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【Wed.】#27 カナタハルカ / RADWIMPS

こんばんは、珠です。
寒波が押し寄せていますね。
皆さんのお住いの地域は雪は降りましたか?
私の住んでいる所は先日ものすごい雪でした。
年末に近づいているのが分かりますね。
落ち着いた年末を過ごしたいのですが、今年は仕事でトラブル続き…難しそうです。誰が悪い訳でもないのに起こってしまうトラブルは困りますね、誰かが悪いよりよっぽどマシですが。

先日、すずめの戸締りを観てきました。
新海誠監督の作品は昔から好きでよく見ていました。今作は、今までの作品で1番心にストレートに響く作品でした。
今日はその主題歌、カタナハルカをご紹介します。

君の話す声は 母の鼻歌に似てた

私が好きなサビの歌詞です。
母の鼻歌 ってなんの比喩だろうなと考えた時、私自身の母の鼻歌を思い出してみました。
私にとって母の鼻歌は、とても安心するものだったと気づいたんです。
母の機嫌がいい、という安心だったり、母がそばにいる、という安心だったり。
その時によって安心の種類は違いますが、一貫して、母の鼻歌が聞こえる時は安心していました。反抗期にはその鼻歌も鬱陶しく感じることもありましたが、一人暮らしをしてからというもの、母の鼻歌が聞こえないのがとても寂しいです。
この歌の「君」は、曲の主人公から見た大切な人なのだろうと思います。
父や母は唯一無二、血の繋がった人です。
血の通わない「誰か」の話し声が、血の繋がった母の鼻歌に似ている、というのは運命みたいなものを感じている、という表現のように感じます。

あなたと見る絶望は
あなた無しの希望など
霞むほど輝くから

この歌詞は、作中のすずめのセリフともリンクしている、素敵な歌詞です。
この歌詞はすごくストレートで、大切な人を失って前を向くくらいなら、大切な人と一緒に後ろを振り返りたいという気持ちが伝わりました。

すずめの戸締りは、普段の何気ない会話や、行動、当たり前に見える人の優しさがすごく愛おしくなり、当たり前の行動が時にとても冷たく、重くなると気づき、自分の行動をかえりみるきっかけとなる作品でした。

いってきます、に、いってらっしゃいが返ってくること、ただいま、に、おかえりが返ってくることがどんなに幸せなのか、一人暮らしをしているからこそ、そのありがたみは他の人よりももっと忘れないようにしなければいけないなと感じます。

年の終わりが近づきますね。
人はどんどん歳をとります。
大切な人が近くにいることが当たり前じゃない、そんな当たり前を忘れてしまいがちです。
毎日大切にするのは難しいかもしれない、だから時々かみ締めていきたいですね。

来週で水曜23時の今年の分の投稿は終わりです。何をご紹介するか、まだ考え中です。

皆さんどうか、お体に気をつけて。
おやすみなさい。

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