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【Wed.】#50 AppleMusicの「アーティストについて」について。【aiko】

こんばんは、珠です。
6月がスタート。信じられません。
実家でのんびり年越ししてからもう5ヶ月が経過…?え…?おかしいなあ。

さて今月は新たな試みをします。
AppleMusicのアーティストのページにいくと、一番下に「アーティストについて」という文章があります。
歌詞の解釈やアーティストの魅力をとても綺麗な言葉で綴っているこの文章がとても好きなので、今月はピックアップした「アーティストについて」をご紹介します。

1回目はaiko
aikoさんと聞くと、1番に思い浮かぶ曲は「カブトムシ」です。皆さんは何を思い浮かべますか?「甘い匂いに誘われた私はカブトムシ」恋の甘い匂いに酔って、溶けてしまいそうな女の子の気持ちをうっとりするような歌声で届けてくれるあの曲がとっても好きです。

そんなaikoさんを、AppleMusicではどんな風に紹介しているのか。抜粋です。

「その歌を聴けば、当たり前に続く毎日や、見慣れたはずの風景がキラキラと輝きだす」

「自分の意思とは裏腹に走り出した恋を"夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして"俯瞰するシーンは、斬新でありながら、誰もが共感する心の機微を捉えた名場面」

「aikoはまるで人々の記憶の箱を開ける鍵を持っているかのようだ」

このAppleMusicの紹介を書いている方に私の他己紹介をして欲しいレベル…

多くの人がaikoさんに抱いているイメージをここまで的確に、まだaikoさんをよく知らない人へ伝えることができるのってすごいなあ…と思います。

aikoさんの歌を聴いた時に、毎日が輝き出す。本当にその通りで、通勤途中にシャッフルしてaikoさんの曲が流れると、青空の青がとても綺麗だったり、風が気持ち良いと思ったり、いつも見えている世界のひとつひとつが少しだけズームアップされるようなイメージです。私の中で一番気分が上がるaikoさんの曲は「ボーイフレンド」です。思わず駆けだしたくなるような明るくてポップな曲調と恋する女の子の大好きな人への気持ちが、元気を分けてくれます。ぜひきいてみてくださいね!

そして、2つ目に抜粋した文章。
花火の歌詞って切ないけれど、私はこういう解釈をしないまま、切ない恋の曲だと認識して聴いていただけでした。でも、夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして、という歌詞の「花火」が自分の恋心だと思って聴いてみると、今までよりもさらに切なさがまして苦しくなりました。後に続く、涙を落として火を消した、という歌詞は、もしかして思わず走り出した恋心が叶わない、もしくは良くないものだと思って涙を落として無理やりに消した、という解釈になるのかな…苦しいのに美しいというか、儚い、さながら花火のようですね。

3つ目に抜粋した文章が、今回ご紹介したものの中で一番好きです。
aikoさんの曲を聴いていると、自分の経験したことが鮮明に思い出されます。そして、曲を聴いた時点では経験したことがないことでも、経験したり、それに近い体験をした時にすぐに、aikoさんのあの曲みたいだな……と思うんです。しばらく聴いていない曲ですら、胸のどこかに確実に残っていて、ハッとすることが多いんです。不思議ですよね。
胸の奥にあって、忘れたくないこと、もしくは忘れたいと思っても忘れられないこと。全てをいい思い出にできなくても、aikoさんの曲を聴けば、前を向いたり、少しだけ立ち止まることが出来る。いい思い出じゃなくても、許すことは出来る。記憶の箱を開ける鍵は、閉める鍵でもあります。いい思い出じゃないならせめて、しずかにしまっておきたいもの。aikoさんの曲には、思い出をそっとしまう力もあるのではないでしょうか。

今回はaikoの「アーティストについて」をご紹介しました。自分では気づくことのできない所をしっかりと気付かせてくれる、「アーティストについて」。来週は誰を紹介しよう…考えているだけでもとっても楽しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。おやすみなさい。

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