【Wed.】#4 そばかす / JUDY AND MARY
こんばんは。珠です。
ものすごい暑さは、少しだけ和らぎましたね。
まだまだ暑いんですが…。あとこちらは最近雨続きです!梅雨が帰ってきちゃいましたね…。
ついに7月も半ば、夏です!
皆さんの好きな季節は何ですか?私は1番好きなのは春で、前までは夏が一番苦手でした。でも最近は夏もいいかも~!なんて。この気持ちを子供の頃に持っていられたら超楽しい夏休みだっただろうな…(笑)
今回ご紹介するのは、夏にぴったりの曲。
JUDY AND MARY の そばかす です。
私はそばかすと言うと、映画「耳をすませば」の夕子を思い出します。炎天下で待たされた夕子が雫に「またそばかすが増えちゃうじゃない!」と怒るシーンが印象に残っているんですよね。そんなそばかすも可愛らしいのになあ~って。
この曲も、可愛らしさを存分に振りまきながら、せつない気持ちを歌っています。
歌詞をご紹介します。
そばかす / JUDY AND MARY
大キライだったそばかすをちょっと
ひとなでしてため息をひとつ
ヘヴィー級の恋は見事に
角砂糖一緒に溶けた
前よりももっとやせた胸にちょっと
チクッと刺さるトゲがイタイ
星占いもあてにならないわ
もっと遠くまで一緒に行けたら ねえ
うれしくて それだけで
想い出はいつもキレイだけど
それだけじゃおなかがすくわ
本当は切ない夜なのに
どうしてかしら?
あの人の笑顔も思い出せないの
こわして なおして わかってるのに
それがあたしの性格だから
もどかしい気持ちで あやふやなままで
それでもいい恋をしてきた
おもいきり開けた左耳のピアスには
ねぇ 笑えないエピソード
そばかすの数を数えてみる
汚れたぬいぐるみ抱いて
胸をさすトゲは消えないけど
カエルちゃんも ウサギちゃんも
笑ってくれるの
想い出はいつもキレイだけど
それだけじゃおなかがすくの
本当は切ない夜なのに
どうしてかしら?
あの人の涙も思い出せないの
思い出せないの
どうしてなの?
作詞:YUKI
作曲:奥田快人
歌詞を書くうち、恋愛観も前半でも書いた「夕子」っぽい!とキュンキュンしてしまいました。
前よりももっと痩せた胸という歌詞から、こんなに可愛い曲調だけど、ここで描かれている「失恋」はそんなに簡単なものじゃないんだな…と感じます。
痩せてしまうほど悩んで悩んで、泣いた恋なのかな…と。
もっと遠くまで一緒に行けるだけできっと幸せなくらい、「あの人」のことが大好きだったんだと思うのですが、サビの歌詞にある通り、どうしてか、あの人の笑顔も涙も思い出せないんですよね。
私はこれを恋愛の曲だなと思うので、恋愛観は人それぞれだという前提で、これを考察すると、主人公は決して適当に恋をしていた訳では無いし、「あの人」のことが大好きだったけれど、この恋は世間一般的にいい恋ではなかったんじゃないでしょうか。
想い出はいつも綺麗だけど、それだけじゃおなかがすくわと、自分を励ましているように聞こえます。
この恋は綺麗な想い出にはならないけど、腹の足しくらいにはなるよ!と割り切っているからこそ、大好きな「あの人」の笑顔も涙も思い出せないのかな、いや、思い出せないんじゃなくて、思い出さないようにしているのかな、なんて思います。
耳をすませばを観ていない方には少しネタバレになりますが、好きな人(杉村)から、別の人からのラブレターの返事をせかされた時、夕子は、杉村の好意が自分に向いていないことを察してしまって泣いてしまうんですが、そのあと元気になった夕子が本当に強くて可愛くて。あの時の夕子、これ聴いていないかな〜(時代らちょっと違うけど)と思いを馳せています。
私もこの曲にはちょっとした思い出があります。
それは、ピアスを開ける日にこの曲をずっと聞いていた、という思い出です。
痛いのが怖いから、とピアスを開けてこなかったのですが、社会人2年目、好きだった人とお別れしてから開けました。実は、好きだった人からピアスはチャラく見えるから、と反対されていて開けなかったという理由もあって、もうそんなこと忘れてやる!と開ける決断をしました。逃げ道を無くすように、開ける前日には会社の人たちに「土日でピアス開けてきます!」と宣言したのを覚えています。(笑)
だから、おもいきり開けた左耳のピアスには笑えないエピソード という歌詞が当時の私そのままで、自分に重ねていたのもいい思い出です。
お腹の足しにした想い出は、いい想い出じゃないかもしれないけど、「良くない想い出をお腹の足しにしたこと」「お腹の足しにできた自分」はすごく好きになれました。
胸をさすトゲは消えないけど、大好きなものに囲まれて生きていたら、それでもいいんだ!って思えるんじゃないかな、と。
この曲は恋愛色が強い曲ですが、人間関係、学校、お仕事などなど、決して好きとはいえないものが溢れている今だからこそ、この歌詞に励まされる方は多いのではないでしょうか。
この曲は、失恋したばかりの傷心中のあなたにも、毎日頑張っているあなたにも是非聴いていただきたい曲です。
色んなことを乗り越えて、「想い出はいつも綺麗」って言えるようになったら最強ですよね。
私もそんな強さをめざして、たくさんの出来事や人と出会っていきたいなと思います。
大キライなそばかすの数を数えている主人公、よく、悪いところではなく良い方へ目を向けろということを聞きますが、「自分の中の大キライ」とちゃんと向き合うのも、同じくらい大事だと思います。大キライな自分と、綺麗な思い出を抱いて、明日からも頑張っていきましょうね!
いつか、大キライなところまで大好きになれるように!
1週間も折り返しです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。