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【Sun.になってしまったWed.】#41 花の名 / BUMP OF CHICKEN
こんばんは。
新年度になりあっという間の1週間ですね。
私はなんと社会人4年目を迎えました…早すぎるなあ。昨年度に人事のお手伝いをさせていただいた時に内定者の方々とお話したのですが、その方々がついに入社されて後輩になったのかあ…と思うと身が引き締まる思いです。
私のnoteを読んでくださっている方々の中にも「新社会人」とか「新生活を始めた」とか、そういった方いらっしゃるんでしょうか?春ってドキドキするけどその分疲れも貯まりやすいですから、せめてお休みの時はゆっくり休んでくださいね。
さて、今日ご紹介するのは、先週の「関ジャム」で紹介されていたBUMP OF CHICKENの「花の名」という曲です。
BUMP OF CHICKENは同番組の中で、たくさんの人の人生に影響を与えていると言われていましたが、確かにそうかも…
ただ、中学生までは吹奏楽部で、ずっと吹奏楽の曲を聴きこんでいたため、あんまりバンドを聞かなかったので、BUMP OF CHICKENを知ったのは高校生くらいでした。10代にBUMP OF CHICKENをあまり聞かなかったのを少しだけ後悔しています。
私が「花の名」を知ったのは、大学生の時。アカペラサークルの先輩方が歌っていたのを聴いたのがきっかけです。なんてあたたかい歌詞なんだろうと思ったのを覚えています。
一緒に見た空を忘れても
一緒にいた事は忘れない
この一説を聞いた時に、「千と千尋の神隠し」の銭婆の台詞を思い出しました。
「1度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで。」
これと通ずるものがあるなと感じました。
友人と一緒に過ごしたりした時間に見た景色を思い出せないことはよくあることですが、過ごした時間が楽しかったことって心のどこかでずっと輝き続けています。それを表しているのがこの歌詞だと思います。私の中でそれの補足的な役割をしているのが、先程紹介したセリフです。「一緒に見た空」も実は忘れていない、思い出せないだけなんだと思います。
皆さんは、見たことも無いはずなのに懐かしい景色が夢に出てくることはありませんか?それがずっと心の中に残っていて、ご飯を食べている時にふと、あれ?あの夢の景色ってあの時の…と思うことが時々あります。そんなふうに、普段は頑張って思い出そうとしても思い出せない景色が、自分の意識の中には実はずっと残っているから、忘れている訳では無い、この歌詞もそう解釈しています。
涙や笑顔を忘れた時だけ
思い出してください
この歌詞がこの曲の中で1番好きです。
例はパッと思いつきませんが、「笑顔を無くしてしまった人に対する曲」はたくさんありますよね。でも、この歌詞は「涙や笑顔」を忘れた人に対して歌っています。笑顔を忘れてしまうことはもちろん悲しいけれど、涙を忘れてしまうことはもっと深刻な気がします。悲しいとか悔しいとか、怒りといった少しマイナスな感情にすら心が麻痺している状態だと思うだからです。
大切な人が、心が疲れて麻痺している時、自分のことを思い出してくれたら、それで少しでも心が柔らかくなってくれたら、そんなに嬉しいことはありません。だからこの歌詞はすごく共感できて、大好きです。
このご時世だから、という訳でもなく、なかなか会えない人が沢山居ますが、そんな人たちの心のどこかに私がいますよに、と願って止みません。
新生活が始まって、新しい環境に身を置いて、新しい学年になって少し心細い日々が続くかもしれません。でも、
あなただけに 会いたい人がいる
皆さんにも、私にも必ず。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。おやすみなさい。明日からも頑張りましょうね!