ML, pp.52-56 / DC, pp.163-171.)
【VI 〈新哲学者〉の六角形】
・ モーリス・クラヴェル「今日の文化革命」(聞き手:J-J・ブロシェ、白井健三郎訳)
(Maurice Clavel, «Aujourd’hui la révolution culturelle», propos recueillis par J.-J. Brochier, ML, pp.57-64 / DC, pp.172-182.)
・ アンドレ・グリュックスマン「フランスは砕け散った」(蓮實重彦訳)
(André Glucksmann, «Eclaté l'hexagone», ML, pp.64-65, / DC, pp.190-194.)
・ ドミニック・グリゾニ「政治と哲学の小年表」(水野明路・桑原透訳)
(Dominique Grisoni, «Inter-fluences de la philosophie contemporaine» & «Politiques et philosophie: éléments pour une chronologie», ML, 66-67, 68-87. /DC, pp.195-249.)
・ 白井健三郎「現代フランス思想の舞台空間 あとがきにかえて」
(未邦訳:Edouard Morot-Sir, «Sartre: tout un homme», DC, pp.33-42. Abel Jeannière, «M.-Merleau Ponty: La liquidation de la dialectique révolutionnaire», DC, pp.43-44. Abel Jeannière, «Jean Baudrillard: La spirale des signes», DC, pp.53-55. Philippe Roger, «Roland Barthes, le texte: science plaisir», DC, pp.68-77. Abel Jeannière, «Après Marx: Penser», DC, pp.87-92. Catherine B. Clement, «Vladimir Jankélévitch. Tout est à dire», DC, pp.101-104. Emmanuel Levinas, «Jacques Derrida: tout autrement», DC, pp.105-112. Patrick Tort, «Linguistique: Périphérie et transformations», DC, pp.113-126. Abel Jeannière, «A. Leroi-Gourhan: Le geste et la parole», DC, pp.134-136. Jacques Sédat, «La psychanalyse en France: Repères chronologiques», DC, pp.151-158. Bernard-Henri Lévy, «A la guerre comme à la guerre», DC, pp.183-189.)

1978年9・10月号「特集=眼球 まなざしの哲学」

【I 哲学 視覚と認識】
・ 大森荘蔵「世界の眺め」 〔『流れとよどみ 哲学断章』産業図書、1981〕
・ 渡辺二郎「現象学的に「見る」ということ小考」 〔高山守・千田義光・久保陽一・榊原哲也・森一郎 編『渡邊二郎著作集 第5巻』筑摩書房、2010』
・ 廣松渉「視覚的世界像の罪障 身心問題に寄せて」 〔山本耕一編『廣松渉コレクション第1巻 共同主観性と構造変動』情況出版、1995〕
【II 光学 視覚と視像】
・ アルハーゼン「目の構造 『光学書』第一巻より」(矢島祐利訳)
・ ヨハネス・ケプラー「視覚論」(田中一郎訳)
【III 世界  触覚と視覚】
・ 土井虎賀壽「觸覺的世界像の成立 再録」
・ 山下正男「眼球モデルの二つの哲学」
【IV 空間 眼差と権力】
・ 小林康夫「オイディプスの眼」
【V 器官 視覚と神経】
・ 日高敏隆「昆虫の眼 複眼は何を見ているか」
・ オルダス・ハクスレー「知覚の扉」(河村錠一郎訳)
【VI 神話 視線と神々】
・ 増田正造「能面の眼」
・ 高橋英夫「見ることと神」
【夢と身体】
・ モーリス・メルロ=ポンティ「心身の合一 ベルクソンにおける 承前」(滝浦静雄・砂原陽一訳)
・ ジャン・スタロバンスキー「眠る女の幻想 夢の絵画論 承前」(竹内信夫訳)
・ ロジェ・カイヨワ「夢の力とその問題 夢のイメージ 承前」(杉本紀子訳)
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載III」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面V」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載V」
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」IX(宮本忠雄・関忠盛・時澤哲也訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
【イコン・ゾーン】
・ I 「百眼ん想」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「天文捷徑・眼勢論圖解」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1978年11月号「特集=音の生理 音楽の現在/巻末特集 宮川淳の墓」

【I 反復の音楽】
・ イヴァンカ・ストイアノーヴァ「反復の音楽」(岩佐鉄男訳)
・ マルスラン・プレーネ「音楽における《宗教性》の支配・覚え書」(岩崎力訳)
・ ブライアン・デニス「反復音楽とシステム音楽」(笠原潔訳)
・ スティーブ・ライヒ「緩やかに移りゆくプロセスとしての音楽」(近藤譲訳)
【II 音の時空】
・ ダニエル・シャルル「龍安寺石庭のための註解」(渡辺公三訳)
・ 近藤譲「音楽的時間 今日の音楽を中心としたその諸相」 〔『線の音楽』〕
・ 一柳慧、ヨアキム・M・ベニテズ「討議 音の制度あるいは音楽の現在」
【III 音の織物】
・ ジョン・ケージ「ダニエル・シャルルの33の質問に対する60の答」(岩佐鉄男訳)
・ クロード・レヴィ=ストロースほか「普遍的音楽」(伊藤晃訳)
【IV 音のヘルメノイティーク】
・ クリストフ・フービッヒ「音楽解釈学と音楽プラグマティク 音楽学の学問論に関する考察」(庄野進・戸沢義夫訳)
・ 庄野進「「技術」批判としての音楽」
・ コーニリアス・カーデュー「シュトックハウゼンは帝国主義に奉仕する」(渡辺裕訳)
・ ジョン・ケージ「実験的音楽」(庄野進訳)
【V 音のことば】
・ 湯浅譲二「状況のなかで」
・ 佐藤聰明「沈黙-音」
・ 長与寿恵子「方法論の実践的課題とその可能性」
・ ミヒャエル・フェター「FUENOUTA, RAKUGO しじまの音」(山中智之訳)
【イコン・ゾーン】
・ I 「音楽の距離 あるいは音楽の現在」(構成:杉浦康平、辻修平)
・ II 「奇楽器想 イギリス新楽器派の作品から」(構成:杉浦康平、辻修平)
・ イコン・ゾーン図版説明
巻末特集 宮川淳の墓
【I 遺稿】
・ 宮川淳「〈手法論〉の余白に」
・ 宮川淳「クロソウスキーの余白に」
・ 宮川淳「ブランショ論ノート
【II 詩】
・ 瀧口修造「手箱から」
・ 黒田三郎「破片」
・ 吉岡実「織物の三つの端布」
・ 大岡信「きみはいまそこに 宮川淳を呼びだす独りごと」
・ 渋沢孝輔「回廊」
・ 入沢康夫「CATALYSE Mニ」
【III エッセー】
・ 吉田喜重「弔辞」
・ 小林康夫「Requiem」
・ 荒川修作「TO MIYAKAWA」
・ 磯崎新「墓石 宮川淳のために」
・ 清水徹「イマージュへの/ゆえの情熱=受苦」
・ 渡辺守章「マラルメの「第二逍遙遊 祭式」
・ 豊崎光一「巻末付録 箱と織物II Un Cenotaphe pour Atsushi MIYAKAWA」

1978年12月号「特集=オイディプス」

【I オイディプスの時代】
・ 河合隼雄・吉田敦彦・渡辺守章「対談 知への意志 あるいはヒュプリスとコンプレックス」
・ フェリックス・ガタリ「あるオイディプスのための墓(杉本紀子訳)
【II オイディプスの神話】
・ エリック・ロバートソン・ドッズ「《オイディプース王》についての誤解」(片山英男訳)
・ ジャン=ピエール・ヴェルナン「コンプレックス抜きのオイディプース」(松田治訳)
・ エーリッヒ・ノイマン「父親殺し 『意識の起源史』より」(川崎寛一・高橋巌訳)
【III オイディプスの心理】
・ アンドレ・グリーン「フロイトの通時概念 エディプス・コンプレックスの展開をめぐって」(竹内信夫訳)
・ カール・グスタフ・ユング「エディプス・コンプレックス」(松代洋一訳)
【IV オイディプスの悲劇】
・ E・T・オウエン「《オイディプス王》の演劇性」(高村啓子訳)
・ セドリック・H・ホイットマン「《コロノスのオイディプス》黙示録」(成田篤彦訳)
・ ケーテ・ハンブルガー「オイディプース=テーマの特異性 ギリシャ悲劇改作における」(岩田行一訳)
【時の分節】
・ 近藤譲「音楽的時間 今日の音楽を中心としたその諸相 承前」 〔『線の音楽』〕
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載IV」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ ミヒャエル・フェター「HAIKU, OKYO しじまの音 連載II」(山中智之訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面VI」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載V」
・ ジャック・ラカン「パラノイア論 人格との関連からみたパラノイア性精神病」X(宮本忠雄・関忠盛訳) 〔『人格との関係からみたパラノイア性精神病』朝日出版社、1987.3〕
・ 阿部良雄「歴史と構造 ヴィオレ・テュック試論 連載I」
【イコン・ゾーン】
・ I 「スフィンクス 謎解きの七つのことば」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「オイディプスのための光と影」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1979年1月号「特集=ピタゴラス」

・ ディオゲネス・ラエルティオス「ピタゴラス伝」
・ イヴァン・ゴブリ「ピュタゴラスの哲学」(?訳)
・ 伊東俊太郎「ピュタゴラス学派の数論」
・ 矢野健太郎「ピタゴラスの数学的業績」
・ 原正幸「音楽とピュタゴラス」
・ 細川周平「XENAKIS: AN AXIS-KINESIS」
・ G・L・ハーゼイ「数の神殿」(?訳)
・ 海野弘「ピタゴラス劇場」
・ マンリー・P・ホール「ピタゴラスの車輪(?訳)
・ エルンスト・ビンデル「ヨハネス・ケプラーと天球の調和」(?訳)
・ 平林康之「ホワイトヘッドにおけるピュタゴラス主義」
・ S・K・ヘニンガー「宇宙論と詩 序説」(?訳)
・ 入沢康夫「ネルヴァルとピュタゴラス思想」
・ アンドレ・グリーン「フロイトの通時概念 エディプス・コンプレックスの展開をめぐって 承前」(竹内信夫訳)
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載V」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ ミヒャエル・フェター「音楽の未来に関するテーゼ 連載III」(山中智之訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面VII」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載VI」
・ 阿部良雄「歴史と構造 ヴィオレ・テュック試論 連載II」
【イコン・ゾーン】
・ I 「ピタゴラス宮殿」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「ロバート・フラッド 天界の調和=宇宙根義」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1979年2月号「特集=時計 クロノスの変容」

・ クリスチャン・ホイヘンス「振子時計」(原亨吉訳) 〔ホイヘンス『光について』原亨吉編、朝日出版社、1989〕
(Christian Huygens, «Horologium Oscillatorium», 1673)
・ F・C・ヘイバー「時計の宇宙論的メタファー」(野家啓一訳)
(F. C. Haber, «The cathedral clock and the cosmological clock metaphor», The Study of Time II, Ed. By F. C. Haber et al, Springer, 1975, pp.399-416.)
・ S・E・ベディーニ「時間測定の東方的概念」(橋本敬造訳)
(S. E. Bedini, «Oriental concepts of the measure of time», The Study of Time II, Ed. By F. C. Haber et al, Springer, 1975, pp.451-484.)
・ デレク・ド・ソラ・プライス「時計の起源」(成定薫訳)
(Derek de Solla Price, «Clockwork before the clock and timekeepers before timekeeping», The Study of Time II, Ed. By F. C. Haber et al, Springer, 1975, pp.367-380.)
・ 竹内均「暦と時計」
・ 坪井忠二・古在由秀「宇宙・時計・原子」
・ G・J・ウィットロウ「時間概念の歴史的考察」(佐野正博訳)
(G. J. Whitrow, «Reflections on the history of the concept of time», The Study of Time, Ed. By F. C. Haber et al, Springer, 1972, pp.1-11.)
・ 亀淵迪「時間論の視点」
・ 松本耿郎「イスラーム世界の時間論」
・ 村上陽一郎「時計 この不毛なるもの」
・ 小野健一「レオナルド・ダ・ヴィンチと時計」
・ 岡田隆彦「チーズと化した時計」
・ 川崎寿彦「庭の花時計」
・ 八木敏雄「ポーの〈時〉と〈時計〉」
・ 松平頼暁「音楽における時間」
・ 佐々木隆「生物の時計とそのしくみ」
ジョセフ・ラヴ「絵画における時間」(松岡和子訳)(Joseph Love, «Reflections upon the kinds of time in painting»)
・ ジョージ・キュブラー「様式と歴史的時間の表現」(松岡和子訳)
(George Kubler, «Style and the Representation of Historical Time», Annals of the New York Academy of Sciences, February 1967, pp.849-855.)
【イコン・ゾーン】
・ I 「時計の掌相術 パーミストリー」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「時層地相」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1979年3・4月号「特集=病の空間 医のエピステーメーI」

・ 小林登・杉村隆・豊倉康夫・渡辺格「共同討議 病の空間と言語」
・ 河内卓「がんはどうしておこるか」
・ 馬場一雄「新生児の病気」
・ 成瀬浩「先天代謝異常のスクリーニング」
・ 小坂樹徳「糖尿病との戦い」
・ 恩地裕・吉矢生人「生命維持技術と生死」
・ 稲生綱政「臓器移植」
・ 笹本浩「心臓ポンプ」
・ 徳永栄一「輸血」
・ 平松慶博「CT 人体の横断面」
・ 古川俊之「コンピュータ診断」
・ 坪武「中央検査室の役割」
・ 大谷杉士「抗生物質療法」
・ 小泉明「なくなった病気と少くなった病気」
・ 安川正彬「寿命の延長と人口」
・ 倉田正一「医療システム」
・ 勝沼晴雄「日本のプライマリー・ケア」
・ モーリス・メルロ=ポンティ「心身の合一 ベルクソンにおける 承前」(滝浦静雄・砂原陽一訳)
・ 近藤譲「音楽的時間 今日の音楽を中心としたその諸相 承前」 〔『線の音楽』〕
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載VI」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ ミヒャエル・フェター「KARESANSUI – SANSUI IKEBANA 連載IV」(山中智之訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面VIII」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載VII」
・ 阿部良雄「歴史と構造 ヴィオレ・テュック試論 連載III」
【イコン・ゾーン】
・ I 「腑分け、遠近法の仮構として」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「臓腑の光条地形」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1979年5月号「特集=化学反応機械の病理学 医のエピステーメーII」

・ 高木康敬「遺伝子治療」
・ 井上英二「遺伝と病気 多因子遺伝病」
・ 有馬正高「遺伝病」
・ 渡辺巌一「奇形」
・ 小林登・杉村隆・塚田裕三・豊倉康夫・渡辺格「共同討議 化学反応機械の病理学」
・ 石田名香雄「新しいウイルス病」
・ 本間光夫「免疫と病気」
・ 小林登「小児科学の主題」
・ 野口照久「薬の未来」
・ 大谷明「バイオハザード」
・ 渥美和彦「人工臓器」
・ 飯塚理八・小林俊文「人工授精」
・ 尾本良三「ICU・CCU」
・ 高橋良「精神病の生物学と心理学」
・ 平山雄「タバコと病気」
・ 河野裕明「アルコールと依存」
・ 村井淳志「動脈硬化」
・ 唄孝一「〈死〉・医療・法」
・ 佐々学「環境汚染」
・ 宮坂忠夫「健康教育」
・ E・T・オウエン「《オイディプス王》の演劇性 承前」(高村啓子訳)
【連載】
・ バースカラ二世「リーラーヴァティー 連載VII」(矢野道雄・林隆夫訳)
・ ミヒャエル・フェター「ORIGAMI, YAKIMONO 連載V」(山中智之訳)
・ 秋山英夫「ニーチェとフランス ニーチェの断面 断面IX」
・ 東野芳明「《ホワイト・ボックス》私註 連載VIII」
・ 阿部良雄「歴史と構造 ヴィオレ・テュック試論 連載IV」

臨時増刊号「特集=〈知の逆説〉 物質・生命・精神」 (1979年5月発行)

・ 廣松渉・吉田宏晢「討議 科学の危機と〈無〉の哲学」
・ 吉田夏彦「生命と論理」
・ 野田春彦「分子機械の化学」
・ 三枝充悳「奇奇妙妙 カルミナ・ブラーナを観る」
・ 渡辺格「分子から人間へ」
・ G・S・ステント「科学と道徳 理性のパラドキシカルな二相面」
・ 中村雄二郎「人間の再定義」

1979年6・7終刊号「特集=終りへの侵犯」

・ 大森荘蔵「心身問題、その一答案」 〔『流れとよどみ 哲学断章』産業図書、1981〕
・ 廣松渉「〈心ー身〉関係論への視角 意志行為論のための管制」 〔『心身問題』青土社、1989、増補新版、1995〕
・ 柴谷篤弘「今西進化論批判」
・ 「A-PRE(S)-TEXTES あるいはエピステーメーによるエピステーメー」 
・ 中村誠太郎「内部構造と場 素粒子物理学展望」
・ 柴田有「世界拒否としてのグノーシス ヘルメス文書研究の総括」
・ 荒井献「グノーシス主義の本質規定をめぐって 柴田論文の評価と批判」
・ 「総索引・総目次」
【イコン・ゾーン】
・ I 「飛体術 とんできゃいいのに!」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ II 「舌大河 ぜったいか?」(構成:杉浦康平、鈴木一誌)
・ イコン・ゾーン図版説明

1979年7月臨時増刊号「終刊号」

・ 蓮實重彦「陥没地帯」 〔『陥没地帯』哲学書房、1986。河出文庫、1995。『陥没地帯 オペラ・オペラシオネル』、2016〕
・ 豊崎光一「Prétextes フィクションとしての精神分析」 〔『ファミリー・ロマンス』小沢書店、1988〕
・ パウロ・ロシャ[ローシャ]「アフロディテの島」(渡邊守章訳)
・ 渡邊守章「書物と劇場」
・ 清水徹「文学における《制度》と《反-制度》 ヴァレリーとブランショをめぐる覚え書」


第二次エピステーメー(1984-86)
II-0号、1984年12月、 「緊急特集=ミシェル・フーコー 死の閾」

【I 思考の芯へ】
・ ミシェル・フーコー「幻想の図書館」(工藤庸子訳) 〔『幻想の図書館』哲学書房(ミシェル・フーコー文学論集)、1991.4→『ミシェル・フーコー思考集成2』筑摩書房、1999.3、pp.17-59→『フーコー・コレクション2』ちくま学芸文庫、2006.6、pp.158-215. 〕
(Michel Foucault, «Un "fantastique" de bibliothèque», Flaubert, G., Die Versuchung des heiligen Antonius. (Frankfurt a/M: Insel, 1964); Cahiers Renaud Barrault, 1967, no.57, pp.7-30. DE, [20])
・ ミシェル・フーコー「J=P・リシャールのマラルメ」(兼子正勝訳) 〔『ミシェル・フーコー思考集成2』筑摩書房、1999.3、pp.205-219→『フーコー・コレクション2』ちくま学芸文庫、2006.6、pp.264-285.〕
(Michel Foucault, «Le Mallarmé de J.P. Richard», Annales, 5, September 1964, no. 19, pp. 966-1004. DE, [28])
・ ミシェル・フーコー「ニーチェ、フロイト、マルクス」(豊崎光一訳) 〔;大西雅一郎訳「ニーチェ・フロイト・マルクス」、『ミシェル・フーコー思考集成2』筑摩書房、1999.3、pp.402-422.〕
(Michel Foucault, «Nietzsche, Freud, Marx», lecture and discussion at the VIIth 'Colloque de Royaumont' (July 1964), in: Nietzsche, Cahiers de Royaumont, Philosophie no. 6 (Paris: Minuit, 1967), pp. 183-200. DE, [46])
・ ミシェル・フーコー「『対話』への序文」(松本勤訳) 〔『壁のなかの言葉:ルソーの『対話』への序文』哲学書房(ミシェル・フーコー文学論集)、1990.11〕 〔;増田真訳「ルソー『対話』への序文」、『ミシェル・フーコー思考集成1』筑摩書房、1998.11、pp.213-239→『フーコー・コレクション1』ちくま学芸文庫、2006.5、pp.204-243.〕
(Michel Foucault, «Introduction», Rousseau, J.J., Rousseau juge de Jean-Jacques Dialogues. Texte présenté par Foucault, M (Paris: Collin, 1962), pp. VII-XXIV. DE, [7])
・ ミシェル・フーコー「第七天使をめぐる七言」(豊崎光一・清水徹訳) 〔『幻想の図書館』哲学書房(ミシェル・フーコー文学論集)、1991.4、pp.142-157、訳文修正、『ミシェル・フーコー思考集成3』筑摩書房、1999.7、pp.309-326→『フーコー・コレクション3』ちくま学芸文庫、2006.7、pp.272-298.〕
(Michel Foucault, «Préface», = «Sept propos sur le septième ange», Brisset, J.P., La grammaire logique suivie de la science de Dieu (Paris: Tchou, 1970), pp. VI-XIX. DE, [73])
・ ミシェル・フーコー「「父親」の《否定(ノン)》」(東宏治訳) 〔;湯浅博雄訳「父の〈否(ノン)〉」、『ミシェル・フーコー思考集成1』筑摩書房、1998.11、pp.240-261→『フーコー・コレクション1』ちくま学芸文庫、2006.5、pp.244-276. 〕
(Michel Foucault, «Le "non" du père», bookreview, Critique, mars 1962, no 178, pp. 195-209. DE, [8])
・ ミシェル・フーコー「かくも残酷な知」(横張誠訳) 〔『幻想の図書館』哲学書房(ミシェル・フーコー文学論集)、1991.4→『ミシェル・フーコー思考集成1』筑摩書房、1998.11、pp.281-198→『フーコー・コレクション2』ちくま学芸文庫、2006.6、pp.33-59.〕
(Michel Foucault, «Un si cruel savoir», Critique, juillet 1962, no. 182, pp. 597-611. (cit. SL) DE, [11])
・ ミシェル・フーコー「『啓蒙主義の哲学』書評」(鷲見洋一訳) 〔;増田真訳「無言の歴史」、『ミシェル・フーコー思考集成2』筑摩書房、1999.3、pp.373-378.〕
(Michel Foucault, «Une histoire restée muette», (bookreview of Cassirer, E., Le siècle des lumières), La quinzaine litteraire, juillet 1966, no. 8, pp. 3-4. DE, [40])
【II 起源の虚へ】
・ ミシェル・フーコー「距り、アスペクト、起源」(豊崎光一訳) 〔『パイデイア』11号、1972年春号「特集=〈思想史〉を超えて:ミシェル・フーコー」→本訳稿→清水徹・豊崎光一編訳『作者とは何か?』哲学書房(ミシェル・フーコー文学論集)、1990.9〕 〔;中野知津訳「距たり・アスペクト・起源」、『ミシェル・フーコー思考集成1』筑摩書房、1998.11、pp.355-374→『フーコー・コレクション2』ちくま学芸文庫、2006.6、pp.128-157.〕
(Michel Foucault, «Distance, Aspect, Origine», Critique, novembre 1963, no. 190. Repris dans Theorie d'Ensemble (Paris 1968), pp.11-24. DE, [17])
・ ミシェル・フーコー「ニーチェ、系譜学、歴史」(伊藤晃訳) 〔『ミシェル・フーコー思考集成4』筑摩書房、1999.11、pp.11-38→『フーコー・コレクション3』ちくま学芸文庫、2006.7、pp.349-390.〕
(Michel Foucault, «Nietzsche, la genealogie, l'histoire», Bachelard, S. et al., Hommage a Jean Hyppolite (Paris: PUF, 1971), pp. 145-172. DE, [84])
【III 透明な死へ】
・ ミシェル・フーコー「カントについての講義」(小林康夫訳) 〔『ミシェル・フーコー思考集成10』筑摩書房、2002.3、pp.172-184.〕
(Michel Foucault, «Qu'est ce que les Lumières?» = «L'art du dire vrai» (first lecture at the Collège de France on 5 January 1983, Un cours inédit), Magazine Littéraire, mai 1984, no. 207, pp. 34-39. DE, [351])
・ ミシェル・フーコー「真実への気遣い フランソワ・エヴァルトによるインタヴュー」(湯浅博雄訳) 〔『ミシェル・フーコー思考集成10』筑摩書房、2002.3、pp.154-171.〕
(Michel Foucault, «Le souci de la verité», interview by Ewald, F., Magazine Littéraire, mai 1984, no. 207, pp. 18-23. DE, [350])
【IV 散乱の渦へ】
・ ミシェル・セール「狂気 伝達不可能なものの幾何学」(竹内信夫訳) 〔豊田彰・青木研二訳『コミュニケーション』法政大学出版局、1985〕
(Michel Serre, «Géométrie de l’incommunicable... la folie», Hermès I, la communication, Éditions de Minuit, 1968.)
・ 豊崎光一「交差と非両立 ミシェル・フーコーにおける見ることと言うこと」
・ 蓮實重彦「視線のテクノロジー 《別の歴史》への接近」 〔改題「視線のテクノロジー フーコーの「矛盾」、『表象の奈落』青土社」、2006〕
・ 清水徹「フーコーの文芸批評をめぐる覚え書」
・ モーリス・パンゲ「ミシェル・フーコー、修業時代の」(大久保康明訳)
(Maurice Pinguet, «Michel Foucault, les années d’apprentissage», 1984. Repris dans Maurice Pinguet. Le texte Japon introuvables et inédits, ed. Michaël Ferrier, Paris: Éditions du Seuil, 2009.)
・ 海老坂武「フーコーの眩暈 フーコーを非フーコー的に読むことへの誘い」
・ 豊崎光一「二通の手紙 ルネ・マグリットからミシェル・フーコーへ」
・ 養老猛司「脳の中の過程 フーコーの斜め読み」
・ 八束はじめ「不完全な機械と自由」
【V 速度の論へ】
・ ジャック・デリダ「NO APOCALYPSE, NOT NOW 〈地獄の黙示録〉、そうではなく、今ではなく」(庄田常勝訳) 〔;藤本一勇訳「黙示録でなく、今でなく 全速力で、七つのミサイル、七つの書簡」、『プシュケー 他なるものの発明1』岩波書店、2014〕
(Jacques Derrida, «No apocalypse, not now à toute vitesse, sept missiles, sept missives» (Pas d’apocalypse, pas maintenant), (conférence prononcée en avril 1984 à l'université de Cornell). Repris dans Psyché: Inventions de l'autre, Galilée《La Philosophie en effet》, 1987, nouvelle édition augmentée, 1998, pp.395-417.)

II-1号、1985年7月、 「特集=構造変動」

【I 秩序形成】
・ イリア・プリゴジーヌ「単純から複雑へ」(?訳)
・ 安孫子誠也「構造としての物理概念]
・ 鈴木増雄「秩序形成の物理学」
・ イリア・プリゴジーヌ+グレゴワール・ニコリス+アニエス・バブロヤンツ「進化の熱力学 世界は熱力学に反するか」
・ ブノワ・マンデルブロート「ディスクールの常数」(?訳)
【II 揺動決定】
・ ルネ・トム「偶然にストップを、ノイズに沈黙を」(?訳)
・ エドガール・モラン「決定論の彼方 秩序と無秩序の対話」(?訳)
・ イリア・プリゴジーヌ「法則、歴史……そして脱走」(?訳)
・ アンリ・アトラン「形而上学的要請と探求方法」(?訳)
・ ミシェル・セール「ノイズ」(?訳)
・ ジャン・ラルジョー「決定論と秩序」(?訳)
・ アントワーヌ・ダンシャン「恒常性と変化」(?訳)
・ ルネ・トム「総括に代えて」(?訳)
【III 構造変動】
・ 廣松渉「第一信 構造変動論の論域と射程 構造の形成・維持・推転の機制 連載I」
・ 長岡克行「社会システムの自己生産と構造 ルーマンの構造変動論」
・ 塩沢由典「経済の自己形成秩序
・ 西原和久「類型化と主観性  アルフレッド・シュッツの構造解明」
・ 五十嵐一「変心の美学 ひとつの構造変動論」
・ 竹村喜一郎「構造形成と変動 ヘーゲルにおける」
・ 忽那敬三「〈階層理論〉の基礎的枠組み ニコライ・ハルトマンの哲学」
・ 熊野純彦「言語・身体・構造 言語ゲーム論批判のために」
・ ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ「平滑と条理 ミル・プラトーより」(?訳)
【IV 静物図鑑】
・ 坂本龍一・奥村靫正「音楽図鑑 EXTENDED VERSION」
・ 松浦寿輝「始まりとその消滅 吉岡実『静物』」
【V 連載】
・ 澤柳大五郎「アリステュラの墓碑 握手について (墓の美学 連載1)」
・ 蓮實重彦「序章 命名の儀式 (差異と誘惑 連載I)」
・ 小林康夫「問いの場処 A、物語の問い、法の問い、あるいは存在と死 (paralogia 連載1)」
・ 武者利光「第一章 ゆらぎと偶然性(ゆらぎの科学 連載1)」
・ ルネ・デカルト「可視的世界について(哲学の原理第三部 連載1)」(?訳)

II-2号、1985年、 「特集=自己組織化」

【I オートマトン・増殖・真理……テクスト】
・ ジョン・フォン・ノイマン「オートマトンの一般理論」(?訳)
・ ノーバート・ウィーナー「数学の確実性は絶対か?」(野矢茂樹訳)
【II caos・bios・nomos】
・ 津田一郎「脳の情報力学過程に対するカオスの可能な役割」
・ 富田和久「カオスの意義」
・ 鈴木増雄「自然と秩序」
・ ジャン=ピエール・デュピュイ「オートノミーの科学にむかって?」(聞き手・訳:管啓次郎訳)
【III カテゴリー・オートノミー・論理】
・ グレゴリー・ベイトソン「ダブル・バインド」(?訳)
・ ロバート・L・マーティン「嘘つきパラドックスの解法」(山内志朗訳)
・ 山口昌哉「行為の基礎論 スペンサー・ブラウン『形の法則について』」
・ 森毅「カテゴリーとトポスのために」
・ 山口昌哉・森毅「討議 自律のフォーミュレーション」
・ 塚田春雄「カテゴリーと数理論理と対角線論法」
・ 野崎昭弘「学習と自己組織系 コンピュータ科学者の悩み」
・ 「時間切片 あるいは増殖する楽譜」
【IV 認識・分化・情報】
・ フンベルト・R・マトゥラーナ「生体の組織」(?訳)
・ ニールス・K・イエルネ「免疫系の機能」(?訳)
・ マンフレッド・アイゲン「生物情報の起源」(養老孟司訳)
・ 柴谷篤弘「生物構造の深層構造 私にとって自己組織化とは何か」
・ 廣松渉「第二信 超個体の形成と組織分化 (構造の形成・維持・推転の機制 連載II)」
・ 松本健司・上田哲男・小畠陽之助「生物の中の情報の流れ 非線形振動子集団としての粘菌」
【V 連載】
・ 武者利光「第II章 個性と普遍性 (ゆらぎの科学=連載II)」
・ 小林康夫「問いの場処 A物語の問い、法則の問い、あるいは存在と死 (paralogia=連載II)」
・ 清水徹「夢から文学へ (カイエ以後のヴァレリー=連載I)」
・ 澤柳大五郎「テアノの墓碑 まなざしに就いて (墓のオントロギイ=連載II)」
・ ルネ・デカルト「第III部 「可視的世界について」 (哲学の原理=連載II)」(?訳)
・ 近藤譲「音楽形式論素描1」

II-3号、1986年、 「特集=エマニュエル・レヴィナス」

・ モーリス・ブランショ「知られざるものの認識」(清水徹訳)
・ エマニュエル・レヴィナス「全体性と無限 顔と外部性」(合田正人訳)
・ エマニュエル・レヴィナス「存在するのとは違って、あるいは存在することを超えて」(松島哲久訳)
・ エマニュエル・レヴィナス「逃走について」(内田樹訳)
・ エマニュエル・レヴィナス「約束の土地か許された土地か 「タルムード四講話」第三講「ソター」論」(内田樹訳)
・ エマニュエル・レヴィナス問いと応答」(千葉文夫訳)
・ エマニュエル・レヴィナス「平和と間近さ」(西谷修訳)
・ モーリス・ブランショ「平和を、遥かな人そして間近な人に平和を」(西谷修訳)
・ ベルナール・フォルトム「レヴィナス形而上学の構造」(生方淳子訳)
・ ジャン=フランソワ・リオタール「レヴィナスの論理学」(湯浅博雄訳)
・ エドモン・ジャベス「痕跡は砂漠しかない」(田中淳一訳)
・ 合田正人・小林康夫・西谷修「レヴィナス 倫理の思考」
・ 合田正人編「エマニュエル・レヴィナス文献目録」
・ 合田正人編「エマニュエル・レヴィナス年譜」
【連載】
・ 清水徹「嵐について (カイエ以後のヴァレリー 連載II)」
・ 小林康夫「問いの場処 A物語の問い、法則の問い、あるいは存在と死 (paralogia=連載III)」
・ ルネ・デカルト「第III部 「可視的世界について」 (哲学の原理=連載III)」
・ 澤柳大五郎「ある少女の墓碑 遠離に就いて (墓のオントロギイ=連載III)」
・ 武者利光「第II章 純粋と非純粋 (ゆらぎの科学=連載III)」
・ 「方陣算 ナーラーヤナ」(序・訳:林隆夫)


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