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【Wed.】#10 真夏の夜の匂いがする / あいみょん

こんばんは、珠です。

8月最後の水曜日です…!今月もあっというまでした。
最近は疲れが来たのと、ストレートネックが度を越したようで、起き上がる度にめまいが止まりませんでした。先週はとっても辛く、今週はだいぶ落ち着きました。この時期は春から溜まった疲れが出てしまうんですね。気をつけたいものです。

さて、先週は片平里菜さんの「夏の夜」をご紹介しましたが、今日は同じ「夏の夜」を描いたものでも、テンションが全く違う曲をご紹介します。
あいみょんさんの「真夏の夜の匂いがする」です。
最初は妖しげな恋の曲なのかと思っていたのですが、よく歌詞を見ると恋愛に限らないことがわかりました。

あいみょんさん、ライブには3回行ったことがあるのですが、同じ曲を歌っても3回とも違う感動を届けてくれます。
あとは、あいみょんさん自信が本当に楽しそうに歌われるので、聴いているこちらまで明るい気持ちになれます。
今度あいみょんさん特集なんかも書いてみたいです。


真夏の夜の匂いがする / あいみょん

真夏の夜の匂いがする
絵の具のソレと同じ香り
さまざまな色恋も踊り出す
今夜は私もその1人?

真夏の夜の匂いがする
私には分かる危険な香り
いろいろな問題も溢れ出す
今夜も帰路にて頭を冷やす

もっと自由にグラスを片手に
人生を謳歌 人生を歌おうか
「そんなことできたらなぁ」

真夏の夜の匂いがする
偉そうに睨む魔物がいる
有耶無耶な地図で惑わされる
迷子の迷子の子猫になる

ああ気づけばほら
踊らされてる クセになってる
抜け出せない

天国か地獄か
分からない道を行こう
振り切って進んでいこう
簡単じゃないからハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

根拠の無い台詞に騙されたら最期
最高の財宝がきっと
ここにあるはず
フラつく脚が不思議とお菓子な家へ
快楽へと ご苦楽へと 吸い込まれてく

ああ 気づけばほら
脳味噌の中に溶けてく
いとおかし

天才か真逆か
分からない未知の人
ふざけんな もうどうしよう
完璧な答えが出ないまま行くんだろう
愛の価値もこの人間も

かと言って裏切れなかったんだ
可も不可もなくここに立った
真夏の夜の匂いが誘った私の身体
「いらっしゃい」
ほらまた聞こえた

真夏の夜の匂いがする
絵の具のソレと同じ香り
さまざまな色恋も踊り出す
今夜は私もその1人?今夜は私もその1人?

天国か地獄か
分からない道を行こう
振り切って進んでいこう
簡単じゃないからハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

作詞・作曲 あいみょん


この曲、イントロ・Aメロはギターがメインで、すこし妖しげなメロディなのですが、サビにたどり着いた瞬間パッと華やかに開くイメージです。

この曲は私の中で、アラジンのイメージです。
人の目に触れず、コソッと動く日々の中で、「今日くらいパーッとやろう!!!」という遊び心というか。そういったところがこの曲のメロディにも、あいみょんさんの歌い方にも、歌詞にも現れています。

簡単じゃないからハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

恋とお金はしばしば、「賭け事」や「駆け引き」という言葉と関連付けられますが、そこに人生を並べていますね。
私たちの毎日も実は「駆け引き」で出来ているのかも…と思わせられる歌詞です。
確かに、ちょっと嫌なことがあっても、顔に出さずに笑顔でかわして、心の中で「私ってば、大人だなあ」って思っていることが多いから、納得です。(笑)

感情を表に出すのも素敵ですが、嫌なことがあった時、駆け引きだ、と思っていれば少しの遊び心とイタズラ心で乗り越えられそうです。

そして、2番サビの歌詞。

天才か真逆か 分からない未知の人 
ふざけんなもうどうしよう

よく、ある分野で「天才」と言われる人は、誰もが思う「天才」とはかけ離れていることがありますね。
その分野をよく知らない人からは「何がいいのかわらない」「変な人」と言われることもしばしば。
きっとその「天才」は、自分が天才と言われることになんか全く興味がなくて、自分の好きな分野を極め続けているからこそ、本当に価値のわかる人からは「天才」と言われるのだと思います。
自分が天才と思われているか否かを気にしている時点で、私なんか全然天才じゃないことに気づきます。
自分の評価を気にして落ち込んだ時なんかに、この歌詞はガツンと喝を入れてくれます。

この歌詞に関連して、私には好きな言葉があります。
又吉直樹さんのYouTubeチャンネル「渦」の「百の三」という企画があり、その中で又吉直樹さんが樹木希林さんにかけられたと、紹介されていた言葉です。

よかったね みんなが面白いと思うものを作らなくて

これが「天才か 真逆か 分からない未知の人」にぴったりな言葉だと思いました。

SNSが普及した今、私たちは人から認められることと、賛同してくれる人の数を気にしてしまいがちです。
でも、誰か一人でも、自分の本当の価値を分かってくれる人がいるだけで、本当に素敵なんだよなと思うんです。

私自身も20代前半の頃は、SNSにつくいいねの数を気にしたりしたこともありました。

でも25歳を目前に控えた今、忙しい毎日の中で私の写真やnote.に目をとめてくれて、時たま会った時に「珠ちゃんの言葉が好き」と伝えてくれる、友人の尊さに救われています。

私も、みんなが面白いと思うものではなく、誰かに届くものを作りたい。 

10通目の「ラブレター」は、そんな決意表明で締めさせて頂きます。
いつも読んでくださってありがとうございます。また来週もお待ちしております。

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