陸では出会うことすらないタイプ
こんにちは、てつしです。
久しぶりですね。お察しの通りピースボートの話です。
今回、はちゃめちゃに長いので先に用件を言います。
今ピースボートが危機です。
コロナでクルーズ船のイメージは最悪、経済も終わっている今、ピースボートが危機なので助けて〜〜〜〜!!!
というクラウドファンディングがあります。
これ→ https://camp-fire.jp/projects/view/298983
見てね。
なんだよ最初っから宣伝かよ。と思うかもしれませんけど!
長い文章ってよっぽど面白くないと途中で飽きませんか?
僕も割と読むのやめるからね。
というわけで最初に書いています。忘れるかも知れないですしね。大事なことは最初に言うといいらしいですよ。
この後にちゃんとなんでピースボートを支援して欲しいか書くので、せっかくだし見ていってください。
ピースボートってのは、100万円くらいで地球一周の船旅ってやつです。
ポスターくらいは見たことあるんじゃないでしょうか。
僕は2年前に乗って、けっこう楽しく地球を一周しました。
船旅の中で仲良くなった友達と居場所を始めたし、このnoteも、そうやって知り合った人に向けて書いているフシもあります。
そういう意味では、僕の人生を変えた経験でもあると思います。
とはいえ、僕の大切な思い出だから、無くしたくない〜!ということではありません。(ありませんって言いきっていいのか?)
また乗りたいから続いて欲しい!というのでも……いや、それはちょっとある。
でも、1番の理由はピースボートが地球上にあって欲しいからです。
そのことを詳しく書いていきます。
ある意味で象徴的な、船に乗ってた時に言われまくった(まくってはいない)言葉があります。それが、
「陸では出会うことすらないタイプ」(タイトル回収)(ドヤ顔)
いや、結構な言葉だと思うんですけどね。出会うことすらないってさ、断絶を感じますよ!僕は傷ついています。
いや、「出会うことすらないはずなのに、こんなに仲良くなれたね!」という文脈があるので、そんなに傷ついてないです。盛りました、すいません。
しかし、この言葉が出てくるのは、ピースボートならではだと思うんです。
まず、ピースボートに僕が乗ったときは、10〜30代の若者は200人くらい。
で、若者というのは、僕のように人生に迷って自分探しとかしていると思いきや、陽キャのパーティーなピーポーたちなんですよ。
そうは言っても人生に迷う陽キャのパリピなんですけど。そう思うと親近感わきませんか?わかない?そう……。
対して僕は生来の陰キャ。本来相入れないわけです。陰陽図のようにくっきりと棲み分けがなされるわけなんですね。陸なら。(※えてしてピースボート乗船者はピースボート=船の反対として、地上を陸といいます。)
しかし船は違う。
3ヶ月半船内で寝食を共にし、旅先の感動も、船酔いも恋愛のドロドロも共有して進む船の中にいれば、自然に仲良くなります。
運動会や文化祭みたいなイベントもあって、その企画運営の実行委員をやったりすると、えーこんな人いたんだ!となったりします。
僕は主に「えーこんな人いたんだ!」と思わせる方でした。僕は会う人会う人知らないですからね、驚きというか日常です。いや、それは盛った。僕も驚いてたよ。
話があっちに行ってしまった。戻します。
なにが言いたかったって、人が仲良くなれる空間なんですよ、ピースボートって。
そんで仲良くなると言われるんですね、
「陸では会うことすらないタイプだよね」って。
……もしかしてずっと文句言ってる?
いや、そうではないんです。
船と陸、この概念が実は大事で、この2つは単純に海の上、土の上というだけではないんですね。
船は旅の中にあります。旅とは非日常ですから、ピースボート=船=非日常といってもいいかなと思っています。
対して陸は、地上全般を指すようで実はそうではなく、行き先の土地は別に陸とは言わないように思います。行き先は寄港地。
陸とは住み慣れた日本を指すものだと思います。陸=日本=日常と言えます。
話が長くなってしまった。やっと本題です。
陸では、僕らは出会わないんです。出会っているけど気づかないとかでなく、マジで出会わないんだと思います。
日常には完璧に断絶があって、会わない人には会わないままに生きていける。それは快適でもあるけど、同時に会うことのない人々への想像力を失わせている。
だって、僕は陽キャは悩むことなんてないんだと思ってましたからね。
でも、今は陽キャだって悩むし、僕の悩みも割とわかってくれんだよな~と思えている。
なんだけど、船は非日常でしかないんですよね。
あんなにいろんな人に出会って、仲良くなったけど、日常的に会う人はその中の限られた人しかいない。
船を降りれば、また断絶された日常に戻っていきます。
実際、2年もたてば完全に過去のことで、楽しかった思い出という非日常になってしまった。
現実として、断絶のない非日常は日常には続いていないんですよね。
でも、そんな非日常が今も、自分のものではなくても、この地球上にあったら良くないですか?
非日常だとしても、日常では出会うことすらない人と仲良くなれた経験があるって良くないですか?
そんな経験をした人が、ピースボートが地球上にあるうちは増えてくって考えたら、めっちゃ良くないですか?
僕は良いと思うから、続いて欲しいと思っています。
クラウドファンディングはこれです。
https://camp-fire.jp/projects/view/298983
いろいろリターンも用意されてるし、見てみてください。
直接の支援だけでなく、拡散もいいらしいですよ。
実は締め切りもギリギリなんですけど、もしよかったら。
ピースボートの危機にかこつけて自分語りをした感もあってちょっと恥ずかしいし、クラウドファンディングのリリースから時間が経ってるんで、不精ですいませんという感じですが、今日はこの辺にします。
それでは!