【Wed.】#17 会心の一撃 / RADWIMPS
こんばんは、珠です。
ぐっと寒くなりましたね。まだ冬物の準備してないよ〜と焦りながら薄手のコートを引っ張り出しました。
秋と言えばみなさんは何の秋ですか?
食欲の秋、読書の秋などなど、たくさんありますよね。やっぱり私は食欲の秋かな…美味しものが多すぎるのが悪いんです(笑)
秋で心が浮かれる一方、最近はお仕事が立て込んでいて、心に余裕がない毎日です。
前の部署がとても忙しかったので、今の部署に来た時はあまりののんびりさに戸惑っていましたが、人間の適応能力とは怖いもので、半年今の部署にいたらそののんびりさに慣れてしまったようです。忙しさに体を合わせていかないとなと思っています。
どちらかというと、仕事が多いのが疲れるというより、人間関係のような気もします…。
私の部署は正社員と専門的な仕事をする職種と非正規雇用の方など様々な職種の方がおり、その中で非正規雇用の方が1番多いのですが、その方々からの目がとても怖くて、最近は声が震えたり手が震えたりが日常茶飯事となってしまいました。でもでも!楽しみなことだってあるから頑張らなくちゃ…!と感情の起伏が激しめの毎日です。
今日はそんな私が毎朝聴いている曲をご紹介します。
会心の一撃 / RADWIMPS
「お前なんかいてもいなくても」
がお得意の 意地悪いこの世界の口癖で
僕の耳元で飽きもせずに
話がしたいなら顔見せなよ
今すぐさ
あと何万回の後悔で
僕は僕の期待を超えられるだろう
この心に足が生えてたら
今日の行き先は違ってたかな
就職試験の合格通知
面白い人間の不合格通知
心は彼方 全力疾走で もういないだろう
「俺に用はないだろう」
圧倒的で感動的な
理想的超えて完璧な
運命的で冒険的な
時に叙情的な未来
Versus
平均的で盲目的
半永久的に安泰な
無痛無臭無害 無安打無失点 の未来
未来 未来
近頃いつ僕は僕のことを
驚かせてやってあげたかな
逃げられてしまう前に早いとこ
一生お前についていくって言わせてやる
自分で自分予測変換
説明書などなしで充分だって
じゃあどこのページに書いてあった?
その
「しょうがないだろう
だって しょうがないだろう」
圧倒的で感動的な
無敵的超えて完璧な
創造的で本能的な
前人未到的な世界
Versus
退廃的で暴力的
悲劇的超えて残酷な
差別的ゆえに反逆的な世界 世界
圧倒的で感動的な
理想的超えて完璧な
創造的で本能的な
奇跡的超えて幸福な
退廃的で暴力的で
悲劇的超えて残酷な
独善的で享楽的な
完膚なきまでに壮絶な
世界 世界 世界 世界 世界 世界
圧倒的で感動的な
理想的超えて完璧な
運命的で冒険的な
時に叙情的な未来 ×2×2
創造的で本能的
芸術的超えて幸福な
延長22回 二死 満塁
3点ビハインド 不敵な笑み
4番 目隠し スウィング
初球 逆転満塁弾な 未来
未来
作詞・作曲 野田洋次郎
RADWIMPSの曲はよく聴くのですが、あまり取上げたことがありませんでしたね。
高校時代から聴いている、好きなバンドのひとつです。
この曲は「○○的な」という歌詞がたくさん使われています。○○的な、という言葉は、人によって捉え方や想像の仕方が違いますよね。
「圧倒的で 感動的な」この歌詞ひとつをとってみても、誰かにとっての「圧倒的」は、たくさんの人が群衆として押し寄せてくる様である一方、誰かにとってはたった1人の大きな存在感の方が横切るだけでも「圧倒的」なのかもしれません。ひとつの言葉に心を動かされて「感動的だ」という人がいれば、ダイナミックな演出の映画を見て「感動した!」という人だっているでしょう。
この曲の大部分は「どんな未来、どんな世界がいい?」と抽象的な言葉だけを与えてくれて、具体的なイメージは私たちに委ねてくれているように思えます。
誰かにとっての理想の未来って、誰にとっても理想かと言われればきっとそうではないから。
ただこの曲のすごいところは、1番・2番のサビに共通して、サビ後半の部分は「誰にとっても」あまり好ましくない未来や世界を「○○的な」で表現しているんです。
サビ前半は「○○的な」で表した『抽象的な』好ましいもの、後半は「○○的な」で表した『具体的な』好ましくないもの。同じ表現でも抽象的になったり具体的になったりするのが面白いです。
さらにさらに、最後のサビでは今まで抽象的に表現されていた理想像が「延長22回 二死 満塁 3点ビハインド 不敵な笑み 4番 目隠しスウィング 初球 逆転満塁弾な未来」といきなり具体的な表現に変わります。
野球ファンからするとこの展開はありきたりな言葉を使うと、『激アツ』なんです。私は長く野球を見てきましたが、「逆転満塁弾」はまだ見た事がありません。
ここまでのサビで出てきた「圧倒的で感動的な理想的超えて完璧な運命的で冒険的な時に叙情的な未来」をRADWIMPSの言葉で映像にすると、この『激アツ』な展開になるんだなと分かります。
疾走感のあるメロディと、抽象的→具体的となる表現が、すごいスピードで走り抜けている時は周りの景色がよく見えないけれど、目的地にたどり着いた瞬間に目の前にくっきりとした景色が広がる様子を描いているようで、唯一無二の曲だなと思います。
涙が止まらなくて周りが見えない今、実は私たちは、立ち止まっているんじゃなくて、ものすごいスピードで自分のたどり着きたい未来に向かっているのかも。そんなふうに思わせてくれる歌詞です。
この曲に毎朝背中を押されたり、手を引かれたりして会社へ向かっています。
机に向かえば涙で前が見えない日もあります。
ただ、きっと私の仕事の向こう側には、誰かの笑顔とか、安心があるから頑張ろうと思えます。そんな自分を誇らしく思って、「お前なんかいてもいなくても」って言われたって気にせず進んでいこう。この曲は忙しくて泣きたくなる毎日でほんの少し希望を届けてくれる大切な曲です。皆さんにご紹介出来て良かったです。
MVはこちら。MVも面白いのでぜひ聞いてみてくださいね。
来年の今頃の私が、「あの時の私すげえ」ってなるような努力をしなくちゃ。
皆さんの「最近頑張ってること」、ぜひ教えてください。なんでもいいです。ダイエットとか、勉強とか、早寝早起きとか、毎日湯船に浸かるとか!お待ちしています。
ちなみに私はダイエットと、節約(毎日のお弁当づくり)の継続を頑張っています…
最近夜は冷えますね…!風邪ひかないようお過ごしください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
おやすみなさい。